ドラゴンボール
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「おい歌音、よくやったじゃないか」
「おめぇ凄かったぞ!」
休憩する程疲れてはいないのだが、ルール上ベンチへ戻らないといけない。取り敢えず行ってみると、機嫌の良いビルス様とテンションの高い悟空に褒めてもらえた。ピッコロさんやベジータはニヤっとした顔をしていて一応祝福してくれているのが分かる。応援席からはブルマ達の声援が聞こえてきたので手を振っておいた。
未だに悔しそうな顔をしているシャンパ様によると、ボタモさんは物理攻撃を異空間へ飛ばす能力を持っているらしい。私のような特殊攻撃系で身体全体にダメージがあるものにはめっぽう弱かったのだ。彼にとってはたまたま相性が悪かったと言うべきか、サイヤ人相手だと随分手こずりそうな能力だなぁ。
次の対戦相手のマヤさんと言う人なのだが、ウイスさんによると2人いる殺し屋のうちの1人だそうだ。第6に殺し屋多くねぇか。その中でヒットさんの次に有名らしく実力も相当なのだそう。しかし素性などは一切情報が無く、これ以上のことはウイスさんも知らないと言った。
休憩を終えて再び闘技場へ降りると、ドえらい美人が既に私を待っているではないか。とても大人の女性って感じがするが、恐らく彼女がマヤさんだ。
「あなたが歌音ね?」
「あ、はい」
コミュ力が高いマヤさんと若干コミュ障を発揮した私ではもちろん会話が続く訳がなく、お互い相手のことを知らないまま試合のコングが鳴ってしまった。マヤさんは不敵な笑みを浮かべているが、当の私はガッチガチである。
「あなたが来ないなら私から行くわよッ!」
マヤさんが飛びかかってきて早速肉弾戦が始まった。けど多分私の方が強い。パンチや蹴りなどは悟空やベジータと比べても圧倒的に軽くて、電撃を使わなくても結構おしている気がする。殺し屋ならなにか飛び道具があるはずだけど、今見極めるのは難しいかもしれない。
マヤさんは地面を蹴り、こちらに向かって飛び蹴りを食らわせてきた。両腕でガードしていると彼女が振り上げた片手の爪がどんどん伸びていき、それを私の顔に向かって振り下ろしてくる。咄嗟にバリアを張ると、キィンと弾ける音がして彼女の手ごと跳ね返っていった。爪からこんな音するのかな、もしかしたら硬質化してるのかもしれない。それから両手で突き刺しやひっかきをしてくるのをバリアでなんとか凌ぐ。そしてあ!と気付いた頃には隙をつかれて爪が私に向かってきており、瞬発力で避けたが頬がパックリ裂けて血が出てしまった。鋭利な刃物と同じくらい結構痛い。それにさっきから顔面を狙ってくるということは容赦なんて微塵もしないんだろう。
マヤさんは爪についた血をぺろりと舐めた。
「ふふふ、楽しみねぇ。これからが本番よ」
ズキンッ
「ぃ”っっ!?」
突如頭が割れそうなほどの酷い頭痛が襲いかかり、両手で頭を抱える。あまりの痛さに膝をついた。
「あらぁ、いいモノ(記憶)持ってるじゃない。無意識のロックが掛かっているから全部は分からないけど、これほどのトラウマを持った女の子は初めてだわ」
気分が高揚してきたのか頬を赤らめたマヤさんがずんずんと近づいてきて、丁度膝の高さにある私の顔を蹴り飛ばした。私は成すすべなく力の方向に従って倒れる。その間に嫌な思い出が走馬灯のように駆け巡り、無意識のうちに忘れていた幼い記憶が思い起こされた。
「あら、簡単にロックが外れちゃったわ。これからの事を考えたらゾクゾクしちゃう」
「や、やめっ、て...」ズキン
「うふふ、これは素晴らしいわねぇ、あなたの悲鳴を聞かせて?」
「っ!?いや“ぁ”ぁ”ぁぁぁ!!」ズキィィン
『おねぇちゃん助けて』『痛いよぉ』『あああぁぁッ!!』『君たちは私達の希望だ』『ふははは!よくできた人形よ!』『実験は成功だ!』『金を積んだ甲斐があったな』
ズキィィン
私達は三教授の____なんだ... ただ操られるために生まれた三教授の人形...
