ドラゴンボール
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ピッコロさん視点からベジータにかわります
☆☆☆
「な、何ィ!?」
「ぶっ殺す」とか細い声が聞こえた直後、マヤとかいう女は武舞台に埋まっており大きな砂埃をあげていた。突然の出来事で何が起こったか誰も分かっておらず、ビルスでさえも困惑の声をあげている。カカロットやピッコロが身を乗り出して見下ろすが、もくもくと舞い上がる砂埃で全く見えないらしい。
先程の「ぶっ殺す」はおそらく歌音のものになるだろう、しかし一緒に暮らしていてあのような言葉使いは聞いたことがない。という事は...奴の能力でアイツに何かが起こったのか?確かにシャンパは記憶を操るといった。それに精神力がどうとかも言っていたが......。
そうか!あれ程のトラウマを持った歌音なら自我を失ってもおかしくはない!暴走しているのか!
「おい、暴走しているぞ!このまま続ける気か!?」
「今のあいつは歌音ではない。あの女を本当に殺すかもしれんぞ」
「殺しちまうんか!?それじゃあ失格になっちまうぞ!」
焦りを見せるピッコロもオレと同じように察したらしい。以前、「相談役はピッコロさん」と歌音が言っていた事から恐らくピッコロの方がアイツの事情はよく知っているだろう。よく分かっていないカカロットでさえも冷や汗をかいている事から、良くない状況は理解しているようだった。
「マズいですねぇ、歌音さんに抑制出来そうな理性はありそうにないですし」
「ここで手を出したら反則負けになるぞ、暫く歌音の様子を見る」
ビルスがそう決めたからには誰も口を出さなくなる。誰もが舞台に釘付けになった。
歌音は瓦礫の一か所に気功波を数発撃つ。砂埃が晴れた先には、ボロボロになったあの女が肩で息をしていた。
「はぁ、はぁ、どうして...私の能力が効いてないのよ、記憶が全く見れなくなったわ」
「...」
「負の激情...誰?アンタ二重人格?」
「...」
「良いわ、どっちにしろ面白いじゃない。賞金の為にも私が負ける訳にはいかないわ!だってあの人が待っているもの!」
ゴチャゴチャと何かを抜かす女が歌音へ突っ込んでいく。女は体術で歌音を攻めるが、全てのらりくらりとかわされていた。歌音は蹴り上げられた女の足を掴み電撃をくらわすと、倒れた女の上へすとんと座る。
「アンタ何なの!さっきから全然違うじゃない!」
「...」
「何とか言いなさいよ!!」
歌音は女の顔に指を向け気を溜めており、女は爪を鋭く伸ばして攻撃体制に入った。そろそろマズいとそれぞれの破壊神の付き人が動き出した時、女は爪を歌音の顔に向かって突き刺した。それをアイツは気を溜めているのと反対の手で受け止めるのだが、それは掌に刺さっているのだ。痛みは感じないのだろうか。するとそこで爆発がおきて気弾を放ったことが分かり、選手や観客はどよめいた。砂埃が晴れた先にはウイスに手刀を喰らい気絶した歌音と、顔すれすれの地面に穴が空いている女がこれまた気絶していた。
「両者とも再起不能により、第2試合は引き分けとします!」
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「な、何ィ!?」
「ぶっ殺す」とか細い声が聞こえた直後、マヤとかいう女は武舞台に埋まっており大きな砂埃をあげていた。突然の出来事で何が起こったか誰も分かっておらず、ビルスでさえも困惑の声をあげている。カカロットやピッコロが身を乗り出して見下ろすが、もくもくと舞い上がる砂埃で全く見えないらしい。
先程の「ぶっ殺す」はおそらく歌音のものになるだろう、しかし一緒に暮らしていてあのような言葉使いは聞いたことがない。という事は...奴の能力でアイツに何かが起こったのか?確かにシャンパは記憶を操るといった。それに精神力がどうとかも言っていたが......。
そうか!あれ程のトラウマを持った歌音なら自我を失ってもおかしくはない!暴走しているのか!
「おい、暴走しているぞ!このまま続ける気か!?」
「今のあいつは歌音ではない。あの女を本当に殺すかもしれんぞ」
「殺しちまうんか!?それじゃあ失格になっちまうぞ!」
焦りを見せるピッコロもオレと同じように察したらしい。以前、「相談役はピッコロさん」と歌音が言っていた事から恐らくピッコロの方がアイツの事情はよく知っているだろう。よく分かっていないカカロットでさえも冷や汗をかいている事から、良くない状況は理解しているようだった。
「マズいですねぇ、歌音さんに抑制出来そうな理性はありそうにないですし」
「ここで手を出したら反則負けになるぞ、暫く歌音の様子を見る」
ビルスがそう決めたからには誰も口を出さなくなる。誰もが舞台に釘付けになった。
歌音は瓦礫の一か所に気功波を数発撃つ。砂埃が晴れた先には、ボロボロになったあの女が肩で息をしていた。
「はぁ、はぁ、どうして...私の能力が効いてないのよ、記憶が全く見れなくなったわ」
「...」
「負の激情...誰?アンタ二重人格?」
「...」
「良いわ、どっちにしろ面白いじゃない。賞金の為にも私が負ける訳にはいかないわ!だってあの人が待っているもの!」
ゴチャゴチャと何かを抜かす女が歌音へ突っ込んでいく。女は体術で歌音を攻めるが、全てのらりくらりとかわされていた。歌音は蹴り上げられた女の足を掴み電撃をくらわすと、倒れた女の上へすとんと座る。
「アンタ何なの!さっきから全然違うじゃない!」
「...」
「何とか言いなさいよ!!」
歌音は女の顔に指を向け気を溜めており、女は爪を鋭く伸ばして攻撃体制に入った。そろそろマズいとそれぞれの破壊神の付き人が動き出した時、女は爪を歌音の顔に向かって突き刺した。それをアイツは気を溜めているのと反対の手で受け止めるのだが、それは掌に刺さっているのだ。痛みは感じないのだろうか。するとそこで爆発がおきて気弾を放ったことが分かり、選手や観客はどよめいた。砂埃が晴れた先にはウイスに手刀を喰らい気絶した歌音と、顔すれすれの地面に穴が空いている女がこれまた気絶していた。
「両者とも再起不能により、第2試合は引き分けとします!」