渡邉理佐さん
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『ねえ理佐さんっ!!っ!!』
「んー?」
『やめっ…!!!!』
「謝るまでやめないから」
こいつはドSか?
行為が始まってからおよそ1時間。飽きることなく動き続ける理佐さんは疲れを知らないようだ。
アイドルで培った体力こんなところで発揮しなくていいんだよ?肺活量も人並み以上だから毎度毎度酸欠になりかけてる。あのね、こっちは普通の大学生だから。そんなやられたら意識飛ぶから。
いっつもやりすぎなくらいしてくる理佐さんは自覚がちゃんとあるらしく。あるなら自制してほしいんだけど、「可愛くてつい」なんて言われて嬉しくない恋人はいない。私が甘すぎるのも良くない。だって顔が良すぎる。
小さなお顔に散りばめられたパーツが綺麗すぎて息を呑むほどで。
伏せられた瞼には、今にも飛び立てそうなくらいふさふさなまつ毛がついている。
綺麗な鼻筋と大きめの唇が理知的に見えるところも好き。
「…なに?そんなにじーっと見て」
『ううん…いいじゃん。』
「ほんとに私のこと好きなんだね〜。」
『なっ!』
「ふは、うん。私も好き。」
『あっ!!!』
「侑さぁ、自分が可愛いことに自覚持った方がいいよ。世の中には常識ない奴もいるんだから、」
『みみ、、喋んないで…!』
何を訳わからんこと言ってるだ。まあ、ある程度気をつけてないと理佐さん何しでかすかわかんないしな…。気をつけとこ。
「今年はさ、クリスマス…一緒に過ごそうね」
徐に動きを止めてそう呟く理佐さん。え?今なんて?あの理佐さんが?私とクリスマスを?あの超忙しい理佐さんが?!
『え?』
「オフ貰ったの。ドラマ頑張ったご褒美貰っちゃった」
『え、私とのに使っていいの?やりたいこととか溜まってるんじゃないの?』
「うん。やりたいことね。あるから。」
『え?なに?』
「それは、これが終わってから…」
『……ひゃっ!!』
「ね、見てこれ」
『何この趣味悪い服。返してきなよ』
「えー?かわいいじゃん」
やりたいことって、ベビードール着させることだったんかい。
真っ白なベビードールをこれみよがしに見せてくるけど、全然嬉しくない。
「これをー侑がー着るの。」
『…いやだ、、てかクリスマス私授業あるし……』
「次の日休みなんでしょ?学事歴調べたから知ってるよ」
なっ…。抜かりない…。本当計画性とか尊敬しちゃうけどそういうところで発揮しなくていいんだよなぁ。
『理佐さんやめてくれないじゃん』
「侑が可愛いのが悪いんじゃん」
『え?ひど』
けど、このままだと本当に記憶が飛ばされるまで抱かれるからなんとしてでも防がなければ…!
『理佐さんも着るならいいよ』
「…え?私が?」
自分だけ着ないってぇのはずるいじゃあありませんか。
私だってね?理佐さんのこと好きなんだから抱きたくなるんですよ。気づいてます?まあ、いっつもこっちが抱く前にこっちをズタボロにしてくるんですけど。
『私も理佐さんのこと抱きたい』
「……っ、何それ…やば、我慢できない」
『え?』
「今のは侑が悪いからね?」
『いやいやいや、、!さっきまであんなにやったじゃん!!もう無理だって!』
「人はね、無理だと思ってからが本番だから」
『済ました顔で生田先輩の名言言わないで!ちょ!やめ!』
後日
「え、侑筋トレ始めたの?」
『ん…筋肉つきやすい家系だからさ、ほら…もう結構筋肉ついてきたよ』
「本当だ…ムキってなってる。侑女性層にもモテちゃうじゃん。いっそのことシークレットブーツでも履いてナンパしてきたら?」
『…やっちゃおうかなぁ〜』
「彼女一筋の侑がそんなことできるわけないない」
『それはそうだけど。』
「サラッと肯定するのもいいよね。あー…マジで侑って罪だー」
『ありがとう…?じゃあ、ランニング行ってくるから。明日の講義でねー』
「ミスパーフェクト…抜かりなし」
ベッドの上で恋人に泣かされるとはまさか思ってない友人ちゃん
「なんか、侑が最近攻めてくる」
「え、あの侑ちゃんが?」
「そう…今までは疲れ果ててそんなことどころじゃなかったのに、体力おばけになってる。ということでね、わたしも体力維持しなきゃ。とりあえずピラティス予約しよ。」
「ストイックだね〜」