ズキィィン
わたしはあっという間に意識を手放したのだが、その瞬間何か熱いものが胸で弾けたのを感じた。
☆☆☆
歌音が何をされたかは分からんが、頭を抱えたと思うとマヤとかいう女が蹴り飛ばして、断末魔をあげて倒れた。
「フハハハハ!どうだ!!これぞ第6宇宙の力!マヤは記憶を操る能力者、発動条件は相手の血を舐めること!どうやらその小娘は自分のトラウマが精神力に勝ってしまったようだなぁ、残念だったなビルスーー!おーいレフリー早く退場にしろーー!」
「なにぃ~~!?おい歌音!立てぇ!立つんだぁ!!」
ビルスはシャンパの煽りが効いたのか冷静ではなく、孫やベジータも武舞上の歌音を見ている。レフリーが声をかけて頬を軽く叩くと、歌音は目を覚まして立ち上がったのだが何か様子がおかしい。顔つきがいつもと違う。
「ぶっ殺す」とか細い声が聞こえたと同時にマヤという女は武舞台に埋まっており、瓦礫と砂埃にまみれていた。
「おめぇ凄かったぞ!」
休憩する程疲れてはいないのだが、ルール上ベンチへ戻らないといけない。取り敢えず行ってみると、機嫌の良いビルス様とテンションの高い悟空に褒めてもらえた。ピッコロさんやベジータはニヤっとした顔をしていて一応祝福してくれているのが分かる。応援席からはブルマ達の声援が聞こえてきたので手を振っておいた。
未だに悔しそうな顔をしているシャンパ様によると、ボタモさんは物理攻撃を異空間へ飛ばす能力を持っているらしい。私のような特殊攻撃系で身体全体にダメージがあるものにはめっぽう弱かったのだ。彼にとってはたまたま相性が悪かったと言うべきか、サイヤ人相手だと随分手こずりそうな能力だなぁ。
次の対戦相手のマヤさんと言う人なのだが、ウイスさんによると2人いる殺し屋のうちの1人だそうだ。第6に殺し屋多くねぇか。その中でヒットさんの次に有名らしく実力も相当なのだそう。しかし素性などは一切情報が無く、これ以上のことはウイスさんも知らないと言った。
休憩を終えて再び闘技場へ降りると、ドえらい美人が既に私を待っているではないか。とても大人の女性って感じがするが、恐らく彼女がマヤさんだ。
「あなたが歌音ね?」
「あ、はい」
コミュ力が高いマヤさんと若干コミュ障を発揮した私ではもちろん会話が続く訳がなく、お互い相手のことを知らないまま試合のコングが鳴ってしまった。マヤさんは不敵な笑みを浮かべているが、当の私はガッチガチである。
「あなたが来ないなら私から行くわよッ!」
マヤさんが飛びかかってきて早速肉弾戦が始まった。けど多分私の方が強い。パンチや蹴りなどは悟空やベジータと比べても圧倒的に軽くて、電撃を使わなくても結構おしている気がする。殺し屋ならなにか飛び道具があるはずだけど、今見極めるのは難しいかもしれない。
マヤさんは地面を蹴り、こちらに向かって飛び蹴りを食らわせてきた。両腕でガードしていると彼女が振り上げた片手の爪がどんどん伸びていき、それを私の顔に向かって振り下ろしてくる。咄嗟にバリアを張ると、キィンと弾ける音がして彼女の手ごと跳ね返っていった。爪からこんな音するのかな、もしかしたら硬質化してるのかもしれない。それから両手で突き刺しやひっかきをしてくるのをバリアでなんとか凌ぐ。そしてあ!と気付いた頃には隙をつかれて爪が私に向かってきており、瞬発力で避けたが頬がパックリ裂けて血が出てしまった。鋭利な刃物と同じくらい結構痛い。それにさっきから顔面を狙ってくるということは容赦なんて微塵もしないんだろう。
マヤさんは爪についた血をぺろりと舐めた。
「ふふふ、楽しみねぇ。これからが本番よ」
ズキンッ
「ぃ”っっ!?」
突如頭が割れそうなほどの酷い頭痛が襲いかかり、両手で頭を抱える。あまりの痛さに膝をついた。
「あらぁ、いいモノ(記憶)持ってるじゃない。無意識のロックが掛かっているから全部は分からないけど、これほどのトラウマを持った女の子は初めてだわ」
気分が高揚してきたのか頬を赤らめたマヤさんがずんずんと近づいてきて、丁度膝の高さにある私の顔を蹴り飛ばした。私は成すすべなく力の方向に従って倒れる。その間に嫌な思い出が走馬灯のように駆け巡り、無意識のうちに忘れていた幼い記憶が思い起こされた。
「あら、簡単にロックが外れちゃったわ。これからの事を考えたらゾクゾクしちゃう」
「や、やめっ、て...」ズキン
「うふふ、これは素晴らしいわねぇ、あなたの悲鳴を聞かせて?」
「っ!?いや“ぁ”ぁ”ぁぁぁ!!」ズキィィン
『おねぇちゃん助けて』『痛いよぉ』『あああぁぁッ!!』『君たちは私達の希望だ』『ふははは!よくできた人形よ!』『実験は成功だ!』『金を積んだ甲斐があったな』
ズキィィン
私達は三教授の____なんだ... ただ操られるために生まれた三教授の人形...
ズキィィン
わたしはあっという間に意識を手放したのだが、その瞬間何か熱いものが胸で弾けたのを感じた。
☆☆☆
歌音が何をされたかは分からんが、頭を抱えたと思うとマヤとかいう女が蹴り飛ばして、断末魔をあげて倒れた。
「フハハハハ!どうだ!!これぞ第6宇宙の力!マヤは記憶を操る能力者、発動条件は相手の血を舐めること!どうやらその小娘は自分のトラウマが精神力に勝ってしまったようだなぁ、残念だったなビルスーー!おーいレフリー早く退場にしろーー!」
「なにぃ~~!?おい歌音!立てぇ!立つんだぁ!!」
ビルスはシャンパの煽りが効いたのか冷静ではなく、孫やベジータも武舞上の歌音を見ている。レフリーが声をかけて頬を軽く叩くと、歌音は目を覚まして立ち上がったのだが何か様子がおかしい。顔つきがいつもと違う。
「ぶっ殺す」とか細い声が聞こえたと同時にマヤという女は武舞台に埋まっており、瓦礫と砂埃にまみれていた。