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【日常編】
名前変更
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至って平凡な、至って普通の家庭。
料理の上手い母親、成績も運動能力も平均以下でダメツナと呼ばれてしまう次男。そして弟とは逆で平均以上には成績優秀、顔もイケメンな部類に入る長男。3人が暮らす一軒家、父親は単身赴任か蒸発したのかと密かに噂されているが気にならないほどに平凡に暮らしていた。そんな平凡な一家に突如隕石が落ちたような変化が訪れる。
捺「くぅ~っ!太陽眩しいな、このやろう!」
捺希はいきおい良くカーテンを開けた、注がれる痛いほどの太陽からの光に意味もなく文句を言い放った。
捺「さて、ツナを起こしてみるか」
自室で弟の部屋がある方角に体を向けながら呟いた、普段から寝起きが良くない綱吉を起こすのは一苦労。
捺「こらーっ!朝だぞ!?起きろーっ!」
ツ「ん~っ、後…じゅっ、ぷん」
定番の言葉が返って来た。もう何回聞いているか分からないその言葉に掛け布団を取り上げた、しかし少し肌寒そうに体を丸めたのみで目を覚ます様子はない。捺希は溜息を付くと、掛け布団を戻して諦めた。
奈「捺くん、おはよう」
捺「おはよう、母さん。相変わらずツナは起きないな~」
起こすことを諦めた捺希はそのまま階段を下りリビングに顔を出した、そこには朝食を作り息子たちが起きて来るのを待っていた母の奈々。
奈「毎朝ありがとうね。でも大丈夫よ、ツっ君には今日から家庭教師が来るの!」
遠足にでも行くかのような喜び方で話し聞かせた、そして1枚のチラシを捺希へ差し出した。
捺「お子様を次世代のニューリーダーに育てます。学年・教科問わず、リボーン…え?外人?」
奈「でも学年も教科も問わないんですって、捺くんも見てもらえるわよ!?」
ふーんとあまり興味を示さない捺希はチラシを奈々に返して用意された朝食の場に着いた。
捺「教科よりも毎朝起きないツナを起こして欲しいもんだ」
「まかせろ」
捺希でも奈々でもない声がリビングに響いた、声が聞こえた方向には黒いスーツとカーボーイハットをかぶった小さい赤ん坊。
捺「え、誰?いつの間にさらに弟が出来たの?」
リ「オレはお前の弟でもなんでもねーぞ?オレの名前はリボーン、今日から沢田綱吉のカテキョーだ」
朝食を食べていた捺希の手が止まる、奈々もこんな小さい子が来るとは思っていなく言葉に詰まり驚いている。
捺「なんてハッキリ喋る赤ん坊、本当に家庭教師なのか?」
リ「もちろんだ、その起きない沢田綱吉も起こして来てやるぞ」
部屋の案内もしていないにも関わらずリボーンと名乗る家庭教師は迷うことなく階段を上って行った。
するとドーンっ!と凄まじい音が家中に響き渡り階段を何かが駆け下りるような音が続いて響いて来た。
リ「約束通り起こして来たぞ?」
ツ「無理矢理階段から落としただけだろ!?」
響いた音に捺希も奈々も階段元に急いだ、そこには落ちて来たのか階段下にうずくまっている綱吉の姿が。
捺「本当に起こして来たのか、オレも毎朝起こすのに苦労してたのに」
リ「当然だ、オレは最強のカテキョーでヒットマンだからな」
ツ「だからオレは家庭教師なんていらないって言っただろ!?」
階段から落として起こす前にいつ説明したんだと不思議に思ったが、どうにか起こして説明したんだろうと勝手に解釈する捺希。
奈「捺くんもツっ君も早くしないと遅刻しちゃうわよ」
その言葉に時計を確認する2人、遅刻はしないがゆっくりしている時間はそれほどない。朝食に手を付けることなく綱吉は鞄を手に家を出て行った。
捺「ちょ!待て待て、オレも行くって!」
