Babyな君
休日の朝、やや高めに昇る陽の光がカーテンから差していた。
眩しさでモゾモゾと布団からやっと起き上がる綱吉だった。…が、何かがおかしいのだ。
「?…ぇ…ぅええええ!?」
何で!?どうして?
お、俺どうなっちゃったの!?
だって、この姿は…。
いつもより視線の位置に違和感を感じ、ベットの頭上にある鏡を覗き込んだ綱吉は絶叫した。
自分の姿は、リボーンと同じ赤ん坊姿になっていたのだ。
しかも、服はちゃっかり子供服…。
「リ、リボーン!!」
シーン…。
助けを求め叫んでみたものの、その本人はどうやらいないらしい。
綱吉の声は誰にも届く事はなかった。
(ど、どうしよう今日は休みの日で朝から誰もいないんだよな;…にしてもこれはちょっと。)
鏡で自分をまじまじと見つめていると、誰か来たことを告げる音が響く。
ピーンポーン…
ピーンポーン…
………。
音が鳴り止み諦めて帰ったのだろうと思ったが、予想だにしない音が綱吉の耳に届く。
ガチャ…。
(…ぇ…!?ぇ、まさか玄関開いた⁇母さん鍵開けっ放しだったの!?)
下の階では、どうやら入って来た人物がウロウロしてるようで足音がする 。
綱吉はわたわたと隠れようと必死だが、それを知ってか知らずかなんと足音は階段をゆっくり上がってくるではないか。
ゃ、やばい!!
綱吉は、ベットの上から下に飛び降りた。
が、もちろんずっこける。
そんな事よりも今は必死に頭から自分のベットの下へと隠れた。
ガチャッ…
「~っ;(せ、セーフ!!)」
安堵の息をつくも、入ってきた人物は何やらガタガタと物色しているようだ。
早く出て行ってくれと
願っていた綱吉だが、その願いも虚しく足音はベット前で止まる。
そして、最悪の事態が綱吉を襲った。
ガシッ
「ヒィ!!!!!!!!?;(泣」
足を捕まれ勢いよく引っ張り出されたのだ。
ぎゃああ!!だ誰かぁぁ
目を手で覆い悲鳴を上げる俺は情けない姿だろう。しかし、予想に反してそこには聞き覚えのある声が響いた。
「…あれ?君は」
固く閉ざした目を開け、恐る恐る後ろを振り向くと、フワッとした白髪が特徴で笑顔を称えたミルフィオーレボス、白蘭がいたのだ。
「…?ゲッ」咄嗟に手で口を覆う綱吉。
(何で、白蘭がいるの!?ってか普通に玄関からこないでよね!!;)
本来ならば玄関から入ってほしいのだか、こんな時ばかり玄関から入ってくるな!!と願うのだった。
「綱吉クン?」
「え!?…分かるの?」
突然、名前を言われて驚く。それまでこちらを
じっと見つめていた白蘭が綱吉だと気付いたのだ。
(俺、初めて白蘭に感心したかも。)
と失礼な事をこっそり思うのだった。
白蘭は目の高さを合わせるように俺をベッドに座らせた。
「うん♪雰囲気とか、愛らしさで。
特に、匂いとかだよー愛の力だね♪」
どんな分かり方だよ!!
「それよりも白蘭、俺と一緒にリボーンを探してほしいんだけど、この姿じゃ遠くまでいけないからさ」
「綱吉クンからお願いなんて珍しい。いいよ♪じゃあ、はい。」
「え゛!?;」
いやいやいや!!
そんなに目を輝かされても困るからね!
そこには、さぁ来い!と言わんばかりに両手を広げていた白蘭がいたのだ。
「早く~綱吉クン♪」
「う、うん」
しょうがなく俺は白蘭の腕の中にすっぽり収まった。
白蘭はゆっくり立ち上がり、何故か入ってきた扉ではなく部屋の窓のガラスの前へ向かう
「じゃあ行くよ、しっかり掴まってないと振り落とされるからね♪」
ガラッ
え…白蘭さん?
ちょっ、待てぇー!!!!
「あ゛ぁぁぁぁ…!!白蘭のばかぁ~!!!」
「♪」
白蘭は部屋の窓に足をかけ飛び降りたのだった。 綱吉は受ける浮遊感が怖く、落とされないように必死に服にしがみついた。
何事も無かったかの様に、二階からひゅるりと着地をした。
「で、綱吉クンどっち行く?」
平然と聞いてくる白蘭だが、俺は平常心を取り戻すのに必死だ。
「ぅえッ…怖かったぁ~;」
「え!!ちょ…綱吉クン泣かないで;ごめんごめん」
俺が泣きそうな顔をすると、白蘭は慌てて俺をあやした。
…いや、あやされてもねぇ;
でもこの姿じゃあ仕方ない。
俺がむすっとしていると白蘭は笑顔で言ってきた。
「綱吉クン、ケーキ好きでしょ?食べに行かない?」
「ケーキ!?///」
た、食べたい!!そう言えばまだ何も食べてなかったっけ。
目を輝かせさっきまでの不機嫌さはどこへやら、俺って単純だよ。
まぁリボーンはそのうち現れるよね。
きっとそのうち姿を現すだろうとこの時はまだ楽観視していた綱吉だった。
眩しさでモゾモゾと布団からやっと起き上がる綱吉だった。…が、何かがおかしいのだ。
「?…ぇ…ぅええええ!?」
何で!?どうして?
