このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

ドラゴンボール

夢主設定

この小説の夢小説設定
夢主
双子の妹

悟空が向かいで準備体操を始めた。パーティーで騒いでいた時は暑かったのだが、静かになった今は肌寒く感じる。

「じゃ、はじめっか!」

「うん、ばっちこい!」


私達の間に風が吹き抜ける。
どうやらギャラリーは少し離れたところで観戦しているらしい。


「空飛べっか?」

「飛べません」

さも当たり前かのように聞いてきた。もしかして地球人は皆空を飛べるんだろうか。いや、教頭の資料にそんなの無かったはず。でも誰も来たことがないんだから本当のことは分からない。

「もしかして地球人って皆空を飛べるの?」

「いや俺たちだけだ」

クリリンさんが即答した。
では何故ここの人達だけが飛べるのかが謎だが、生体反応は普通の人よりも大きいので何かあるんだろう。

悟空は独特の構えをとると、「オラから行くぞ!!」とこちらへ踏み出す。私も1歩足を出した。
いろんな所から拳や蹴りが繰り出される。私も負けじと拳を突き出した。
彼はどうやら格闘家の方だ。対人訓練は割とできる方だったので、それはなんとか対処出来そう。
しばらくして、悟空が目の前から消えた。生体反応が後ろに移動している。
パンチされた。

「いっ」

鈍い音がして、地面に激突した。ただひたすらに痛い。
生体反応が動いたということは、瞬間移動的なものかな?あれ、刹那と同じ能力だ。

「わ、悪ぃ!ついつい力が入っちまって、」

腰をさすりながら立ち上がると、悟空は吃驚した表情をしている。

「立てるんか!?おめえすげぇなぁ」

殴った本人がこう言うのである。どんだけ強かったんだよ、あたり所悪かったら食ってたもん全部撒き散らしてたぞ。

「なぁ、地面が割れてるぜ、コンクリなのに...あいつの丈夫さすげえな」

ギャラリーから声が聞こえてくるが、気にしない。パンパンと服の埃をはたいて続きを要求した。


深呼吸して、悟空に向かっていく。
次は私が攻撃を仕掛けたが、ガードされたり軽く受け流されたりして、ダメージはほとんど与えられていない。一瞬油断した隙に、がら空きのお腹にグーパンをくらわせた。

「 い"っ!?」

しかし、力の差があるのであまり効かなかったようだ。何ならこちらの拳が痛い。筋肉硬すぎだ。
握っている手を開いて電撃を含ませた気功派を放った。

「くっ!」

ちょっと大きめのを放ったことは秘密だ。ズザザザと後ずさりした彼は、受け止めた事で体が感電している。
13/102ページ
スキピ