真六弔花ボスの裏仕事
「やはり外は、いい風が吹いていますね。」
「じゃあ、桔梗クンここで録るよ?」
「待って下さい、白蘭様。美しく録る為には、もう少し下に行って下さい」
「このくらい?」
「ええ、私はどの角度から見られても美しいと思うのですが、斜め45度が一番美しいそうなので。」
誰情報だよ!!!?
もう!桔梗クンめんどくさいよ!?;
「はいはい、録りますよー」
ピッ
白蘭は風になびく桔梗に向かって、ボソボソと愚痴をこぼしながら録っていた。
「クソー、何でこんな面倒な事やろうとか思ったんだろ。他の奴にやらせればよか…ん?」
あれ?
これってまさか…桔梗クン僕を見下してるよね!?
白蘭の方が低い位置にいる為、桔梗がカメラ目線になると必然的に見下すような形になっていたのだ。
「桔梗クン!!;」
「何でしょうか?白蘭様」
「カ、カメラ目線は止めよう!!あっちの空を45度で見上げた方が、良く映るよ!!;」
「ハハンッ成る程。さすが白蘭様、美と言うものを分かってらっしゃる」
こうして、無事に桔梗の撮影が終了した白蘭は、ヘトヘトになりながら残りのブルーベルを探すのだった。
「あれー何処にもいないなぁ。自分の部屋かと思ったのに居なかったし」
何処だ何処だと考えながら歩いていくと 、廊下にうつ伏せになって倒れている人物を発見した。
「あれって…ザクロクン!?;」
何があったの!?
まさか敵襲…は無いと思うけど。
こんな所で倒れるとか…だって、ここは君の部屋の前だろ!?
「ざ、ザクロクン?大丈夫!!?」
「ぅ…痛っ~、白蘭様?」
「何があったのさ;」
「何って…ぁあ゛ー!!あのヤロウ!! 」
どうやら気絶状態から、覚醒した脳は、倒れる前の事態をはっきりと思い出した様だ。
「何!?敵襲とかじゃないよね?」
「よいしょっ、違いますよ。こいつの仕業です」
ガチャ
座っていたザクロは体を起こし、自分の部屋のドアノブを回した。
「……こいつって、ブルーベルじゃん。何で君の部屋のベットで寝てるのさ。」
チラッと横目で、無精髭を生やすおやぢを見やると、その視線に気が付いたのか慌てて反論してきた。
「ち、ちちがっ違いますよ!?白蘭様!!俺にそう言う趣味があるとか、ましてやロリコンとかじゃないですからね!!!?」
「いや、僕そんな事言ってないし;(多少は思ったけど)何でここで寝てるのか聞いただけなんだけど。」
「ぇ、ああ、それは俺も聞きたいっスよ;
こいつあの後、そこら中走り回りやがって、終いには、勝手に人の部屋入ったから追い出そうと思ったら…。」
―数分前―
『おい!!ブルーベル、開けやがれ!!』
『ふぬぬぬ!!ぜぇーたい開けない!!』
『力じゃお前に勝目は無いぜ!!』
バンッ
『キャー!!!!;勝手に入ってくるなー!!おやぢ撃退キーック!!』
チーン
『ガッ…』
そこに当てるか!?;
しかも、ここ俺の部屋だろーがぁ~!!!!
バタッ
『ヤッター!!ブルーベルの勝利♪ザクロなんか廊下で倒れてなさいよ。親切な人が通るまでね!
きゃははっ』
⌒ぽいっ
バタンッ!!
――――――――
「で、最強の一撃を食らって倒れてたんですけど。」
確かに最強の一撃だね…御愁傷様。
「ブルーベルは、そのまま疲れて寝ちゃったって訳ね…。」
「そうみたいですね」
「しょうがないから、この状態でビデオにおさめるよ;」
こうして、白蘭の長ーい1日は終わった。
そしてアニリボの、真六弔花の紹介映像は完成したのだ!!
ほとんど、ザクロのマグマ風呂しか流れなかったような…(笑
兎に角、
白蘭様お疲れ!!
