「いい加減理佐さんって言うのやめない？」
「え？」
仲直りしたついでにさん付けを無くさせようとする渡邉理佐
「けど、5個年上ってかなり緊張するもんですよ？」
「そー？もう付き合って長いのになぁ…。てかさ、敬語もやめてほしいんだけどなぁ…」
次々と出てくる渡邉理佐の要求に押しつぶされそうになる侑。けど、やっぱり最推しのお願いなんて断れず
「徐々に慣れます…」
「じゃあ、今言ってよ、ほら、理佐って」
「え〜…ぃ、さ」
「ん？」
いつかのそこさくばりのでっけえ声で聞き返す渡邉理佐と羞恥心でどうにかなりそうな侑

ちなみに侑が呼び捨てするの躊躇うのは単に年上だからという理由からだけじゃない。実は彼女1人でする時渡邉理佐のこと呼び捨てにしながら果てる。だから、そのこと思い出して恥ずかしいんだそうな。まあ、渡邉理佐に引かれると言う思いから何が何でも聞こえる声では言わないつもり。だけど、理佐さんが長期の撮影とかでいない時に久々に1人でしてるところを目撃されちゃって、「もしかして…」と核心を突かれたのはまた別の話。