ドラゴンボール
夢主設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
生の全王様を見てから2週間が経過する。
その間悪夢で魘されるようになり、1週間熱が出た。目が醒めると心配そうなブルマやトランクスに看病されている事が多かったものだ。
体調が元通りになってからも3日ほど休養をとってからビルス様の星へ行き、マヤさんの時のような暴走を起こさないように手の空いているビルス様に精神を鍛える修行をつけて貰っていた。以前はよくお昼寝をしていらしたのだが、私のこの修行をビルス様が見るようになってからは殆ど寝ない様になってしまわれる。それがとても申し訳なくビルス様に聞いてみると、「ボクの勝手だから気にするな」と言われた。ビルス様って根は優しいよね。
それで修行の内容はというと、ウイスさんの杖で痛々しい思い出を見るというものである。杖で私の記憶部分と直接繋げる荒技を使ったと教えて貰った。何それ怖い。
「歌音、落ち着くんだ。はい深呼吸」
「は、はひぃ...」
☆☆☆
ビルスは映像の惨さに時々眉をしかめながらも休むことなくそれを見ている。向かい合って座る少女はたまに頭痛がするとこめかみを押さえているのだが、自分の記憶から逃げようとはしなかった。
ビルスも幼い頃から体験して良いものではないこれを、この少女に1人で見せるというのが余りにも酷な事は分かりきっている。心配さ故の付き添いだった。
「ねぇウイス、あの時の歌音は何だったんだろうね」
「あの時は本能で動いていられました。”アレ”と随分似ています」
「ま、まさか、十数年しか生きていない少女がそこまで到達出来るなんて...有り得ません」
「...では、彼女がそれに特化する様に造られているとしたらどうでしょう?」
「ふぅん...」
「無きにしも非ず、といった所でしょうが...」
数日前の破壊神と天使、界王神による会話である。宇宙の頂点から見下ろす者達は粗方正体を見極めていた。
☆☆☆
休憩することになり、修行していた悟空とベジータと合流して一息つく。ビルス様とウイスさんのお気に入りなのか、最近ずっと出されているカップラーメンを1口食べた。
「はぁ、醤油ラーメンおいしー...」
「どうした歌音、精神の修行そんなに辛えんか?」
「うん...気を抜いたら精神持ってかれる...」
「へぇぇ」
「おい歌音、お昼寝の時間が足りないから膝枕してくれ」
「あ、いいですよ」
「あらベジータさんって猫舌なんですね」
「フンッ今更何を」
これが修行がある日の日常だ。休憩中はしょっちゅうビルス様に脚を貸している。なんでも私は香水の様なドぎつい匂いではく、柔軟剤と女特有の匂いがほのかに香るらしく安眠できるらしい。とっても分かります香水にまだ興味が無いからキツい匂いだと思ってしまうよね。ビルス様は嗅覚が敏感らしく、そういう匂いを出す系はお鼻に刺激が強いらしかった。
暫くゆったりしているとウイスさんの杖が淡く光る。ブルマからの連絡が入ったらしい。
『ベジータ!孫くん!あと歌音!今すぐ帰ってきて!!』
とても焦っているブルマの声にベジータは珍しく動揺している。皆でウイスさんに掴まり、約30分かけて地球へ移動した。
☆☆☆
「あああぁ!!やっと帰ってきたわね!」
ピラフマイシュウやトランクスと悟天が既におり、深刻な面持ちをしているブルマに案内されるとそこには傷だらけの青髪青年が寝かされていた。少しトランクスに似ている気がせんでもない。彼の生体反応はとても小さく、瀕死の状態であるようだ。
「しっかりして、トランクス!」
「お、おれ?」
何だかややこしくなってきそうだが、以後この青年を仮トランクスくんと呼ぼう。
瞬間移動で悟空が貰って来た仙豆を仮トランクスくんに食べさせると、目を覚ました仮トランクスくんは突然悟空に殴りかかった。