先に出て行ってしまった弟を追って捺希も朝食も手早く済ませ鞄を手に家を後にした、行ってらっしゃいと言う奈々の言葉が遠くから聞こえる。
ツ「復活 !!オレは笹川京子に死ぬ気で告白する!」
捺希が家を出て学校へ向かおうとすると先に出た綱吉がパンツ姿で声を張り上げどこかに急ぐように駆けて行った。
捺「ツナ!?」
声を張り上げて駆けて行く弟の姿に捺希は目を丸くした、足元にはリボーンの姿が。
リ「ツナには死ぬ気弾を撃ったんだ、そんで笹川京子に告白しに行ったぞ」
捺「告白にパンツはまずいだろ、しかもなんだよ死ぬ気弾って」
リ「ツナはマフィアのボスになるんだぞ?ま、おまえもファミリーになるんだ説明してやるか」
捺「と、とりあえず学校に向かいながら説明してもらえるか?」
綱吉が向かった方向もあるが遅刻してはいけないと行かざるを得ない建物の方角へ歩き始めた、その歩調にリボーンも着いて来る。学校に着くまでの時間、捺希はリボーンから死ぬ気弾やマフィアなどの詳しい話を聞かされた。
捺「へえ、マフィアのボスか…現実離れしてて良いな!」
リ「おまえは嫌じゃねーのか?」
捺「別に?面白そうじゃん」
その答えにリボーンは笑みを浮かべる。歩いていると学校が見えて来た、校門前ではなんとパンツ姿の綱吉が女の子に告白して逃げられたところだった。
「きゃーっ!!」
悲鳴を上げて1人の女の子が逃げて行った。それもそうだろう、パンツ姿でいきなり駆け寄られた告白されたのだから。告白した綱吉は我に返ったのか落ち着いたのか地面に座り込んだ、そこに捺希とリボーンは駆け寄った。
捺「ツナ、大丈夫か?」
ツ「ま、まさか見てたの!?」
捺「ああ、バッチリと…さすがにオレもパンツ姿で告白は出来ない」
ツ「オレだってしたくてしたんじゃないんだって!」
捺「ああ聞いたぜ、リボーンから。死ぬ気弾を撃たれていのししの如く猪突猛進して告白しに行ったって…うんうん、逃げられたとしても告白したことが大事なんだ」
捺希は腕を組み、良い話をしているとばかりに数回頷いた。
ツ「告白したことはもういいよ!!」
「そこの裸の君、何してるんだい?」
校門前で兄弟揃ってピーチクパーチクやっていると1人の少年が近付いて来た。
ツ「風紀委員長の雲雀恭弥さん!」
捺「おおーっ!ヒバリー!」
兄弟の反応が丸っきり正反対だった、捺希は輝くような笑顔で雲雀に近寄った。
雲「うざい」
…がさらっとあしらわれた。
捺「ひどいな~、そこまで拒絶しなくても」
雲「拒絶してもしても来るのはどこの誰だい?」
並中の生徒はおろか教師や様々な人が恐れる風紀委員長と自分の兄が普通に話している様に綱吉は唖然としていた。
雲「それよりもそこの君は弟くんだね、なんで裸なんだい?」
捺「まあそれはカクカクシカジカあってだな」
雲「日本語で話してくれる?」
2人が話してる隙に綱吉は死ぬ気弾を撃たれた時に強制的に排除された制服を集めてその場を去ろうとしていた。
雲「話はまだ終わってないよ」
ツ「ひぃーっ!ごめんなさーい!」
引き止められたことに恐怖を覚え、綱吉は足早に逃げて行った。
雲「君も早く教室に行きなよ、遅刻したら規則違反として咬み殺すよ」
捺「なになに?心配?ありがとうヒバリ、優しいな~!」
雲「退学になってしまえ」
捺「残念でした~、義務教育なので退学にはなりませーん」
教科書などが入った学生鞄を肩に引っ掛けて持ち、空いている片手でひらひらと振ってみせると素直に教室に向かった。
♠♣♠♣♠♣♠♣♠♣♠♣
時間は過ぎて過ぎて放課後。部活などはしていない捺希は真っ直ぐ帰ろうとしていると綱吉の姿を発見した、隣には見知らぬ銀髪の少年。
捺「おーい、ツナー」
名前を呼び近付いたは良いものの隣の銀髪の少年に睨まれ、綱吉との間に立ち割り込んで来た。
