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薄桜鬼

「千鶴、薫。明けましておめでとう」

「姉様!」

「明けましておめでとう。全く…もう少し厚着しなよ」

そう言いながらどこからか取り出した襟巻きをぐるぐると巻いてくれる薫に微笑み、千鶴と薫の手を握る。

「ありがとうね、薫。さて、参拝に行こっか」

「はい!私、おみくじもしたいです」

「勿論!誰が一番運勢が良いか、勝負でもする?」

「きっと僕だね」

「わ、私も負けないから!」

顔を見合わせて楽しそうに笑う双子に、頬を緩ませた。

今年も、穏やかな日々が続きます様に。




サクラミチ〜双子と一緒に〜
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