ドラゴンボール
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夕飯のすべての片付けが終わったのは時計の針が12時をまわった頃だった。
食洗機に入りきらない食器を洗うのにずっと前かがみだった姿勢を伸ばすと背筋からぽきぽきと音がする。ピラフマイシュウの3人も手伝ってくれていたのだが、途中からピラフくんとシュウくんがうとうとしていたので寝かせた。まあ子供だから仕方ないし、眠そうな2人も可愛かった。
そしてマイちゃんは最後まで頑張ってくれてくたくたのようだ。ありがとうね、とぽんぽんと頭を撫でると頬を赤らめたマイちゃんが走って自室に行ってしまった。ちょっと悲しい。
トランクスも既に寝ているが、この時間とはいえ私にとってはまだまだ活動時間なので眠くはなかった。
そして、このままほったらかしにするのはまずいと思うのでテラスへ行ってみると、机に突っ伏して寝息をたてているビルス様といつも通りのウイスさんがいた。ウイスさんは私の気配に気づいたのか、こっちにちらりと視線を向ける。
「お片付けは終わりましたか?」
やっぱり言わなくてもウイスさんは何をしていたか分かるんだなあ。まあ想像すれば誰でも分かるかもしれないけどね。はい、と返事をしながらウイスさんの向かいの席に座ってカラになったパフェの器をぼんやりと見つめた。
それから私達は色々な話をした。未来の地球やザマスやブラックには歯が立たなかったこと、一度倒したこと、タイムマシンが帰ってきた時の状況。途中紅茶を出すのに席を立ち、お茶を出してから思い出した。
「あの、ウイスさん。怪我治してくださってありがとうございました」
言いそびれてすっかり忘れていたお礼。ウイスさんもそういえばそんな事も、と声を漏らした。
それから彼はクスッと笑って
「いえいえ。実はですね...」
☆☆☆
「ビルス様が傷を治せ、なんて自分以外の為に言ったのは貴方が初めてですよ」
向かいに座る少女は「え」と素っ頓狂な声をあげた。
そう、あの時ビルス様は顔には出してはいなかったが焦っていらしたのだ。そんな事他人に対しては今まで見てきて初めて。かも。気に入られているという解釈をしたのか彼女はすんなりと納得したらしく、へえと一言漏らした。
☆☆☆
ビルス様が私を気に入っているなんて心外だ。でも、という事は悟空やベジータなんかもだよね。偶にいじめられてるけどよかったあの2人。
私はあの時仙豆が食べられなかったらしいし、私を生かすために言ってくれたってことだよね。
え、お気に入りって普通に嬉しくね?すご。
「そういえば、タイムマシン帰ってきませんね。どうしたんでしょうか」
ウイスさんはさあ、分かりませんねぇと続けてそろそろお休みになられたらどうです?と言われた。そうだ、私病み上がりだったわ。
そうさせてもらいます、おやすみなさい...と言って、飲み干したカップを持って席を立った。
「ふんっお前も何時になく取り乱してたクセに。僕の目は誤魔化せてないよ」
「あら、聞いてらしたんですか?」
食洗機に入りきらない食器を洗うのにずっと前かがみだった姿勢を伸ばすと背筋からぽきぽきと音がする。ピラフマイシュウの3人も手伝ってくれていたのだが、途中からピラフくんとシュウくんがうとうとしていたので寝かせた。まあ子供だから仕方ないし、眠そうな2人も可愛かった。
そしてマイちゃんは最後まで頑張ってくれてくたくたのようだ。ありがとうね、とぽんぽんと頭を撫でると頬を赤らめたマイちゃんが走って自室に行ってしまった。ちょっと悲しい。
トランクスも既に寝ているが、この時間とはいえ私にとってはまだまだ活動時間なので眠くはなかった。
そして、このままほったらかしにするのはまずいと思うのでテラスへ行ってみると、机に突っ伏して寝息をたてているビルス様といつも通りのウイスさんがいた。ウイスさんは私の気配に気づいたのか、こっちにちらりと視線を向ける。
「お片付けは終わりましたか?」
やっぱり言わなくてもウイスさんは何をしていたか分かるんだなあ。まあ想像すれば誰でも分かるかもしれないけどね。はい、と返事をしながらウイスさんの向かいの席に座ってカラになったパフェの器をぼんやりと見つめた。
それから私達は色々な話をした。未来の地球やザマスやブラックには歯が立たなかったこと、一度倒したこと、タイムマシンが帰ってきた時の状況。途中紅茶を出すのに席を立ち、お茶を出してから思い出した。
「あの、ウイスさん。怪我治してくださってありがとうございました」
言いそびれてすっかり忘れていたお礼。ウイスさんもそういえばそんな事も、と声を漏らした。
それから彼はクスッと笑って
「いえいえ。実はですね...」
☆☆☆
「ビルス様が傷を治せ、なんて自分以外の為に言ったのは貴方が初めてですよ」
向かいに座る少女は「え」と素っ頓狂な声をあげた。
そう、あの時ビルス様は顔には出してはいなかったが焦っていらしたのだ。そんな事他人に対しては今まで見てきて初めて。かも。気に入られているという解釈をしたのか彼女はすんなりと納得したらしく、へえと一言漏らした。
☆☆☆
ビルス様が私を気に入っているなんて心外だ。でも、という事は悟空やベジータなんかもだよね。偶にいじめられてるけどよかったあの2人。
私はあの時仙豆が食べられなかったらしいし、私を生かすために言ってくれたってことだよね。
え、お気に入りって普通に嬉しくね?すご。
「そういえば、タイムマシン帰ってきませんね。どうしたんでしょうか」
ウイスさんはさあ、分かりませんねぇと続けてそろそろお休みになられたらどうです?と言われた。そうだ、私病み上がりだったわ。
そうさせてもらいます、おやすみなさい...と言って、飲み干したカップを持って席を立った。
「ふんっお前も何時になく取り乱してたクセに。僕の目は誤魔化せてないよ」
「あら、聞いてらしたんですか?」