ドラゴンボール
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「ぅぁ、あっガハッ」
普通心臓に強い電流が流れると、心室細動という痙攣を起こして心機能が止まり、その人は死んでしまう。それに身体中を電流が駆け巡っているので臓器へのダメージも深刻なはずだ。
ザマス様の吐き出した血が辺りに飛び散り、制服にシミを作った。私に寄りかかってきた身体から徐々に力が抜けて手刀も消える。どさりと倒れた身体からは、生体反応がほとんど感じられなくなった。言わば虫の息状態である。
「ほぉ、やるじゃないか」
「はぁ、はぁ」
「なかなか大した奴だ。殺した奴よりも遥かに強い」
まさか、本当に倒せるとは思っていなかった。呆然と驚きでブラックの言葉は耳から耳へと抜けていったが、我に返り次はブラックだ...と上空を見上げる。
しかしブラックは仲間がやられたというのに全く焦りを見せていない。強がりというよりはむしろ余裕があるように見える。何か裏が...?
シュン
「孫悟空が来たか」
「ッ!歌音、目を反らすなぁ!」
「う"っ」
お腹に衝撃と痛みが走る。正面から自身を腕で貫いているザマスと目が合う。ブラックを見上げていたせいでザマスの動きが見えなかった。
え、なんでなんでなんで?たったさっき倒したはず、それでなくとも動ける状態ではないのに...。ぐるぐると頭の中を回る思考は、痛みでぐちゃぐちゃになっていった。
ズボッと抜かれた腕は真っ赤に染まり、私の足元にはボタボタと血が落ちていく。
「いっ...」
「人間風情が、この私を倒そうなどと...」
「やめろーーーー!」
歌音を切ろうとしたザマスを、悟空が蹴り飛ばす。続いてブラックが動き出そうとした時だった。
「撃てーーー!!」
「あの人間か!」
「!!」ビリッ
「うぉぁぁぁ!」バリバリバリ
「歌音、これ以上電撃を使うんじゃねぇ!」
「!? あんた、なんなんだいその腹...」
「ハァ、ハァ、貴様、人間のくせにしぶといじゃないか」
「マイ、助かった、よ、耐久だけは、舐めないでよね」
腕を抜かれた所を押さえる。鋭い明確な痛みは麻痺でなくなってきたし、出血もお腹を貫通した割には少なくて穴も小さそうだ。ザマスが細身で助かった、不幸中の幸いというやつである。
ズガガガガガガ
「悟空さん!歌音を連れて行って、死なせないで!」
「す、すまねぇ!歌音しっかり掴まれ!!」シュン
悟空と歌音はタイムマシンに乗ったトランクスの元へ移動する。ブラックとザマスが追いかける頃には、タイムマシンは過去の世界から消えていた。
普通心臓に強い電流が流れると、心室細動という痙攣を起こして心機能が止まり、その人は死んでしまう。それに身体中を電流が駆け巡っているので臓器へのダメージも深刻なはずだ。
ザマス様の吐き出した血が辺りに飛び散り、制服にシミを作った。私に寄りかかってきた身体から徐々に力が抜けて手刀も消える。どさりと倒れた身体からは、生体反応がほとんど感じられなくなった。言わば虫の息状態である。
「ほぉ、やるじゃないか」
「はぁ、はぁ」
「なかなか大した奴だ。殺した奴よりも遥かに強い」
まさか、本当に倒せるとは思っていなかった。呆然と驚きでブラックの言葉は耳から耳へと抜けていったが、我に返り次はブラックだ...と上空を見上げる。
しかしブラックは仲間がやられたというのに全く焦りを見せていない。強がりというよりはむしろ余裕があるように見える。何か裏が...?
シュン
「孫悟空が来たか」
「ッ!歌音、目を反らすなぁ!」
「う"っ」
お腹に衝撃と痛みが走る。正面から自身を腕で貫いているザマスと目が合う。ブラックを見上げていたせいでザマスの動きが見えなかった。
え、なんでなんでなんで?たったさっき倒したはず、それでなくとも動ける状態ではないのに...。ぐるぐると頭の中を回る思考は、痛みでぐちゃぐちゃになっていった。
ズボッと抜かれた腕は真っ赤に染まり、私の足元にはボタボタと血が落ちていく。
「いっ...」
「人間風情が、この私を倒そうなどと...」
「やめろーーーー!」
歌音を切ろうとしたザマスを、悟空が蹴り飛ばす。続いてブラックが動き出そうとした時だった。
「撃てーーー!!」
「あの人間か!」
「!!」ビリッ
「うぉぁぁぁ!」バリバリバリ
「歌音、これ以上電撃を使うんじゃねぇ!」
「!? あんた、なんなんだいその腹...」
「ハァ、ハァ、貴様、人間のくせにしぶといじゃないか」
「マイ、助かった、よ、耐久だけは、舐めないでよね」
腕を抜かれた所を押さえる。鋭い明確な痛みは麻痺でなくなってきたし、出血もお腹を貫通した割には少なくて穴も小さそうだ。ザマスが細身で助かった、不幸中の幸いというやつである。
ズガガガガガガ
「悟空さん!歌音を連れて行って、死なせないで!」
「す、すまねぇ!歌音しっかり掴まれ!!」シュン
悟空と歌音はタイムマシンに乗ったトランクスの元へ移動する。ブラックとザマスが追いかける頃には、タイムマシンは過去の世界から消えていた。