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プラスまとめ

 

「ギュッてしてください!」
 と、大好きな彼女に思い切って頼まれた時の彼らの反応。



・ルフィ
「おう、来いっ!」
 両腕を広げて"飛び込んでこい"のポーズをする船長さん。こちらから素直に抱き着けば、ニシシと笑いながら強く強く抱き締めてくれる。少し苦しい。暫く頼もしい胸の中を堪能した後、ありがとう、もう大丈夫、と言って離れようともがくも全然離してくれない。ゴムゴムのダメだー! をされてしまいます。
「お前、こんな簡単に海賊に捕まって、タダで済むと思ってたのかァ?今日はもうず〜っと離してやんねえぞ!」
 こんな時に悪い顔で笑うなんてズルい船長です。その日は夜遅くまで、彼に振り回される事を覚悟しましょう。


・チョッパー
「うん、良いぞー!」
 と嬉しそうにニコニコしながら、いつもの人獣姿で飛び付いてきたかと思いきや、逞しい人型に変身して筋骨隆々な腕でギュッとしてくれる船医さん。予想外の展開にドキドキしていたら──
「おれ、なんか間違ったか?」
 不安そうに見下ろされるので、こちらもしっかりギュッと抱き着き返しましょう。首回りのモフモフが気持ち良くてたまらない。
「エヘヘ、ドクターがおれをギュッてしてくれた時のこと、思い出すなあ」
 この後、頬擦りや高い高いもしてくれて、まるで子供のように目一杯甘やかしてもらえます。


・ブルック
「え、良いんですかー!? 私、見ての通り骨しかありませんから、ギュッてしたら絶対痛いと思いますよぉ……?」
 なんて言いながら、期待に満ちた様子で両手をワキワキ開け閉じ繰り返している音楽家さん。絶対セクハラされる、と確信して背を向け逃げ腰になっても既に遅く。細長い骸骨にひんやりと後ろから抱き竦められる。絵面は結構怖い。
「私、死んで骨だけの男ですので、少し感覚神経が鈍いのですが……。ヨホホ、なんとなく、あったかいような気がしますねェ」
 やはりゴツゴツしてて痛いけれど、暫くその腕の中で大人しくする事にしました。


・ベポ
「アイアイ、お安い御用だよ!」
 ガルチュー! と言いながら喜んで頬擦り、その自慢のモフモフ毛皮で惜しみなくギュッと抱き締めてくれる、白熊の航海士さん。ミンク族なので、きっとスキンシップ大好き。頭を撫でたり、顎の下を擽ってみたり、ふたりきりで暫くキャッキャと戯れ合って、疲れたので仰向けに寝転がる。すると、のっしり覆い被さった白い影、じゅるりと舌舐めずりをする音。え? と我に返る間も無く、べろりと大きな舌で頬を舐められた。
「あれ、もう疲れちゃったの? おれはまだまだ、遊び足りないなァ」
 そういえば白熊って熊の中でも特に肉食性が強い獣でしたっけ、と思い出した時にはもう遅い。





2019.09.02
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