「もうすぐバレンタインだね」
　『ね』
　「侑はお菓子作ったりしないの？」
　『ん？作るよ〜』
　「ふーん、誰にあげるの？」
　『友達とかかな』
　「そっか…ん…？私のは？！」
　『理佐ちゃん甘いの食べれるの？」
　「え？」
　『コーヒーブラック飲んでるし、実は甘いのもう好きじゃないのかなって、、デートのときもこっちに付き合ってくれてるだけじゃないかなって』
　「ううん、そんなことないよ．甘いの大好きだからさ、欲しいな？」
　『ふふ、うん。わかった。なにがいいとかある？』
　「なんでもいいよ、侑が作ってくれるならなんでも嬉しい。あ、けど侑今ダイエット中じゃん？だから侑も食べられるやつがいいな〜。そうだな、豆腐使ったやつとかどう？」
　『え？私のことなんて気にしなくていいからさ、理佐ちゃんが食べたいのにしたら？』
　「いやいや、一緒に食べたいから。それに彼女の努力を応援するのが恋人の勤めだからね〜」
　『……ありがと』
　「ううん、楽しみにしとくね〜」


お仕事頑張る口実ができた理佐さんと好きが加速した主