ドラゴンボール
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はあはあと呼吸が早くなり、心臓が激しく脈打ちだした。
このままザマスへついて行けば私は幼少期からのトラウマから、三教授の呪いから解き放たれるのかもしれない。でも、このザマスは私を利用して悟空達を倒させようとしている。
駄目だ、物心がついてからずっと憎い三教授と手下の事しか考えられない。私の人生を狂わせているこいつらが、憎い。できるのなら...。
額から頬にかけて汗が滑り落ちていった。
「無事に始末する事が出来れば力を与えよう。そして他の時空へ渡って、そいつを成敗するのだ」
私を惑わすように囁かれる。ギリギリと固く銃を握って震え続ける手に、ひやりとしたザマスの手が触れた。人間の温度ではないそれにぞわりと鳥肌がたつ。
『どうだ、来ないか?』
息を飲んだ。
「か、母さん!?歌音さん!どうしたんですか!?」
「歌音、アンタ何してんだい!?」
「ッ!」
パァンと1発、自分を呼び覚ますために発砲した。それはザマスの頬を掠めていき、何処か遠くへ飛んでいく。
「私は、」
正直あの三教授と、あいつらと同じ人間ではありたくない。第1宇宙の人間もみんな三教授に従っていた。そんな奴らと同じ扱いをされるのなら、まだ人形として存在している方がまだ楽だったのかもしれない。
「私はッ」
だけど、そんな第1宇宙にも例外として教頭や井伏っちがいる。荊や遥人や刀馬や詩音とだって、みんなで助け合ってきた。だから耐えられた。
それに、地球に来て、初めて人間らしい人間と触れ合えた。暖かくて、優しい人達。まるで第1宇宙のとは別の生き物のような。
新人類なんて分類も所詮は気休めにしかならない、と心のどこかで考えていてしまっていた。
今まで人間でもなく人形でもないと否定しながら生きてきたけど、地球でなら人でいたい。私は、第7宇宙で生まれ変わった、、
「人間だ!!!」
手の震えがピタリと止まった。長きに渡る呪縛から、ほんの少しだけ逃れられた気がした。
「...所詮人間の真似事しか出来ん人形よ、賢くないな。とても哀れだ。」
「フンっ」
「歌音さん避けてください!魔封波ァー!」
緑色のオーラのようなものが彼から出てきてザマスや私もろとも取り込もうとしてくる。ザマスが呆然としている隙に無事逃れて倒れているブルマへ駆け寄った。
「ブルマ、大丈夫?しっかりして!」
「うぅっザ、ザマスは...?」
「ほら、あれ見て」
指を指した先には魔封波でマイが持っている壺へ吸い込まれているザマスがいた。
キュポンと可愛らしい音を立てて細長くなったザマスが壺に入りきる。起き上がったブルマを支えて駆け寄った。
このままザマスへついて行けば私は幼少期からのトラウマから、三教授の呪いから解き放たれるのかもしれない。でも、このザマスは私を利用して悟空達を倒させようとしている。
駄目だ、物心がついてからずっと憎い三教授と手下の事しか考えられない。私の人生を狂わせているこいつらが、憎い。できるのなら...。
額から頬にかけて汗が滑り落ちていった。
「無事に始末する事が出来れば力を与えよう。そして他の時空へ渡って、そいつを成敗するのだ」
私を惑わすように囁かれる。ギリギリと固く銃を握って震え続ける手に、ひやりとしたザマスの手が触れた。人間の温度ではないそれにぞわりと鳥肌がたつ。
『どうだ、来ないか?』
息を飲んだ。
「か、母さん!?歌音さん!どうしたんですか!?」
「歌音、アンタ何してんだい!?」
「ッ!」
パァンと1発、自分を呼び覚ますために発砲した。それはザマスの頬を掠めていき、何処か遠くへ飛んでいく。
「私は、」
正直あの三教授と、あいつらと同じ人間ではありたくない。第1宇宙の人間もみんな三教授に従っていた。そんな奴らと同じ扱いをされるのなら、まだ人形として存在している方がまだ楽だったのかもしれない。
「私はッ」
だけど、そんな第1宇宙にも例外として教頭や井伏っちがいる。荊や遥人や刀馬や詩音とだって、みんなで助け合ってきた。だから耐えられた。
それに、地球に来て、初めて人間らしい人間と触れ合えた。暖かくて、優しい人達。まるで第1宇宙のとは別の生き物のような。
新人類なんて分類も所詮は気休めにしかならない、と心のどこかで考えていてしまっていた。
今まで人間でもなく人形でもないと否定しながら生きてきたけど、地球でなら人でいたい。私は、第7宇宙で生まれ変わった、、
「人間だ!!!」
手の震えがピタリと止まった。長きに渡る呪縛から、ほんの少しだけ逃れられた気がした。
「...所詮人間の真似事しか出来ん人形よ、賢くないな。とても哀れだ。」
「フンっ」
「歌音さん避けてください!魔封波ァー!」
緑色のオーラのようなものが彼から出てきてザマスや私もろとも取り込もうとしてくる。ザマスが呆然としている隙に無事逃れて倒れているブルマへ駆け寄った。
「ブルマ、大丈夫?しっかりして!」
「うぅっザ、ザマスは...?」
「ほら、あれ見て」
指を指した先には魔封波でマイが持っている壺へ吸い込まれているザマスがいた。
キュポンと可愛らしい音を立てて細長くなったザマスが壺に入りきる。起き上がったブルマを支えて駆け寄った。