「侑が組み敷かれてる時の顔見るために仕事頑張ってるようなもんだからね。クリスマスまでもう少しだし…がんばろ。」
「…侑ちゃん、ご愁傷様。。」
性への貪欲さはピカイチ。
本編つづき
『ありがとうございました〜…はあ、疲れた』
「有馬さんクリスマスイブにバイトなんて」
『それ以上いうとこの前のミスチクりますよ。』
「…まあまあ、落ち着いて2人とも。有馬さんもそんなフガフガしない。」
なんで私まで怒られないといけないんだ…。
『っな!』
「フガフガ〜」
くっそ…こいつ。年上じゃなかったら後ろから蹴上げてたかもしんない…。まあしないけど流石にね。
「侑ちゃん彼女さんいるんでしょ?よかったの今日出てもらっちゃって」
『今日はお互い休みじゃなかったんで大丈夫です』
「え、有馬さんて付き合ってる人いたの?」
『本当デリカシーないですよね。』
人のプライベートゾーンに入ってこないでくれい。私はあーたの友達でもなんでもないんだ。ったく、最初の方は優しくていい人なんだなぁ
とか思ってたのになぁ…。
「…君たちは本当に仲が悪いんだね〜。これでも食べてきてラストの予約捌いて終わるよ」
『「はーい』」
「有馬さんの恋人ってどんな人なの?」
『…無駄話してないで手動かして下さいよ。』
「本当にいるの?俺まじで信じらんないんだけど」
なんなんだこいつ。ほんっとに失礼なやつだな。バイト中にも拘らずまださっきのこと聞いてくる。どんどん苦手になってくんだけど…。
『いますから。別に関係ないじゃないですか、ほら、レジ人いますよ』
「…っしゃーせー」
『あーっ、やっと終わった!帰れる!』
…いや、呑気に終わったこと喜んでるけどよく考えれば明日理佐さんと過ごすんじゃん。しかも、大学行った後に…うわ、体力持つかな。
「有馬さん、ちょっといい?」
『…なんですか?』
早くしてくれ…こっちは少しでも体力蓄えとかないと大変なんだよ。なんて思っていた。
「俺、、有馬さんのこと好きなんだ。恋人の件嘘なんだったら俺のこと考えてみてほしい。」
『…え、?』
「じゃあ」
『ちょっと!!…ぁ、帰っちゃった』
「侑…?なんかあった?」
昨日のこと思い出しながらぼーっとしてたら理佐さんに声をかけられた。
あまりに急すぎて、断るにも帰るの早すぎて伝えらんなかったし。
まあ、100ないけどね。好きになる要素なさすぎるし。けど…これ理佐さんにバレたらかなりまずいよな…自分がされたらかなり不安になるし。いや、けど、話されても不安だわ。これの最適解ってなんなの?
『…ごめん、理佐さん年始とか会えないかな?今日はもう帰りたい』
「…え?なんで?」
『今は理佐さんといる資格がないから。』
「いやいやいやいや、急すぎない?理由もちょっとよくわかんないし。」
理不尽だしわがままなこと言ってるのはわかる。だけど、これ以上理佐さんと一緒にいても苦しいだけ。
『…ごめんなさい』
「謝らないで?なんかあったなら話聞くし」
頭を撫でながら、優しい声色で私を宥めてくれてる。
本当は今すぐにでも言いたい。だけど、ただ吐き出すだけだなんて、自分の重荷を放棄して理佐さんにぶつけて自分が楽になるだけなんじゃないかって。
『…っ、、』
「大丈夫。」
なんだ。珍しい。いや、珍しくはないのかな。
侑はいつも悩んでるとき一人で、誰にも相談することなく考え込むタイプ。
私もそういうところあるからあんまり深く立ち入れないんだけど、やっぱり私彼女じゃん?話して欲しいよ。もっと頼ってよ。
「大丈夫だよ。侑が話したいタイミングが来るまでそのままでいいから。だから、せめて一緒にいてほしいな」
家に帰って悩んで、考え続けて、侑は自分を責めちゃうんじゃないかって。
いつもは侑がくれる優しさの恩返しをしたいんだ。
『理佐さん…、』
「ん?」
『ハグ…してもいい?』
震えながら願いを呟く侑をそっと抱きしめる。
そんなこと聞かなくても大丈夫なのにね。
それから何分か抱きしめ合ったままゆらゆらしてた。
「…大丈夫だよ。侑、」
大丈夫。この言葉を言っていれば本当になんだか大丈夫な気がしてくるから好きだ。
『理佐さん…っ、私理佐さんのことが好き。』
「ん?私も好きだよ」
急に好きだなんて、あの侑が言うなんて。
本当にどうかしちゃったのかもしれないな。
