愛を叫んじゃお⭐︎
「ちゃおっす!!今日から始まった新コーナー
『愛を叫んじゃお★』だぞ。司会は、私リボーンが務めるぞ。では、今日のゲストの紹介だ。」
ウィーン
上から機械音を響かせ、ゲストを乗せた台が徐々に下がってきた。
ガコンッ
ゲスト登場!!
「リボーン!!何なんだよこのコーナー!!」
「一応、主人公であるツナがトップバッターだぞ。」
「人の話を聞けよ!!しかも、一応って余計だからね!!」
「うるせーぞダメツナ。これは生放送なんだ」
「はぁ?どこに放送されてるんだよ!?;」
「さぁな(ニヤリ)」
うわっ;俺ってまた面倒なことに巻き込まれてるよ絶対!!
「はぁ…で、俺は何をすればいいの?」
「これだからダメツナは、このコーナーの名前を読んでみやがれ。」
やれやれ…と呆れ顔をするリボーンを尻目に
すみませんね!!ダメツナで;と心の中で叫んでやった。
「…『愛を叫んじゃお★』でしょ?」
「知ってるじゃねぇか」
「いや;知ってるも何も、こんなに大きく書いてあれば嫌でも分かるからね!!」
綱吉は上を指差し、デカデカと書かれたプレートを見上げた。
「なら話が早いな。このコーナーの時間は短いんだ、さっさと言え」
「は!?何をだよ;」
しかも、短い時間しかとれないコーナーなら、やらなくてもよくない!?
「まだ分からねぇのか、さすがダメツナだな。
ここから、あのカメラに向かって好きな奴に愛を叫ぶんだぞ。簡単に言えば告白だな」
「はぁ!!!?そんなコーナーだったの!!む、むむ無理だよ;こんなどこに流れてるか判らないカメラの前で告白とか!!」
「うっせーツナ。早く言わなねぇと、脳天に風穴あくぞ★」
チャキ
「ヒィ!!;」
脅すのかよ!!!
どこに流れてるか判らないけど、全国の皆さん見てますか!?これが、マフィアですよ!!;
哀しくも、拳銃を突き付けられた綱吉に勝ち目は無かった。
「ぅうっ;」
沢田綱吉、人生2度目の告白をしたいと思います!!
「Kさんずっと好きでした!!……ギャー言っちゃった!!早く台を上げてー」
ウィーン
顔を真っ赤にさせた綱吉は、来たときと同様に機械音を響かせ、台を上へと上昇させていった。
「それじゃ、誰か分からねぇだろうが。まぁ、ツナにしちゃ頑張った方か…。次回のゲストは誰だろうな。(ニヤリ)」
言い逃げをして行った綱吉を見上げ、少し不満げに言ったリボーンだったが、何か企んでいるのかニヒルな笑みを浮かべるのだった。
勿論、綱吉が気付くはずもない……
次回は勘違い野郎集結!!
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