「なんだてめー、気安く10代目を呼んでんじゃねー」
その威圧的な態度に捺希も狼狽えてしまう。
ツ「やめてよ獄寺くん、この人はオレの兄さんだよ」
獄「なんとお兄さまでしたか!大変失礼しました!!」
先程の態度はどこへやら、獄寺は90度腰を折って捺希に頭を下げた。
捺「ツナ、お前舎弟でも募集したのか?」
ツ「ちがうって、獄寺くんはクラスメイト!」
獄「いいえ!オレは10代目の右腕になる男です!」
双方言っていることが全くちがう、捺希は交互に視線を送ると表情を緩ませた。
捺「まあ頼れる仲間が出来て良かったな」
リ「これでボンゴレファミリー2人目ゲットだな」
どこからともなくリボーンも現れ、話の輪に入って来た。
ツ「だからマフィアのボスになんてならないって言ってるだろ!しかも2人目って、1人目は誰だよ!」
リ「もちろん捺希だ、拒否権はないぞ」
ツ「むちゃくちゃだーっ!」
捺「面白くて、いーじゃん!進路希望表にマフィアって書いたやつなんていなさそうだから先生驚くぞ?」
捺希は何ら重要視していない、むしろマフィアになれることを楽しんでいるようだった。
獄「ファミリーに選んでいただいて光栄です!」
自分以外マフィアに携わることを喜ばしく思っている光景に綱吉は深く溜息を付いた。
捺「大丈夫だってツナ。オレもいるしリボーンもいるし、新しい仲間?マフィア的にはファミリーだっけ?それも出来たしこわいもんなしだろ?」
獄「はい!おまかせください!」
2人のさらなる意気込みに綱吉はさらに深い溜息を付くのだった。そんな3人の様子にリボーンは静かに笑みを浮かべていた。
忠誠心を顕にする獄寺に加え、リボーンを倒そうと現れ簡単にやり返されたランボ、綱吉を標的と勘違いしたイーピン、リボーンの愛人で日本まで追いかけて来たビアンキが綱吉の周囲に集まって来た。ランボ、イーピン、ビアンキに至っては沢田家に居候する始末、3人だった家はあっという間に大所帯となった。
料理の上手い母親、成績も運動能力も平均以下でダメツナと呼ばれてしまう次男。そして弟とは逆で平均以上には成績優秀、顔もイケメンな部類に入る長男。3人が暮らす一軒家、父親は単身赴任か蒸発したのかと密かに噂されているが気にならないほどに平凡に暮らしていた。そんな平凡な一家に突如隕石が落ちたような変化が訪れる。
捺「くぅ~っ!太陽眩しいな、このやろう!」
捺希はいきおい良くカーテンを開けた、注がれる痛いほどの太陽からの光に意味もなく文句を言い放った。
捺「さて、ツナを起こしてみるか」
自室で弟の部屋がある方角に体を向けながら呟いた、普段から寝起きが良くない綱吉を起こすのは一苦労。
捺「こらーっ!朝だぞ!?起きろーっ!」
ツ「ん~っ、後…じゅっ、ぷん」
定番の言葉が返って来た。もう何回聞いているか分からないその言葉に掛け布団を取り上げた、しかし少し肌寒そうに体を丸めたのみで目を覚ます様子はない。捺希は溜息を付くと、掛け布団を戻して諦めた。
奈「捺くん、おはよう」
捺「おはよう、母さん。相変わらずツナは起きないな~」
起こすことを諦めた捺希はそのまま階段を下りリビングに顔を出した、そこには朝食を作り息子たちが起きて来るのを待っていた母の奈々。
奈「毎朝ありがとうね。でも大丈夫よ、ツっ君には今日から家庭教師が来るの!」
遠足にでも行くかのような喜び方で話し聞かせた、そして1枚のチラシを捺希へ差し出した。
捺「お子様を次世代のニューリーダーに育てます。学年・教科問わず、リボーン…え?外人?」
奈「でも学年も教科も問わないんですって、捺くんも見てもらえるわよ!?」
ふーんとあまり興味を示さない捺希はチラシを奈々に返して用意された朝食の場に着いた。