お、俺どうなっちゃったの!?
だって、この姿は…。
いつもより視線の位置に違和感を感じ、ベットの頭上にある鏡を覗き込んだ綱吉は絶叫した。
自分の姿は、リボーンと同じ赤ん坊姿になっていたのだ。
しかも、服はちゃっかり子供服…。
「リ、リボーン!!」
シーン…。
助けを求め叫んでみたものの、その本人はどうやらいないらしい。
綱吉の声は誰にも届く事はなかった。
(ど、どうしよう今日は休みの日で朝から誰もいないんだよな;…にしてもこれはちょっと。)
鏡で自分をまじまじと見つめていると、誰か来たことを告げる音が響く。
ピーンポーン…
ピーンポーン…
………。
音が鳴り止み諦めて帰ったのだろうと思ったが、予想だにしない音が綱吉の耳に届く。
ガチャ…。
(…ぇ…!?ぇ、まさか玄関開いた⁇母さん鍵開けっ放しだったの!?)
下の階では、どうやら入って来た人物がウロウロしてるようで足音がする 。
綱吉はわたわたと隠れようと必死だが、それを知ってか知らずかなんと足音は階段をゆっくり上がってくるではないか。
ゃ、やばい!!
綱吉は、ベットの上から下に飛び降りた。
が、もちろんずっこける。
そんな事よりも今は必死に頭から自分のベットの下へと隠れた。
ガチャッ…
「~っ;(せ、セーフ!!)」
安堵の息をつくも、入ってきた人物は何やらガタガタと物色しているようだ。
早く出て行ってくれと
願っていた綱吉だが、その願いも虚しく足音はベット前で止まる。
そして、最悪の事態が綱吉を襲った。
ガシッ
「ヒィ!!!!!!!!?;(泣」
足を捕まれ勢いよく引っ張り出されたのだ。
ぎゃああ!!だ誰かぁぁ
目を手で覆い悲鳴を上げる俺は情けない姿だろう。しかし、予想に反してそこには聞き覚えのある声が響いた。
「…あれ?君は」
固く閉ざした目を開け、恐る恐る後ろを振り向くと、フワッとした白髪が特徴で笑顔を称えたミルフィオーレボス、白蘭がいたのだ。
「…?ゲッ」咄嗟に手で口を覆う綱吉。
(何で、白蘭がいるの!?ってか普通に玄関からこないでよね!!;)
本来ならば玄関から入ってほしいのだか、こんな時ばかり玄関から入ってくるな!!と願うのだった。
「綱吉クン?」
「え!?…分かるの?」
突然、名前を言われて驚く。それまでこちらを
じっと見つめていた白蘭が綱吉だと気付いたのだ。
(俺、初めて白蘭に感心したかも。)
と失礼な事をこっそり思うのだった。
白蘭は目の高さを合わせるように俺をベッドに座らせた。
「うん♪雰囲気とか、愛らしさで。
特に、匂いとかだよー愛の力だね♪」
どんな分かり方だよ!!
「それよりも白蘭、俺と一緒にリボーンを探してほしいんだけど、この姿じゃ遠くまでいけないからさ」
「綱吉クンからお願いなんて珍しい。いいよ♪じゃあ、はい。」
「え゛!?;」
いやいやいや!!
そんなに目を輝かされても困るからね!
そこには、さぁ来い!と言わんばかりに両手を広げていた白蘭がいたのだ。
「早く~綱吉クン♪」
「う、うん」
しょうがなく俺は白蘭の腕の中にすっぽり収まった。
白蘭はゆっくり立ち上がり、何故か入ってきた扉ではなく部屋の窓のガラスの前へ向かう
「じゃあ行くよ、しっかり掴まってないと振り落とされるからね♪」
ガラッ
え…白蘭さん?
ちょっ、待てぇー!!!!
「あ゛ぁぁぁぁ…!!白蘭のばかぁ~!!!」
「♪」
白蘭は部屋の窓に足をかけ飛び降りたのだった。 綱吉は受ける浮遊感が怖く、落とされないように必死に服にしがみついた。
何事も無かったかの様に、二階からひゅるりと着地をした。
「で、綱吉クンどっち行く?」
平然と聞いてくる白蘭だが、俺は平常心を取り戻すのに必死だ。
「ぅえッ…怖かったぁ~;」
「え!!ちょ…綱吉クン泣かないで;ごめんごめん」
俺が泣きそうな顔をすると、白蘭は慌てて俺をあやした。
…いや、あやされてもねぇ;
でもこの姿じゃあ仕方ない。
俺がむすっとしていると白蘭は笑顔で言ってきた。
「綱吉クン、ケーキ好きでしょ?食べに行かない?」
「ケーキ!?///」
た、食べたい!!そう言えばまだ何も食べてなかったっけ。
目を輝かせさっきまでの不機嫌さはどこへやら、俺って単純だよ。
まぁリボーンはそのうち現れるよね。
きっとそのうち姿を現すだろうとこの時はまだ楽観視していた綱吉だった。