アズリエル
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「泣き虫のボクからアドバイスするとね、」
白い毛玉に頭を撫でられる。いまは何も聞きたくない気分なので、その声も言葉も、耳をすり抜けていく。はずだった。
「涙はいつか枯れるから、いまはキミの心の思うままにしてね」
「……じゃあ、そばにいて」
「うん。ここにいるよ」
「……、……ありがと」
幼い少年が、頼もしく見えた日。