捺「教科よりも毎朝起きないツナを起こして欲しいもんだ」
「まかせろ」
捺希でも奈々でもない声がリビングに響いた、声が聞こえた方向には黒いスーツとカーボーイハットをかぶった小さい赤ん坊。
捺「え、誰?いつの間にさらに弟が出来たの?」
リ「オレはお前の弟でもなんでもねーぞ?オレの名前はリボーン、今日から沢田綱吉のカテキョーだ」
朝食を食べていた捺希の手が止まる、奈々もこんな小さい子が来るとは思っていなく言葉に詰まり驚いている。
捺「なんてハッキリ喋る赤ん坊、本当に家庭教師なのか?」
リ「もちろんだ、その起きない沢田綱吉も起こして来てやるぞ」
部屋の案内もしていないにも関わらずリボーンと名乗る家庭教師は迷うことなく階段を上って行った。
するとドーンっ!と凄まじい音が家中に響き渡り階段を何かが駆け下りるような音が続いて響いて来た。
リ「約束通り起こして来たぞ?」
ツ「無理矢理階段から落としただけだろ!?」
響いた音に捺希も奈々も階段元に急いだ、そこには落ちて来たのか階段下にうずくまっている綱吉の姿が。
捺「本当に起こして来たのか、オレも毎朝起こすのに苦労してたのに」
リ「当然だ、オレは最強のカテキョーでヒットマンだからな」
ツ「だからオレは家庭教師なんていらないって言っただろ!?」
階段から落として起こす前にいつ説明したんだと不思議に思ったが、どうにか起こして説明したんだろうと勝手に解釈する捺希。
奈「捺くんもツっ君も早くしないと遅刻しちゃうわよ」
その言葉に時計を確認する2人、遅刻はしないがゆっくりしている時間はそれほどない。朝食に手を付けることなく綱吉は鞄を手に家を出て行った。
捺「ちょ!待て待て、オレも行くって!」
先に出て行ってしまった弟を追って捺希も朝食も手早く済ませ鞄を手に家を後にした、行ってらっしゃいと言う奈々の言葉が遠くから聞こえる。
ツ「
捺希が家を出て学校へ向かおうとすると先に出た綱吉がパンツ姿で声を張り上げどこかに急ぐように駆けて行った。
捺「ツナ!?」
声を張り上げて駆けて行く弟の姿に捺希は目を丸くした、足元にはリボーンの姿が。
リ「ツナには死ぬ気弾を撃ったんだ、そんで笹川京子に告白しに行ったぞ」
捺「告白にパンツはまずいだろ、しかもなんだよ死ぬ気弾って」
リ「ツナはマフィアのボスになるんだぞ?ま、おまえもファミリーになるんだ説明してやるか」
捺「と、とりあえず学校に向かいながら説明してもらえるか?」
綱吉が向かった方向もあるが遅刻してはいけないと行かざるを得ない建物の方角へ歩き始めた、その歩調にリボーンも着いて来る。学校に着くまでの時間、捺希はリボーンから死ぬ気弾やマフィアなどの詳しい話を聞かされた。
捺「へえ、マフィアのボスか…現実離れしてて良いな!」
リ「おまえは嫌じゃねーのか?」
捺「別に?面白そうじゃん」
その答えにリボーンは笑みを浮かべる。歩いていると学校が見えて来た、校門前ではなんとパンツ姿の綱吉が女の子に告白して逃げられたところだった。
「きゃーっ!!」
悲鳴を上げて1人の女の子が逃げて行った。それもそうだろう、パンツ姿でいきなり駆け寄られた告白されたのだから。告白した綱吉は我に返ったのか落ち着いたのか地面に座り込んだ、そこに捺希とリボーンは駆け寄った。
捺「ツナ、大丈夫か?」
ツ「ま、まさか見てたの!?」
捺「ああ、バッチリと…さすがにオレもパンツ姿で告白は出来ない」
ツ「オレだってしたくてしたんじゃないんだって!」
捺「ああ聞いたぜ、リボーンから。死ぬ気弾を撃たれていのししの如く猪突猛進して告白しに行ったって…うんうん、逃げられたとしても告白したことが大事なんだ」
捺希は腕を組み、良い話をしているとばかりに数回頷いた。
ツ「告白したことはもういいよ!!」
「そこの裸の君、何してるんだい?」
