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ドラゴンボール

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夢主
双子の妹

「なぁ歌音、手合わせしてくんねぇか?」

「えっ、今?」

「あぁ。おめえ強そうな気がすんだ」


この前も聞いたことがあるその"気"とはなんぞや。聞いてみると、この"気"はそれと違うやつだと。普通に気がするだけらしい。


「悟空さ、歌音が困ってるべ。女の子にそんなこと言うでないだ!」

闘う気など一切無かったので、チチさんの助け舟がありがたい。上手く乗り切ろう。

「お前の気は一般人と変わらんが孫が言うなら何かあるんだろう。武術の経験はあるのか」

むしろ元の星では武術を育てられてきたので「一応...」と答えると、ピッコロさんはニヤリとした。
亀仙人さんが「ワシは気になるぞい」と賛同してから空気が一変した。クリリンさんも頷いている。
これはやらざるを得ない雰囲気だ。


「悟天!ヒソヒソ」

「う、うん。
ねぇ、歌音ねぇちゃん、僕見てみたいなー。ねぇちゃんの戦うところ」

上目遣いで見上げてくる悟天に、私は負けた。思わず「...仕方ない」と口から漏れる。


「(ちょろ)」

「よし、決まりだな!ブルマあそこの広場使わせてもらうぞ」

「いいわよ〜」

なにかクリリンさんから失礼な事を思われた気がしたので一睨みしておく。彼と目が合うと、顔の前で手のひらを合わせてごめん!と口パクで言った。この野郎、子供を使うなんて卑怯だぞ。
でも戦うのはちょっぴり楽しみである。地球人の強さはどれくらいなんだろう。訓練以外で戦うなんてはじめてだ。
近くにプールがあるので気をつけないと。うっかり感電しましたなんて事になったら、暫く再起不能で動けなくなる。さすがにそれは避けたい。


「おねーちゃん頑張れーー!!」

マーロンちゃんの声が聞こえた時に、私のやる気が何倍にも膨れ上がった。自分で言うのもなんだが、私ちょろくないか。
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