独占という名の愛
「.....」
「リボーン...さん?」
「....何してやがった」
「はぃ?」
「コロネロの野郎と
何してやがったって言ってんだ」
額に青筋を立てながら
静かに話すリボーン
相当ご立腹のようだ
「えっ?なんのこと?」
「とぼけるんじゃねぇ
俺が入ってきた時、コロネロに抱きついてただろうが」
「あぁ あれのことか」
「まさか、浮気とかじゃねぇだろうな」
「違う違う」
「じゃあ一体なんだってんだ?」
「コロネロに抱きついたのはさ…あれが急に現れたからだよ」
「あれってなんだよ」
「ゴキブリ。」
「.......は?」
2人の間に沈黙が走る
「俺が書類してたらコロネロが来てね
今度の任務について話そうとしたら
足下にカサカサカサって
ゴキブリが出てきたんだよ
ほら俺、ゴキブリ大嫌いだからさ
びっくりして思わずコロネロに抱きついちゃったってわけ」
「.....」
「だからリボーンが勘違いするようなことは
なーんにもないよ」
だから安心して
と言うように
ニコっと笑いかけるツナ
その笑みにほっとしたのか
リボーンはツナの肩に
そっと顔を埋めた