独り言小ネタ
シリアスぶったネタひとつ。
某歌謡曲をイメージして。うろ覚えだけど。親が口ずさんでるの聴いて。
文、駄目だ。わかってる。
知っている。
ぼくは。
気付いて、しまったから。全て――。
ぼくには愛するひとがいる。
愛する、恋人がいる。
けれどきみにとっては。
ぼくに向ける何もかもが、ツクリモノ。
気付いたのはいつからだろうか。きみの側に居られることが嬉しくて。幸せで。
恋は盲目とはよく言ったものだと思う。
もっと、早く。気付けた筈だ。小さな違和感に。通信端末の履歴に残るのは、ぼくからきみへのものばかりで。きみから連絡してきた痕跡など一つも無くて。
いつだって。
声が聞きたいと思うのはぼく。
会いたいと願うのはぼく。
隣に居たいと望むのもぼく。
そう。求めるのはいつも、ぼくだ。きみから求められたことは一度として無い。
会いたいと言えば来てくれる。欲しい言葉を、温もりをくれる。ただそれだけ。心を通わせている様に見えて、その実どうしようもない程ぼくの一方通行。
きみは演じているんだ。ぼくの恋人、という役を。幸せな恋人同士を。
それでも。分かっていても。きみから離れることができない。できる筈がない。いつこの舞台の幕が下ろされるのか、不安と恐怖に身を竦ませながらもきみを手離せない。
どこまでも愚かな自分を嘲笑い。
そして今日も続けてゆく。弱いぼくは、この幸せ芝居の舞台上で。騙されてる振りを、し続ける。
―――
はい終わり!ぎゃぁぁぁっ、書いといてなんだけど!悶絶する。駄目さに。
ハピエンにしたい。いちお頭にある。書かないけど。ただネズミさんは求め慣れてないだけだよ!てゆう。本当は連絡しまくりたいんだよ!てゆう。端末片手に悶々して結局できないんだよ!てゆう。本当は両想いだよ!てゆう。私が書くとネズミさんへたれるのはなぜ。