俺の誇り

※シモンファミリーとの対決、
獄寺VSしとぴっちゃん。本誌からの勝手な獄寺の内心妄想ネタ(*^^*)

《獄→ツナ》
――――――――――


シモンファミリーとの戦いで芝生頭、アホ牛ときたらそろそろ…
そう思っていたら、やっと現れやがった。

次は俺の出番だ!!
十代目、見ててください。絶対に俺は…貴方を守ってみせます!
ついでのユーマ生態調査ってとこだな。

こいつはシットピーと言うシモンファミリーのやつだが、俺にとったら未知の生命体にすぎない。全てが謎に包まれている、侮れねぇ。

「来い!!しとぴっちゃん」
俺は目の前にたたずむ彼女を指差して言った。

「獄寺くん、君はそこにいる小っさい十代目に仕えることが誇りなの?」

目の前の彼女は、俺の後ろにいる十代目に目を向けて言った。
突然何を言うのかと思ったら、そんな当たり前のことかよ…。

たりめーだっ
「それが俺の誇りだ」
十代目の右腕として、ボンゴレと言う組織を壊すでも変えるでも…何でもいい貴方のお役になりたい。
十代目の方に目を向けると、俺の事を心配しながらも小さく微笑んだ。

「だから弱いんだよ。獄寺くん」

「?」
意味が分からない、それが表情に出たのか彼女は自慢気に話し出す


「私は誰かに仕えたりしない、私は私のやりたいことだけをするの。だから私は強い」

誰かの為に何かをする事自体弱いって事か?
自分だけを貫くと?

俺には到底無理な考えだ、だって…

だって俺の後ろには、俺の命より大切で愛しい彼がいる。貴方に俺の命より、なんて言ったらきっと優しい貴方は怒るだろうから言わない。
でも、愛しいからこそ俺は一生貴方と共にある右腕(兼恋人←ただの夢)でいたいと思う。
だから戦うんだ!!

「俺が弱いかどうか試してみろよ」

「そんなに十代目とやらを信じているんだね、でも本当にふさわしいの?だって沢田綱吉ってバカだよ?」
これ見なよ。

そう言って見せてきた物は…テスト用紙?
しかも0点のばっか。
すると後ろから叫ぶ十代目の声。
いつの間に!?と顔を蒼白にさせアワアワとしている。でも可愛いと思ってしまった俺はきっと手遅れだと思う。
でもあいつ…いつの間に十代目のテスト用紙を!?;くそっ、俺としたことが。

「しかもこの写真、笹川京子のスカートが風でめくれた時の顔。それから…」

彼女は写真を何枚か取り出した。
後ろの十代目は絶句状態のようだ。
しかし、目の前に出された写真に絶句して
いるのは俺も同じだった。

しゃ、写真…だと!?
レアすぎる!!
俺の“十代目コレクション”←(アルバム名)
に入れてぇ!!

「おい、それらを全て渡せ。」

「こんな恥ずかしい写真敵が持ってたら困るもんねぇ~。でも呆れるでしょ?君が仕える十代目に。」

呆れる?
そんな訳あるはずがない。むしろ萌えるぜ←
「それだけか?だったら俺が十代目にお仕えするのに何ら関係ねぇな。」

だってそんなの俺が毎日見ている十代目の一部に変わりはない。
俺は十代目の全てが愛しくてしょうがないのだから。

「ふーん、じゃぁ私に勝ったらこれ全部返してあげるよ」

よっしゃー!!やってやるぜ、十代目にいいとこ見せて写真も手に入れたら一石二鳥だ。

そうして俺の戦いは始まった。


END.
―――――――

【本誌感想】
本誌でも獄ツナは応援されているのか?
読んでいてニヤニヤが止まらなかったです、はぁー尊い!笑

11/27
1/1ページ
    スキ