合宿
名前変更
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「おはようございます」
「え!?眞島君!?」
習慣で朝早く目が覚めた。
軽くランニングでも行こうかと部屋を出て顔を洗ったりしてウロウロしていると、武田先生が1人で朝食を用意してるのが目に入ったので声をかけた。
まさかこんな早くに食堂に来ると思ってなかったのか先生は随分と驚いていた。
「すいません、驚かせちゃいましたか?」
「少し、驚きました」
笑う先生に自分も笑った。
「何か手伝います」
「え!?そんな、悪いですよ!」
「なにか手伝わせて下さい」
ニッと笑うと先生は仕方ないと笑った。
「アップするぞー」
朝食をとり、少し休憩した後ロードワークの前のアップを皆でする。
翔陽と飛雄ちゃんが騒いでいて今日も元気だな~と眺めているうちにアップは終わりぞろぞろと移動する。
ロードワーク行くぞ~との澤村さんの声にテンションが上がったのか、翔陽が勝手にスタートの掛け声をして走り出した。
「えっ」
皆が驚いてると飛雄ちゃんが少し怒りながら追い掛け始めたのを見て皆も慌てて走り出した。
「ったく…ほんとアイツ等元気だな」
「確かにな」
うんうんと頷きながら走るのは田中先輩と西谷先輩で、その隣に並んで走っていった俺は思わず笑ってしまった。
「何笑ってんだコラ」
「いや、お2人も十分元気なのにな~って」
「アイツ等が特別元気すぎるんだよ!」
確かに、あの2人は元気すぎる。
ほら今も元気に走って火がついたのか競いだして…競いだして?
「ちょ、翔陽!飛雄ちゃん!俺も混ぜて!!」
「「はやっ!!」」
走るスピードを上げると翔陽と飛雄ちゃんの隣についた、因みに先頭だ。
「なっ!?」
「晴樹はっやいなー!!」
「翔陽と同じくスピードは売りだからな!!」
負けないぞーと笑うと翔陽に火がついたのかスピードをぐんぐんとあげて走り出した。
「え、ちょ、前見て「うおぉおおおぉ!!!!!」
注意する前に見えなくなってしまった翔陽に冷や汗が流れる。
「あ、あの!主将!!翔陽が!!」
「………確実迷子になるだろうな…」
前見て走って無かったし。
皆が無言になった後、澤村の溜め息が溢れた。
「ロードワークしながら日向を探すぞ」
その言葉に若干名嫌そうな顔をしていたが、3年と1・2年に別れて捜索することになった(因みに俺は嫌な予感がしたので1人で探すことにして抜け出した。ちゃんと主将には伝えてある)
とりあえず近くを見て回り道行く人に聞いてみたりもしたが目撃情報は手に入らなかった。
「ん~どこ行ったアイツ」
心当たりのあるところは探したし…後は路地とか普段行かないところだよな
そう思って細い道や普段は行かない道を探索していると、少し向こうに見えた空き地に翔陽がいるのが見えた。
「翔陽!お前迷子になんなよ!!」
「あっ、晴樹!!ごめん!」
振り返った翔陽に近付くともう一人誰かいるのに気が付いた。
「えっと…こんにちは?」
「あ、こいつ孤爪研磨!バレーしてて、2年だって!!」
「バカお前、年上にタメ口使うなよ!あ、俺は眞島晴樹です。好きに呼んで下さい」
「じゃあ、晴樹…別にいいよ、そういうの…体育会系の上下関係みたいのきらいだから…だから、タメ口でいい」
そう言った孤爪さん改め研磨にわかったと頷いた。
「ねえ、それよりさ…」
「ん?」
「コート上の鷹、だよね?」
思わずえ?っと声が出た。
あれってここら辺の学校の人が勝手に言ってるんじゃないの?
「えーっと…」
ギュッと手を握られ困惑していると、大きな声が響き渡った。
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