愛を叫んじゃお⭐︎

ステージ上が大混乱寸前、突然何かが鳴り出した。

ピーピーッ

「な、何?」

「ヴァリアーから通信だな、モニターに出すぞ。」

ピッ

突然のヴァリアーからの通信により、(いつの間にか)後ろにあった巨大モニターに映像が映し出された。

『よぉ…カス共』

げっ;
何か余計なの増えた!!
まさかリボーンの奴…前回の放送をここにも!?

「勘がいいな、その通りだぞ。」

「だから心読むな!!;」こいつ、絶対楽しんでる‥。

リボーンの機嫌がいいのは、きっと気のせいでは無いだろう。

「ところで、何か用か?」
『俺は沢田綱吉に用があるんだ。』

「え、え!?俺…?;」

椅子に深く座り、鋭い目を向けるヴァリアーのボス、ザンザスはどうやら俺に話があるようだ。

「な、何?ザンザス」
こ…恐ぇ;

『放送見たぜ。』

お前もかい!!

『ドカスが…俺の嫁になれ!!』

「……はぁ!!!?」
意味分からないんですけど!!

頭の整理が出来ないでいる俺に、更に追い討ちをかける声がモニターから響く。

『綱吉じゃん、ヤッホー♪』

『お久しぶりですー。
ミーのこと覚えてますか?』

「ベルに、フラン君…だよね。」

俺は、ザンザスの大きな椅子の両サイドから、ひょっこり出てきた二人組に、この事態は収まるのか心配になってきた。

『正解ですー、綱吉くんから愛を感じますねー♪』

『それは勘違いだろ。ってか、綱吉は俺の姫♪』

『はぁ?堕王子に姫なんて似合いませんよ。
綱吉くんは、僕の専属メイドしてほしいですねー。寧ろ、希望しますー。』

希望しますって言われても、なれないし……ならないよ!!;
それに君達俺の言葉無視で、嫁だの姫だの最終的にはメイドって!!!?

そんなの…

そんなの無理!!;
マジで勘弁してぇ!

精神的な疲労感におそわれる俺を関係なしに、話は進んでいく。

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