「!?」
「くッ貴様!!」
その間悪夢で魘されるようになり、1週間熱が出た。目が醒めると心配そうなブルマやトランクスに看病されている事が多かったものだ。
体調が元通りになってからも3日ほど休養をとってからビルス様の星へ行き、マヤさんの時のような暴走を起こさないように手の空いているビルス様に精神を鍛える修行をつけて貰っていた。以前はよくお昼寝をしていらしたのだが、私のこの修行をビルス様が見るようになってからは殆ど寝ない様になってしまわれる。それがとても申し訳なくビルス様に聞いてみると、「ボクの勝手だから気にするな」と言われた。ビルス様って根は優しいよね。
それで修行の内容はというと、ウイスさんの杖で痛々しい思い出を見るというものである。杖で私の記憶部分と直接繋げる荒技を使ったと教えて貰った。何それ怖い。
「歌音、落ち着くんだ。はい深呼吸」
「は、はひぃ...」
☆☆☆
ビルスは映像の惨さに時々眉をしかめながらも休むことなくそれを見ている。向かい合って座る少女はたまに頭痛がするとこめかみを押さえているのだが、自分の記憶から逃げようとはしなかった。
ビルスも幼い頃から体験して良いものではないこれを、この少女に1人で見せるというのが余りにも酷な事は分かりきっている。心配さ故の付き添いだった。
「ねぇウイス、あの時の歌音は何だったんだろうね」
「あの時は本能で動いていられました。”アレ”と随分似ています」
「ま、まさか、十数年しか生きていない少女がそこまで到達出来るなんて...有り得ません」
「...では、彼女がそれに特化する様に造られているとしたらどうでしょう?」
「ふぅん...」
「無きにしも非ず、といった所でしょうが...」
数日前の破壊神と天使、界王神による会話である。宇宙の頂点から見下ろす者達は粗方正体を見極めていた。
☆☆☆
休憩することになり、修行していた悟空とベジータと合流して一息つく。ビルス様とウイスさんのお気に入りなのか、最近ずっと出されているカップラーメンを1口食べた。
「はぁ、醤油ラーメンおいしー...」
「どうした歌音、精神の修行そんなに辛えんか?」
「うん...気を抜いたら精神持ってかれる...」
「へぇぇ」
「おい歌音、お昼寝の時間が足りないから膝枕してくれ」
「あ、いいですよ」
「あらベジータさんって猫舌なんですね」
「フンッ今更何を」
これが修行がある日の日常だ。休憩中はしょっちゅうビルス様に脚を貸している。なんでも私は香水の様なドぎつい匂いではく、柔軟剤と女特有の匂いがほのかに香るらしく安眠できるらしい。とっても分かります香水にまだ興味が無いからキツい匂いだと思ってしまうよね。ビルス様は嗅覚が敏感らしく、そういう匂いを出す系はお鼻に刺激が強いらしかった。
暫くゆったりしているとウイスさんの杖が淡く光る。ブルマからの連絡が入ったらしい。
『ベジータ!孫くん!あと歌音!今すぐ帰ってきて!!』
とても焦っているブルマの声にベジータは珍しく動揺している。皆でウイスさんに掴まり、約30分かけて地球へ移動した。
☆☆☆
「あああぁ!!やっと帰ってきたわね!」
ピラフマイシュウやトランクスと悟天が既におり、深刻な面持ちをしているブルマに案内されるとそこには傷だらけの青髪青年が寝かされていた。少しトランクスに似ている気がせんでもない。彼の生体反応はとても小さく、瀕死の状態であるようだ。
「しっかりして、トランクス!」
「お、おれ?」
何だかややこしくなってきそうだが、以後この青年を仮トランクスくんと呼ぼう。
瞬間移動で悟空が貰って来た仙豆を仮トランクスくんに食べさせると、目を覚ました仮トランクスくんは突然悟空に殴りかかった。
「!?」
「くッ貴様!!」