ドラゴンボール
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ウイスと戻ってきた歌音は腕の中ですやすやと眠っているが、頬と左の掌には痛々しい傷がある。ウイスが血をハンカチで拭うと寝起きのようなバカな間抜け顔で目を覚ました。
「あれ、試合は?どうして左手こんなに痛いの?」
「と、取り敢えず落ち着け」
「驚ぇたなぁ、おめぇ覚えてねんか」
「先程の出来事、どこまで記憶にございますか?」
「えっと、マヤさんの爪がかすって、血を舐められたと思ったら頭が痛くなって、そこからブラックアウト...」
「ふむ、暴走したときの記憶はないのか」
「え、私暴走したの?」
「ああ、すっげえ強かったぞ!」
一向に進まない会話にムカムカと腹が立ってくる。悠長に話している時間なぞ無い。カカロットは分かっていないのかペラペラと喋りはじめた。
「えぇいやかましい!さっきの状況を説明すると...」
☆☆☆
「よし、私向こうの人たちに土下座してくるね」
「お前を暴走させた原因はあの女だぞ。謝りに行く必要はない」
「むしろこっちの方が損害が大きいんだ。とりあえず仙豆食え」
「わかりました...(ポリポリ」
なんとか歌音を言いくるめ、次の試合へ進んだ。
☆☆☆
「ハハハハハ!どうだシャンパァ!この親善試合第7宇宙が勝利したぞぉ!!」
「くっそおおおおおぉぉぉ!」
あの後、フロストさんというフリーザさんそっくりの人が反則負けしたり、第6宇宙のサイヤ人キャベさんが超サイヤ人になったり、もう片方の殺し屋ヒットさんがモナカさんに1発で倒されたり、ロボットのようなマゲッタさんなどなど沢山の選手が戦った。あのヒットさんが八百長試合をするなんて一体何があったのだろう。ウイスさんから理由を聞いて納得せざるを得なかった。ヒットさん優しいね。
前半の2人が聞き覚えのある名前なのだが、なんと詩音が所属している団体の方らしい。さっきキャベさんとコンタクトを取って来たのでその一部をお見せしよう。
「えぇ!もしかして、あの詩音さんの双子のお姉さんですか!?」
「ええ!お名前を聞いた時にもしやと思いまして」
「僕もお会いしてみたかったんです!初めましてキャベと申します!双子なのにあんまり似ていらっしゃいませんね!」
私 達 そ ん な 似 て な い か ?
一応こんな感じだった。双子と言っても2卵生だしクリソツという事はなくても多少似てる〜と言われると思っていたのに。まあ卵子の母体が一緒で精子違い、意図的に2卵生にされたのでそんな似てないかも。まあこんな事他人に言うつもりは無いのだけれど。
お互い印象は詩音のおかげで良いし歳も近かったので打ち解けるのに時間はかからず、あっという間に話し込める仲になれた。詩音の様子や活躍などを教えて貰えるのはありがたい。
あと、私はこの試合でヒットさんのファンになった。悟空と激しい闘いを繰り広げているのを見て“かっこいい”と思ってしまったのが始まりである。勿論悟空もかっこよかったのだが、それとはまた違う感じだ。握手はして貰えたのだが、写真はNGという事で大人しく諦める。まあ宇宙一の殺し屋なのだから身バレしちゃいけないし当たり前だよね。ガード固いところも素敵。
そしてこの後が衝撃であり重要でもあるのだが、全宇宙を統べる全王様がやって来て成り行きで宇宙の運命を懸けた武道大会『力の大会』が開催されることになった。どういう成り行きだと言われてしまいそうだが、それは私にも分からない。そもそも全王様が本当に実在するとは。教科書で見たことはあるけど架空の存在だと思っていた。
「あれ、試合は?どうして左手こんなに痛いの?」
「と、取り敢えず落ち着け」
「驚ぇたなぁ、おめぇ覚えてねんか」
「先程の出来事、どこまで記憶にございますか?」
「えっと、マヤさんの爪がかすって、血を舐められたと思ったら頭が痛くなって、そこからブラックアウト...」
「ふむ、暴走したときの記憶はないのか」
「え、私暴走したの?」
「ああ、すっげえ強かったぞ!」
一向に進まない会話にムカムカと腹が立ってくる。悠長に話している時間なぞ無い。カカロットは分かっていないのかペラペラと喋りはじめた。
「えぇいやかましい!さっきの状況を説明すると...」
☆☆☆
「よし、私向こうの人たちに土下座してくるね」
「お前を暴走させた原因はあの女だぞ。謝りに行く必要はない」
「むしろこっちの方が損害が大きいんだ。とりあえず仙豆食え」
「わかりました...(ポリポリ」
なんとか歌音を言いくるめ、次の試合へ進んだ。
☆☆☆
「ハハハハハ!どうだシャンパァ!この親善試合第7宇宙が勝利したぞぉ!!」
「くっそおおおおおぉぉぉ!」
あの後、フロストさんというフリーザさんそっくりの人が反則負けしたり、第6宇宙のサイヤ人キャベさんが超サイヤ人になったり、もう片方の殺し屋ヒットさんがモナカさんに1発で倒されたり、ロボットのようなマゲッタさんなどなど沢山の選手が戦った。あのヒットさんが八百長試合をするなんて一体何があったのだろう。ウイスさんから理由を聞いて納得せざるを得なかった。ヒットさん優しいね。
前半の2人が聞き覚えのある名前なのだが、なんと詩音が所属している団体の方らしい。さっきキャベさんとコンタクトを取って来たのでその一部をお見せしよう。
「えぇ!もしかして、あの詩音さんの双子のお姉さんですか!?」
「ええ!お名前を聞いた時にもしやと思いまして」
「僕もお会いしてみたかったんです!初めましてキャベと申します!双子なのにあんまり似ていらっしゃいませんね!」
私 達 そ ん な 似 て な い か ?
一応こんな感じだった。双子と言っても2卵生だしクリソツという事はなくても多少似てる〜と言われると思っていたのに。まあ卵子の母体が一緒で精子違い、意図的に2卵生にされたのでそんな似てないかも。まあこんな事他人に言うつもりは無いのだけれど。
お互い印象は詩音のおかげで良いし歳も近かったので打ち解けるのに時間はかからず、あっという間に話し込める仲になれた。詩音の様子や活躍などを教えて貰えるのはありがたい。
あと、私はこの試合でヒットさんのファンになった。悟空と激しい闘いを繰り広げているのを見て“かっこいい”と思ってしまったのが始まりである。勿論悟空もかっこよかったのだが、それとはまた違う感じだ。握手はして貰えたのだが、写真はNGという事で大人しく諦める。まあ宇宙一の殺し屋なのだから身バレしちゃいけないし当たり前だよね。ガード固いところも素敵。
そしてこの後が衝撃であり重要でもあるのだが、全宇宙を統べる全王様がやって来て成り行きで宇宙の運命を懸けた武道大会『力の大会』が開催されることになった。どういう成り行きだと言われてしまいそうだが、それは私にも分からない。そもそも全王様が本当に実在するとは。教科書で見たことはあるけど架空の存在だと思っていた。