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ドラゴンボール

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夢主
双子の妹

「ほんと何回100万ボルト放ったか...」

『わはは!お前えぐいな!うちでも1回でこりごりや!』

「おかげで体内電気空っぽだよ〜」

あぁ、1度荊にも放ったことあった。小学校で大喧嘩した時だっけ?もう詳しいことは覚えてないけど。
肩をとんとん叩かれる。振り返るとヤムチャさんがいるではないか。

歌音!赤ちゃん産まれたぞ!」

「へ?」

二カッと笑った彼の後ろに、さっきまでいなかったブルマと人だかりがあった。あれ?いつの間にブルマ来てたんだろう。

「キミかなり長電話してたよ」

「とーってもご機嫌にお話されていたので皆さん声をかけるのを躊躇っていたそうですよ」

近くでご飯をかき込んでいたビルス様やウイスさんが教えてくれると、ヤムチャさんは「だからオレが知らせに来たんだぜ」とドヤ顔をかましてくる。
あぁなるほ...ど?え?

「だから、産まれたんだよ」

「え、ぇえええ!」

腹の底から声が出た。
後でかけ直す!と荊の返事もロクに聞かずに通話を切り、急いでブルマの元へ向かう。彼女の腕の中には、おくるみで包まれた赤ちゃんがキャッキャと笑っていた。本当に産まれてる...。

「あら、随分長かったじゃない」

「ブルマ!」

「何?」

「お、おめでとぉ!」

体に負担をかけないように力強く抱きついた。
私がいない間に何があったのか聞くと呆れた笑みを浮かべながら説明してくれたのだが、なんともぶっ飛んでいるのだ。
ウイスさんによって赤ちゃんが出てきたらしいが、隣にいたチチさんは産まれたと言うよりも出現したの方が表現が正しいと言っている。よく意味は分からない。しかし引っ込んだお腹を見ると本当にやったのだと納得せざるを得ないのが天使。
きょとんとした赤ちゃんと目が合い顔を近づける。その無垢な瞳は私が誰なのかを知りたそうだ。

「えっと...居候歌音で〜す」

「はぁ?何言ってんの、ブラちゃ〜ん歌音お姉ちゃんよ〜」

「そうだぞ歌音姉ちゃんだぞ〜」

「お、お姉ちゃん?」

「バッカね、もう娘みたいなもんでしょ。ねっベジータ」

「フン」

はうっ!横ではトランクスも首を縦に振っている。
鼻の奥がツーンとしてきて感嘆の涙がちょびっとだけ出た。
抱いてあげて、と赤ちゃんもといブラちゃんを受け取ると、きゃっきゃと腕を伸ばして私の頬にぺちっと手を添えてくる。何だか受け入れて貰えた気がした。

「はじめまして、よろしくねブラちゃん」

「あーい!」


☆☆☆

きゃわきゃわ...と頬を赤らめながらブラを突っつく歌音は今までに無いくらいのアホ面を引っさげている。
カカロットとその息子が奴等をスカウトしに行ったのを皮切りに、他もぞろぞろ帰っていった。だがビルスや老界王神は出し続けられる飯を依然食らい続けている。
するとブラをブルマに預けた歌音は静かになったテラスを見てぼそっと呟いた。「修行した方がいいかなぁ」と。ほぉ?

「俺様が相手になってやる」

俺がそう言うとあからさまに肩が跳ね、ギョッとした顔で振り返りやがる。何が不満だ。

「俺はここ数ヶ月まともに動いとらん。肩慣らしにはお前が丁度いい」

「そ、そうだとしても帰ってきた悟空とした方が良いのでは?」

「カカロットなどいつ帰ってくるか分からん奴を待つ時間はない。つべこべ言わずに来た方が身のためだぞ」



☆☆☆


結局有無を言わせなかったベジータのあとを着いてトレーニングルームに足を踏み入れると、乗り出した半身がずしりと重くなった。
ベジータによれば重力が50倍くらいに設定されているらしい。これでもいつもの4分の1くらいだそうだ。この男、つくづく恐ろしい。毎日こんな事をしていたのか。
全身に重力がかかって思う様に歩けない、立っているだけで精一杯だ。そんな私を見てベジータは鼻で笑った。彼は至って普通に立っている。ハンデよこせ。

「俺は超サイヤ人にはならない。お前も電撃は使うなよ」

「え、ちょっとま、うわ!」

慣れさせて!と口から出る前に、耳の横をベジータの足が通り過ぎた。足元がもつれるだけでコケそう。尻もちなんて付いたら大惨事だ。
彼が超サイヤ人にならないだけなら大きなハンデになるけど、私の電撃が使用禁止となれば話は変わる。プラマイゼロ、むしろマイナスだ。それにビルス様の星で彼と組手をした事はあるのだが、その時と出来ることが違う。飛べない走れない逃げられないとくれば対抗するしか無いのだろう。しかし楽々と移動する事が出来る彼に適うものなのか。
ベジータの動きを見ると、強く握られた拳が飛んできた。拳には拳だ!脳筋な私も考える間もなく大きく腕を振りかぶって彼の拳にぶつける。ドォンと重い衝撃が腕から肩に響いた。
重力で身体に芯が出来たようで中心がブレていないのが幸い、ズリズリと片足がズレていく。
この拳はベジータと対等に渡り合えた様だ。

「ぐぬぬぬ...」

「ほう、少し力が落ちたか?」

彼は余裕たっぷりに笑っている。この先のことを考えると頭痛がしそうだ。
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