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僕達の親友であるゆりは変わった子だった。
ダンブルドア先生の孫娘だと聞いたが、彼女自身とても大人びていて
ふとした時には遠くを見るような目をしていた。
「リーマス、もう少ししたら試験ね。
勉強してる??」
「うーん、それなりにはしているよ。
ゆりは当然しているんでしょ。」
その言葉に彼女は悲しげに表情を落としたかと思うと、すぐに微笑み「もちろん!」と返して来た。
彼女は時折、僕を見るときに悲しげな表情を浮かべている気がする。
僕を狼人間だと言うのを知っているが、それを同情してじゃない気がするけど。
「おーい、リーマス、ゆり。
ピーターに勉強教えてやってくれよ。
俺はもうお手上げだー!」
少し離れた場所に座っていたシリウスが僕達の方に来てそう言うと、
ゆりは「はいはい」と言ってピーターたちの方に行ってしまった。
「リーマスも一緒に来てよ。」
笑顔で手を振ってくれるゆり。
ゆり、、、僕は君が好きなんだ。
だから、君を支えたい、側にいたいと思ってる。
だけど、君はいつだって僕達とは一定の距離を取ろうとしているね。
いつか君は教えてくれるかな。
君の背負っているその重荷を。