.END
「じゃあ、桔梗クンここで録るよ?」
「待って下さい、白蘭様。美しく録る為には、もう少し下に行って下さい」
「このくらい?」
「ええ、私はどの角度から見られても美しいと思うのですが、斜め45度が一番美しいそうなので。」
誰情報だよ!!!?
もう!桔梗クンめんどくさいよ!?;
「はいはい、録りますよー」
ピッ
白蘭は風になびく桔梗に向かって、ボソボソと愚痴をこぼしながら録っていた。
「クソー、何でこんな面倒な事やろうとか思ったんだろ。他の奴にやらせればよか…ん?」
あれ?
これってまさか…桔梗クン僕を見下してるよね!?
白蘭の方が低い位置にいる為、桔梗がカメラ目線になると必然的に見下すような形になっていたのだ。
「桔梗クン!!;」
「何でしょうか?白蘭様」
「カ、カメラ目線は止めよう!!あっちの空を45度で見上げた方が、良く映るよ!!;」
「ハハンッ成る程。さすが白蘭様、美と言うものを分かってらっしゃる」
こうして、無事に桔梗の撮影が終了した白蘭は、ヘトヘトになりながら残りのブルーベルを探すのだった。
「あれー何処にもいないなぁ。自分の部屋かと思ったのに居なかったし」
何処だ何処だと考えながら歩いていくと 、廊下にうつ伏せになって倒れている人物を発見した。
「あれって…ザクロクン!?;」
何があったの!?
まさか敵襲…は無いと思うけど。
こんな所で倒れるとか…だって、ここは君の部屋の前だろ!?
「ざ、ザクロクン?大丈夫!!?」
「ぅ…痛っ~、白蘭様?」
「何があったのさ;」
「何って…ぁあ゛ー!!あのヤロウ!! 」
どうやら気絶状態から、覚醒した脳は、倒れる前の事態をはっきりと思い出した様だ。
「何!?敵襲とかじゃないよね?」
「よいしょっ、違いますよ。こいつの仕業です」
ガチャ
座っていたザクロは体を起こし、自分の部屋のドアノブを回した。
「……こいつって、ブルーベルじゃん。何で君の部屋のベットで寝てるのさ。」
チラッと横目で、無精髭を生やすおやぢを見やると、その視線に気が付いたのか慌てて反論してきた。
「ち、ちちがっ違いますよ!?白蘭様!!俺にそう言う趣味があるとか、ましてやロリコンとかじゃないですからね!!!?」
「いや、僕そんな事言ってないし;(多少は思ったけど)何でここで寝てるのか聞いただけなんだけど。」
「ぇ、ああ、それは俺も聞きたいっスよ;
こいつあの後、そこら中走り回りやがって、終いには、勝手に人の部屋入ったから追い出そうと思ったら…。」
―数分前―
『おい!!ブルーベル、開けやがれ!!』
『ふぬぬぬ!!ぜぇーたい開けない!!』
『力じゃお前に勝目は無いぜ!!』
バンッ
『キャー!!!!;勝手に入ってくるなー!!おやぢ撃退キーック!!』
チーン
『ガッ…』
そこに当てるか!?;
しかも、ここ俺の部屋だろーがぁ~!!!!
バタッ
『ヤッター!!ブルーベルの勝利♪ザクロなんか廊下で倒れてなさいよ。親切な人が通るまでね!
きゃははっ』
⌒ぽいっ
バタンッ!!
――――――――
「で、最強の一撃を食らって倒れてたんですけど。」
確かに最強の一撃だね…御愁傷様。
「ブルーベルは、そのまま疲れて寝ちゃったって訳ね…。」
「そうみたいですね」
「しょうがないから、この状態でビデオにおさめるよ;」
こうして、白蘭の長ーい1日は終わった。
そしてアニリボの、真六弔花の紹介映像は完成したのだ!!
ほとんど、ザクロのマグマ風呂しか流れなかったような…(笑
兎に角、
白蘭様お疲れ!!
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