『告白されて、断れなくて。だから、理佐さんの側に居れない。こんな中途半端なやつがこんな大切な日に一緒にいれない』
…なるほど。なんとなくわかった。
「そんなことないよ。けど、断れなかったって、どういうこと?」
『告白だけして帰っちゃったから』
何そいつ。度胸ないじゃん。
そんなやつが侑を悩ませてるなんてなんか腹が立ってきた。
「…侑悪くないじゃん。また今度あったときに断りな?」
『…断れなかった事実に変わりはないし、それに理佐さんに面目が立たない。』
「大丈夫だから。侑が一番好きなのは私じゃないの?」
『…ううん。理佐さんだよ。理佐さん以外あり得ない。、理佐さんしかそういうふうに見れない』
いつにもなく素直な侑を前になんだかこっちが恥ずかしくなってきた。
てか、そんな風に思っててくれてたんじゃん。なんか嬉しいんだけど。
「じゃあ大丈夫じゃん。はい、この話終わり。これでもまだ私と一緒にいたくない?」
『ううん…一緒にいたい……その、話聞いてくれてありがとう』
「…いいのいいの。、さーて、問題も解決したことだし、ベッド行こっか?」
『は?え?なんで?』
「そりゃあね?楽しみにしてたのもあるし、流石に妬いたから。今夜は覚悟しといてね」
血の気が引いていく侑を見ながらワクワクが止まらなかった。
「…なにしてんの。さっきから、」
情事が終わってさっきから足をすりすりしてくる侑。くすぐっいんだけど、てか、なんか変な気分になる
『…気持ちいいじゃん。、好きなの』
は?なんて?
「えっちじゃん。侑ちゃんは意外に変態なんだねー」
『なのかな…けど、理佐さんといたらなんかもっとしたくなるから…』
もうなんなの…?今日素直すぎない?そろそろ理性の箍が外れそう。
「誘ってんの?」
『ここまで言って誘ってないなんて言えないよね…けど、次は私が理佐さんを抱きたい。理佐さんのこと愛させて?』
あぁ、やばい。いつからこんなにかっこよくなったのだろうか。告白してきたアイツもこういうところに惚れちゃったのかな。
いつになくストレートで、だけどいつも以上に心が籠った言葉が一つ一つ紡がれるのを聞いて侑のこともっと好きだなって思った。
「…侑にできるかなー?」
ちょっと弄りたいのは、照れと侑の本気具合を知りたいから。
『ふふ、理佐さんのこと満足させられるように頑張るね』
「っあ!侑…っ、侑っ…!」
『かわいい…理佐さんの中すごい締まってる、わかる?ほら、、ここ突くと特に』
「!!んぅ……っぐ!、ぁ!侑、、も、…」
『まだダメ…私の愛もっと伝えたい。ちょっと我慢して』
見た目に反してど畜生なことしてくる侑。え、嘘でしょ。優しさはどこに行ったの?
てか、攻め出したの最近のはずなのにさそんなに的確にいいとこばっかり攻めないでよ。気持ち良すぎて飛びそうになる。
「……ねぇ、、」
『ん?あぁ、動かせって?』
「わかってるなら…」
『このまま繋がってたいなぁ…だめ?』
〜〜〜〜〜!なんなのもう!そんな可愛い顔しておねだりとか…
「もう限界…だから、、」
『大丈夫、人は限界を超えてからが本番だから』
「なっ!…ぁ!」
絶対この前のこと根に持ってるじゃん…!
てか、もしかして私の抱き方の真似してる…?だとしたら、これかなりまずい。…後悔したところでもう遅いんだけど。
『……そろそろ理佐さんもイキたいかな。』
「ッぁ!!」
手の動きを早め、今まで以上の快感が全身を駆け巡る。
「っは、イキ…そ……」
『ん…っ、理佐さんのイってるとこ見せて?』
「ッアアア!っあ!…、…ッん、」
『…かわいい。理佐さん大好き。』
いまだに快感と疲労で溢れた体を抱き留めたまま耳元で囁かれる。
これが幸せなのかなぁなんて、柄にもないこと思っちゃって。
なぜ恋の歌詞が最近身に染みるんだよね…。、
『愛伝わった?』
「ん。いやというほど」
『ふふ、よかった。理佐さん…来年もクリスマス過ごしたい…ですね、』
「…なんで敬語なの?当たり前じゃん。侑と過ごせるようにお仕事頑張るから」
『…うん。来年も…』
「その先も…ね?」
『…!うん……』
聖なる夜は愛する人と過ごすだなんて、小さい頃からの夢だったし、経験もあったけど今年は格別だった。
今ある幸せが続くことを願って、抱きしめたまま微睡の中に沈んでいった。
fin