ドラゴンボール
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出発前に教頭の資料を見たのだが、そういえば6本足をもつ小さな生物に戦慄した記憶があった。他にも8本足だったり空を飛ぶものだったりもいたような。
あれ?さっき見たのがムシ、ってやつなのか?
そのおどろおどろしい見た目を思い出して鳥肌が立ってきたので、ムシについては考えるのをやめた。
私達に与えられた最初の任務はなんだったか。
ふと1歩踏み出した時、立ちくらみのように頭がフラフラした。思い返したら移動してきた7日間はしょっちゅう不摂生していたし、寝不足の時もあれば寝すぎた時もある。生活リズムが崩れて体調が良くない。はあ、問題点は山積みなのかも。
がさがさと手持ちのJKカバンを探ると、任務内容が書いてある紙を見つけた。
“ついた街で長期間住めるところを探せ。一ヶ月後にまた本部集合”
と簡潔な文章がプリントされている。もっと何か書くことは無かったのだろうか。例えば頑張ってね!とかめげるな!だとかさぁ。これはいくらなんでも雑すぎるぞ。
ちなみに私達が元いた星から第12宇宙まで1人ずつ派遣されているという話だが。
第1宇宙にいるのが荊である。一番近くてうらやましい。なんせ第7宇宙にくるまでかなり日にちがかかっているのだ。元の星の最先端の技術を使ってもここまで時間がいるのだから、第12宇宙とか考えたくもないね。
派遣数週間前、三教授の部下である科学者達が移動速度と距離を計算して日数を割り出すと、私には1週間という結果が出た。それを聞いた時は吃驚したものである。この間何をすればいいのかと。授業を受けなくて良いのは嬉しいが、時間を潰すものは何も用意しておらず、途方もない時間を軽装備で挑むのは無謀だと感じていた。
残念なことに携帯電話などは持っておらず、通信手段は宇宙船に着いているメッセージ機能と音声マイクだけ。メッセージの送り先は三教授やその部下宛なので、送ったところで返事は返ってこないし、マイク機能もオンボロ、ノイズがえぐくて使えたもんじゃない。
唯一頼りになったのは本だった。
しかし実際に経ってみると、とってもひっどく長かった。やりたい事は1日もあれば飽きたし、地球の資料はすぐ見終わるし、本も読んだが普段はしないことは集中できない。結果本は積み上げられたままだった。寝ていた事もあったが目が覚めてしまっていた時は勉強していた。あの時だけ私はガリ勉だった。
1番遠い第12宇宙は約2週間もかかるらしい。正気の沙汰ではないその時間、私だったら確実に孤独死していた。私よりも寂しがり屋な葵ちゃんは第5宇宙へ派遣されたけど、多分1日で死んじゃうんじゃないかな。大丈夫かあの子。
少々取り乱してしまったが、任務にもある通り住めるところを探そう。さすがに知らない星で野宿はしたくない。
ところでここはどこだ。周りには高い建物や住宅地が見えるので都市で間違いないのだが。...ここ庭っぽくないか?壁で仕切られている中に、持て余されたような庭と建造物がある。土地が尋常じゃない広さであるということは、持ち主は富裕層であるのかもしれない。ぽつんとあるドーム状の建物には”Capsule corpo ration”の文字があった。生体反応を調べてみると、感知できる範囲内いっぱいに感じられる。ここら辺の人口密度凄いぞ。
さてと、この宇宙船や着陸で少々荒れた地面をどうしようかと頭をひねらせた所で、建物から人が出てきた。
あれ?さっき見たのがムシ、ってやつなのか?
そのおどろおどろしい見た目を思い出して鳥肌が立ってきたので、ムシについては考えるのをやめた。
私達に与えられた最初の任務はなんだったか。
ふと1歩踏み出した時、立ちくらみのように頭がフラフラした。思い返したら移動してきた7日間はしょっちゅう不摂生していたし、寝不足の時もあれば寝すぎた時もある。生活リズムが崩れて体調が良くない。はあ、問題点は山積みなのかも。
がさがさと手持ちのJKカバンを探ると、任務内容が書いてある紙を見つけた。
“ついた街で長期間住めるところを探せ。一ヶ月後にまた本部集合”
と簡潔な文章がプリントされている。もっと何か書くことは無かったのだろうか。例えば頑張ってね!とかめげるな!だとかさぁ。これはいくらなんでも雑すぎるぞ。
ちなみに私達が元いた星から第12宇宙まで1人ずつ派遣されているという話だが。
第1宇宙にいるのが荊である。一番近くてうらやましい。なんせ第7宇宙にくるまでかなり日にちがかかっているのだ。元の星の最先端の技術を使ってもここまで時間がいるのだから、第12宇宙とか考えたくもないね。
派遣数週間前、三教授の部下である科学者達が移動速度と距離を計算して日数を割り出すと、私には1週間という結果が出た。それを聞いた時は吃驚したものである。この間何をすればいいのかと。授業を受けなくて良いのは嬉しいが、時間を潰すものは何も用意しておらず、途方もない時間を軽装備で挑むのは無謀だと感じていた。
残念なことに携帯電話などは持っておらず、通信手段は宇宙船に着いているメッセージ機能と音声マイクだけ。メッセージの送り先は三教授やその部下宛なので、送ったところで返事は返ってこないし、マイク機能もオンボロ、ノイズがえぐくて使えたもんじゃない。
唯一頼りになったのは本だった。
しかし実際に経ってみると、とってもひっどく長かった。やりたい事は1日もあれば飽きたし、地球の資料はすぐ見終わるし、本も読んだが普段はしないことは集中できない。結果本は積み上げられたままだった。寝ていた事もあったが目が覚めてしまっていた時は勉強していた。あの時だけ私はガリ勉だった。
1番遠い第12宇宙は約2週間もかかるらしい。正気の沙汰ではないその時間、私だったら確実に孤独死していた。私よりも寂しがり屋な葵ちゃんは第5宇宙へ派遣されたけど、多分1日で死んじゃうんじゃないかな。大丈夫かあの子。
少々取り乱してしまったが、任務にもある通り住めるところを探そう。さすがに知らない星で野宿はしたくない。
ところでここはどこだ。周りには高い建物や住宅地が見えるので都市で間違いないのだが。...ここ庭っぽくないか?壁で仕切られている中に、持て余されたような庭と建造物がある。土地が尋常じゃない広さであるということは、持ち主は富裕層であるのかもしれない。ぽつんとあるドーム状の建物には”Capsule corpo ration”の文字があった。生体反応を調べてみると、感知できる範囲内いっぱいに感じられる。ここら辺の人口密度凄いぞ。
さてと、この宇宙船や着陸で少々荒れた地面をどうしようかと頭をひねらせた所で、建物から人が出てきた。