短編
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裏切り者だと言われようが、私は構わない。
大切な人を守る為に手段を選ばないと決めた、、、。
私は貴方が幸せならそれでいいの。
貴方が私ではない、誰かと一緒に生きる事を選んだとしても、、、
貴方が生きているだけで、私は幸せなの。
最後の戦いが始まった。
死喰い人と共にホグワーツに入った私を見て、ハリー達は目を大きく見開いていた。
リーマスもそれは一緒だった。
私は彼らと一緒にヴォルデモート共に戦っていたのに、急に彼らの前に死喰い人として現れたのだから驚くのは当たり前だ。
「ゆりが、、、どうして、、、、。」
「ひひひ、ゆりは初めからこちら側だったんだよ。
ポッター、裏切られた気分はどうだい」
嫌な笑い方をしながらベラトリックスはそうハリーを挑発した、
「君は、、、、僕の母さんの親友だったって!!
そう言ったじゃないか。」
「ハリー、そう親友だった。
、、、、、そう思わせて裏切ってやったのよ。」
リーマスの顔が憎しみに歪むのが見えた。
その顔に心が軋んだけれど、手を握りしめ彼らの方に杖を向けた。
「、、、さあ、、、始めましょう!!
クルシオ!!!」
杖から閃光がが放たれた。
ハリー達もすぐに杖を構え、戦いは始まった。
私は死喰い人達と離れ、セブルスのところまで走った。
「セブ!!!
私たち、これで会うのが最後かも知れないから言っとくわ。
今までありがとう、、、、あとは任せたわ。」
「ゆり、気をつけろ。」
その言葉にうなづいて走り出した。
時折、私目掛けてくる攻撃を避け、攻撃をしている振りをしながら
リーマスの見える所に行った。
私はこの日のためだけに、ヴォルデモートのそばに付いていたのだ。
ダンブルドアに自分の全てを賭ける約束をして、、、、、。
その時、リーマスに向けて呪いの呪文をかけるドロホフが見えた。
「「Arvada Kedavra!!」」
ドロホフの声と私の声が被った。
その瞬間、自分の身をリーマスとドロホフの間に投げた。
緑の閃光を受けた私の体は全ての力が抜けた。
ドロホフも私の呪文を食らって倒れていった。
リーマスは私の姿を見て、驚いて体を抱き起してくれた。
「ゆり!!
どうして!!」
「、、、、リーマス、、、やっと、、、今なら言える、、、」
貴方を、、、、ずっと愛していました。
目から涙が溢れているリーマスを見て、手を伸ばしたが私にはそんな力は残っていなかった。
彼のほおを少し撫でて、目を閉じた。
次に目を開いた時には、悲しげに微笑むリリーの姿が見えた。
「ゆり、、、本当にこれでよかったの。
貴方は、、、幸せだった?」
「リリー、、、、私は幸せよ。
リーマスが幸せに生きている。それだけでいいの。
それに、、、死んだからこそやっと隠さなくていいでしょ。
リリー、私ね、、、本当にリーマスが好きだったの。
本当は彼と一緒に生きたかった。」
涙を流したのは久しぶりだった。
リリーは学生時代の時と変わらない優しい微笑みを浮かべ、優しく抱き締めてくれた。
周りにはジェームズもシリウスもいた。
「バカね、、、。
でも、ゆりは頑張ったわ。」
「リリー、ジェームズ、シリウス、、会いたかった。」
「もうこんなに頑張ったから貴方はゆっくり休んでいいのよ。」
もう、、、私の長い旅は終わったんだね。
さようなら、私の大好きな人、、、、。
やっと、、、今なら言える、、、、
リーマス、私、あなたのことが誰よりも好きでした。
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