校門前で兄弟揃ってピーチクパーチクやっていると1人の少年が近付いて来た。
ツ「風紀委員長の雲雀恭弥さん!」
捺「おおーっ!ヒバリー!」
兄弟の反応が丸っきり正反対だった、捺希は輝くような笑顔で雲雀に近寄った。
雲「うざい」
…がさらっとあしらわれた。
捺「ひどいな~、そこまで拒絶しなくても」
雲「拒絶してもしても来るのはどこの誰だい?」
並中の生徒はおろか教師や様々な人が恐れる風紀委員長と自分の兄が普通に話している様に綱吉は唖然としていた。
雲「それよりもそこの君は弟くんだね、なんで裸なんだい?」
捺「まあそれはカクカクシカジカあってだな」
雲「日本語で話してくれる?」
2人が話してる隙に綱吉は死ぬ気弾を撃たれた時に強制的に排除された制服を集めてその場を去ろうとしていた。
雲「話はまだ終わってないよ」
ツ「ひぃーっ!ごめんなさーい!」
引き止められたことに恐怖を覚え、綱吉は足早に逃げて行った。
雲「君も早く教室に行きなよ、遅刻したら規則違反として咬み殺すよ」
捺「なになに?心配?ありがとうヒバリ、優しいな~!」
雲「退学になってしまえ」
捺「残念でした~、義務教育なので退学にはなりませーん」
教科書などが入った学生鞄を肩に引っ掛けて持ち、空いている片手でひらひらと振ってみせると素直に教室に向かった。
♠♣♠♣♠♣♠♣♠♣♠♣
時間は過ぎて過ぎて放課後。部活などはしていない捺希は真っ直ぐ帰ろうとしていると綱吉の姿を発見した、隣には見知らぬ銀髪の少年。
捺「おーい、ツナー」
名前を呼び近付いたは良いものの隣の銀髪の少年に睨まれ、綱吉との間に立ち割り込んで来た。
「なんだてめー、気安く10代目を呼んでんじゃねー」
その威圧的な態度に捺希も狼狽えてしまう。
ツ「やめてよ獄寺くん、この人はオレの兄さんだよ」
獄「なんとお兄さまでしたか!大変失礼しました!!」
先程の態度はどこへやら、獄寺は90度腰を折って捺希に頭を下げた。
捺「ツナ、お前舎弟でも募集したのか?」
ツ「ちがうって、獄寺くんはクラスメイト!」
獄「いいえ!オレは10代目の右腕になる男です!」
双方言っていることが全くちがう、捺希は交互に視線を送ると表情を緩ませた。
捺「まあ頼れる仲間が出来て良かったな」
リ「これでボンゴレファミリー2人目ゲットだな」
どこからともなくリボーンも現れ、話の輪に入って来た。
ツ「だからマフィアのボスになんてならないって言ってるだろ!しかも2人目って、1人目は誰だよ!」
リ「もちろん捺希だ、拒否権はないぞ」
ツ「むちゃくちゃだーっ!」
捺「面白くて、いーじゃん!進路希望表にマフィアって書いたやつなんていなさそうだから先生驚くぞ?」
捺希は何ら重要視していない、むしろマフィアになれることを楽しんでいるようだった。
獄「ファミリーに選んでいただいて光栄です!」
自分以外マフィアに携わることを喜ばしく思っている光景に綱吉は深く溜息を付いた。
捺「大丈夫だってツナ。オレもいるしリボーンもいるし、新しい仲間?マフィア的にはファミリーだっけ?それも出来たしこわいもんなしだろ?」
獄「はい!おまかせください!」
2人のさらなる意気込みに綱吉はさらに深い溜息を付くのだった。そんな3人の様子にリボーンは静かに笑みを浮かべていた。
忠誠心を顕にする獄寺に加え、リボーンを倒そうと現れ簡単にやり返されたランボ、綱吉を標的と勘違いしたイーピン、リボーンの愛人で日本まで追いかけて来たビアンキが綱吉の周囲に集まって来た。ランボ、イーピン、ビアンキに至っては沢田家に居候する始末、3人だった家はあっという間に大所帯となった。
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