Morning*glory
「ごめんね、ちょっと遠かったよね…」
「んーん…大丈夫だよ」
「私も平気よ」
あの後、咄嗟に家に来ないかと口に出した
私に、コナンくんは警戒しながらも
志保とここまで来てくれたのだ
「取り敢えず、珈琲でもお茶でも飲んで
一旦落ち着いてからにしていい…?二人とも」
2人の前に飲みものを置きながら話すと、
恐る恐るだが小さな彼は珈琲を飲み始めた。
私はその動作を見届けてから、別室にある組織の資料を持って居間に戻ると
その頃には大分、緊張やら警戒は薄れているようだった
「そろそろ大丈夫かな?」
「うん」
「先ずこれを見て欲しいの…その上で詳しく話すから」
机の上に先程持ってきた資料を広げると、
彼から小さく息を呑む音が聞こえた
空木[秘密]