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薄桜鬼

「我が妻よ、迎えに来たぞ」

「……千景さん、私は貴方の妻になってないでしょ」

「そうだぜ風間。コイツはオレのもんになるんだからよ」

「はい、匡さんも少し静かにね」

「……して、あなたは結局のところ風間と不知火のどちらを選ぶのですか?」

その言葉に、風間と不知火と天霧の視線が集まり、ため息を吐く。

「あのさ、新年早々にそんな面倒臭い話出さないでよ」

「なっ、面倒臭いだと……?」

「とりあえず、参拝、行こうよ」

そう言って手を差し出して笑うと、不知火はニイッと笑い手を取った。

「不知火!そう気安く手を「ほら、千景さんも」

「………仕方ない」

両手に繋がれた手をキュッと握ると、微笑んで歩き出した。

今年も騒がしいかもだけど…楽しく過ごせそうだ。




サクラミチ〜三人の鬼と一緒に〜
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