ナイトシャノワールカレッジ　３年生
ルーシャ・ベスティア
（モチーフ→美女と野獣の主人公たち）

デフォルトネーム・ルーシャ

学年・クラス　３年Ａ組２番
　　　誕生日　１１月１１日（蠍座）
　　　　年齢　１８
　　　　身長　１６５ｃｍ
　　　利き手　右
　　　　出身　輝石の国
　　　　部活　馬術部
　　得意科目　防衛魔法
　　　　趣味　読書
　嫌いなこと　お姉様呼び
好きな食べ物　辛いもの全般
嫌いな食べ物　ミンスパイ
　　　　特技　野生動物と仲良くなる
イメージＣＶ　小林ゆうさん

ユニーク魔法　赤き薔薇の咆哮（ロゼフィオーレ・ビースト）
　世にも恐ろしい野獣の姿に変身する魔法。身体能力も化物級に変化する。
　しかし、いったん野獣の姿になってしまうと、なかなか戻らない。最低でも３日、酷いと１ヶ月以上も変身状態が続き、その間も魔力を消耗する。愛する人からキスを貰えれば一瞬で元に戻る。
　普段は自らこの魔法を封じている。
（悪い子になっても愛してほしい、真実の愛に出会いたい、という想いから生まれた魔法の可能性）

　真っ白なワンピースがよく似合う、金色の瞳に胡桃色の長い髪を持つ、お姫様のような美しい少女。どうして闇の鏡に導かれたのか不思議なくらいに、優しい心の持ち主。強めの光属性。
　男女問わず誰にでも白馬の王子様のような行動をしてしまうため、人から好かれる反面、厄介な勘違いもされやすい。転けそうになったひとを抱きとめる、段差のある場所で手を差し伸べる、野生の鳥と共にデュエットする、白馬を華麗に乗りこなすなどの行動が自然に出来てしまうが、本人には至って普通のこと。特に好きな相手には普段の５倍ぐらい王子様感が増すらしいが、これも無自覚である。
　本人曰く、ホラー系がちょっぴり苦手らしい。オンボロ寮のゴーストたちにさえも驚かされるレベル。ただグロいだけの作品や、殺人鬼ネタ、Ｂ級ものは平気。目に見えない、手で触れない、物理攻撃で対処不可能な、いわゆる怪奇系が怖いタイプ（でも怖い物見たさでホラー映画を鑑賞して、夜ひとりで寝られなくなったりする）

　他校生徒であるケイト・ダイヤモンドと、１年生の頃から付き合っている。けーくん、るーちゃんと呼び合うような仲である。自分をめいっぱい愛してくれる恋人が、この世でいちばん大好き。
　エペル・フェルミエとは幼馴染みの間柄。お互いの祖母たちが大の仲良しで、昔から家族ぐるみの付き合いがあり、孫のエペルとルーシャも実の姉弟のように仲が良い。エレメンタリースクールの頃までは、豊作村に住んでいた。極めて稀に、故郷の方言が飛び出すこともある……？

　幼い頃はとても愛されて育つも、ある日突然、野獣に変身するユニーク魔法が発動してからは、家族から恐怖される存在となってしまう。以来、まるで爆発物でも扱う様に怯えて接する家族から、以前のように愛されたいと一生懸命「優しくて良い子」であることを努力した結果、今の王子様気質な彼女を生んだ。
　好きな相手にのみ時々悪戯をしたり、からかうような素振りを見せるのは、例え自分が「悪い子」でも愛してくれることを確認したいが為の行動と思われる。


台詞
「さ、お手をどうぞ。私の王子様」
‪「うーん、お姉様呼びは少し恥ずかしいから、気軽にるーちゃんって呼んでほしいな」‬
‪「このスマホケース？　ふふ、可愛いでしょう、けーくんとお揃いなんだ」‬
‪「私だって、お姫様になりたかった。こんな化物じゃなくて、王子様に愛してもらえる、お姫様が、良かった──」‬



【ナイトシャノワールカレッジ】
　シャノワール魔女学校とも呼ばれる。健全な男子高校生たちの間では、悪戯で魅惑的な黒猫ちゃんたちが集まる憧れの花園、とも揶揄されている。
　ナイトレイブンカレッジの姉妹校であり、４年制の名門魔法士育成学校。いわゆるNRCの女子校版。全寮制の寄宿学校であり、こちらにも個性豊かな７つの寮が存在する。姉妹校同士の関係は良好で、定期的な交流会が行われている。
　姉妹校交流の一環として、クリスマスにはダンスパーティーが開催され、初夏には山や海への合同野外学習が実施される。両校から交流会の代表に選ばれた生徒たちは、これらのイベントの計画や運営に携わる事となる。
　月虹島という小さな島に、シャノワール魔女学校は存在する。その島では、夜に月明かりを浴びて出来る白い虹「月虹」がよく観測されるらしい。ナイトレイブンカレッジの所在する賢者の島とも近く、船で約20分かかる程度の距離感。交流会やその準備会が行われる日は、闇の鏡を通じて両校内のどこでも行き来することが許可されている。
　校舎はお城のように立派で、夜空を思わせる青い屋根、ベビーピンクの外壁、星のように美しい金の装飾たちが、幻想的かつ可愛らしい雰囲気を作っている。学園のあちこちにピンクの薔薇が咲き誇る。校舎の中庭には白いレンガの道が敷かれ、奥に広く美しい池があり、池の傍にある屋根付きベンチは生徒たちの憩いの場となっている。
　この魔女学校でルーシャは、鏡の国を統治していた「白の女王」の慈愛の精神を重んじる、ブロンシュミラー寮に所属。副寮長も任されている。



（※他シリーズ『薔薇の王子様と監督生の話』等と同じ世界線のため、創作監督生「ユウ」も時折登場します）