独り言小ネタ

 
 
 
小ネタ。書いた。
ぐだぐだ。



『続・敵』



なぜだ。



トーリは心の中で盛大にうなだれていた。

あのツキヨとか言う小ネズミが、今日は一緒ではない事を朝の時点で確認したトーリは、このチャンスを逃すまいと敬愛する上司、紫苑をお昼に誘った。

快く了承してくれた上司と、公園にて昼食を取ることになったのだが、肝心の紫苑のお昼は自宅からお弁当が届けられるらしい。

そして、そのお弁当を届けにきたのは。

小ネズミ同様、友人だと言う茶色い毛並みの中型犬。

弁当を渡し紫苑からお礼と抱擁を受けていた犬はトーリを一瞥し、わふんと小馬鹿にする様に小さく吠えた。



どうしてこうなるのか。


紫苑委員と二人でランチ!



と喜んだのも束の間、描いていた楽しい時間は儚く散り、夢と消えた。犬はトーリと紫苑の間に陣取り、紫苑とせっかく仕事以外で共に居ると言うのに、会話に集中する事もできない。犬が、こちらを向きもしていないのに、トーリに威圧感を放っているからだ。当然と言うべきか、紫苑は全く気付いてない。

そうこうしてる間に、昼食を食べ終わり、仕事場に戻らなければならなくなった。戻る道すがらも、犬は紫苑に寄り添い歩きながら紫苑が何か話す度に相槌を打っている。逆もまた然り。確かにそこには意思疎通ができていた。

親しげなその様子を、数歩後ろから眺めていれば。聞こえてきたのは嬉しそうな上司の声。

「分かった分かった。今日は帰るよ。え、迎えに来てくれるのか?ふふ、お前に護衛してもらうのも久し振りだな」

今日は帰る。護衛。

つまり、自分は仕事以外の関わりを今日はもう諦めるしかないという事。

自分を呼び、仕事場へと向かう上司の背中。犬が振り向き、再び小さく一吠え。



ご愁傷様。出直してこい。



空耳だとは思えなかったそれに、敵は小ネズミだけではないと悟り、トーリの内に暖かな陽気とは真逆の寒風が吹きすさぶのだった。



ヲワタ






 
イヌカシ印のわんこVSトーリでした!
全体的にスイマセン!
トーリ君嫌いじゃないのよ?

ツキヨは多分、火藍ママの新作パンの味見かなんかで居なかったんじゃないかな。




ちーさんもし見てたらば。
億が一にも気に入ってくれたらば。

捧げたり、とかしてあげても、いいんだからね!(謝!)


なんてこと口走ったあの日。

独り言内で収まる長さに纏めるのがけっこう難しいの。

文章力無いのに。
文章がますますおかしくなるね!





 
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