小林由依さん
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ガタタンガタタン
…
電車の音に耳を澄まして、心を落ち着かせる
side由依
『あちゃ〜、やっちった』
変なとこでやらかす不器用さも
『お?どした?アドバイスはできんかもやけど話くらいなら聞けるよ?』
どんなに忙しくても困ってる人を助ける温かさも
『いや、これは私がする…』
最後まで責任を持ってやり抜く強い責任感も
『…、やるしかないからね…』
絶対に無理って弱気にならないところも
ずっとずっと好きなんだ
『ずっと好き、これからもずっと!』
「遅いよ…、ばか」
呟いた言葉は誰の耳にも拾われることなく雑音の中に消えていった。
数ヶ月後
小林、次のライブも楽しみにしてるよ!
「ありがとうございます!がんばります!」
マネージャーさんにそう告げられ、帰宅する準備をする。
あれから数ヶ月が経ち、ライブハウスで自分の作詞作曲した曲を披露させてもらえるようになった。
想像していた日々よりももっと遥かに大変だけど、その分充実感も大きくて毎日がワクワクで溢れてる。
「ん?」
メールの着信を告げる通知音に目をやる
侑:今日暇?
「え?」
あまりに突然のことでよくわからない。
侑とは、駅で別れてから一度も話していない。
告白も、告白の返事も返していない。
今更どういうつもりで送ってきたのか…、そんなことを考えても全くわからない。
由依:特に用事はないけど…
侑:おっけ!用事あってこっちきてるから、久々にちょっと会いたいんだけどいいかな?
どきんッ
胸が大きく弾んだ気がした。
二つ返事で返信して、帰る準備を済ませ、家に向かった。
your side
今日こそ、今日こそはあの時の続きをしっかりと伝えるんだ。
ピーンポーン
「はーい」
『侑です、由依の家であってますか?』
「…、違います…」
『へっ!?…、あ、そうですか…、すみません…』
「ごめん笑笑嘘ついた、由依です、合ってます笑笑」
『ちょっ、由依〜、マジで焦ったんだけど!笑笑』
「今、ロック外すから、上がっておいでよ」
笑いながらロックを外す由依になんだ、このまえのことそこまで引きずってないのかなんて少し残念なような、
だけど普通に接してくれる、今まで通りに接してくれる由依に安心した
(これで安心して思いを伝えられる)
『お邪魔します』
「ん、どーぞ…、久しぶりだね」
『うん、元気だった?』
「まあ、そこそこ」
『そっか』
部屋に上がってから、リビングへと向かってソファに座るように促された
「なんか飲む?」
『んー、じゃあ水で』
「はーい、あ、今もまだ常温の水しか飲まないの?」
『ねーえ、馬鹿にしてるでしょ?』
「いや、馬鹿にしてないよ笑笑」
『はあ笑笑、流石に夏だし冷たいのがいいな』
「おっけ…、はい」
『ん、ありがと』
しん…となった部屋で壁にかけられた時計のが時を刻む音だけが微かにいや、今はかなり大きく響いている
『あのさ、今日は伝えたいことがあって来たんだよね』
「うん…」
ふーっ
緊張するけど言わなきゃ
『ずっと好きだったんだ…、』
「うん」
『出会った頃から、ずっと自分だけのものにしたいって、』
「うん…」
『今も、変わらずずっと好きです、私と付き合ってくれませんか?』
「…、はいっ」
『っ…!』
『やったー!』
「うるっさいよ笑笑」
『ご、ごめん笑笑あまりに嬉しくてさ』
やっと、やっと伝えることができたこの気持ち。
由依の恥ずかしそうにだけど嬉しそうにはにかむ姿を見て伝えられてよかったと思えた
おまけ
「でさ、出会った頃ってちなみにいつだっけ?」
『え?!覚えてないの?!』
「えー?流石にわかんないよ笑笑」
ショックだあなんて項垂れてる侑を前に申し訳ないがいつ出会ったかなんてほんとに覚えてないんだよね
『えっとねー、保育園の入園式の前だったかな?』
「え?組違ったよね?」
『あ、そうそう。入園式の前に園庭でさ泣いてる子がいて』
「あー、なんかそんなことあったかも」
じわじわと思い出される過去の記憶
『その子にさ、由依、声かけてあげてて。子供ながらに、あぁ、この子優しいなって』
「ほぉ…?」
『あれ?ほんとに覚えてない?』
「うん笑笑さっぱり」
ガーンという効果音が似合うほど侑はがっくりしている
まあ、そのおかげで今こうして両想いになって、付き合えることができたんだし過去のわたしに感謝でもしとこっかな
…
電車の音に耳を澄まして、心を落ち着かせる
side由依
『あちゃ〜、やっちった』
変なとこでやらかす不器用さも
『お?どした?アドバイスはできんかもやけど話くらいなら聞けるよ?』
どんなに忙しくても困ってる人を助ける温かさも
『いや、これは私がする…』
最後まで責任を持ってやり抜く強い責任感も
『…、やるしかないからね…』
絶対に無理って弱気にならないところも
ずっとずっと好きなんだ
『ずっと好き、これからもずっと!』
「遅いよ…、ばか」
呟いた言葉は誰の耳にも拾われることなく雑音の中に消えていった。
数ヶ月後
小林、次のライブも楽しみにしてるよ!
「ありがとうございます!がんばります!」
マネージャーさんにそう告げられ、帰宅する準備をする。
あれから数ヶ月が経ち、ライブハウスで自分の作詞作曲した曲を披露させてもらえるようになった。
想像していた日々よりももっと遥かに大変だけど、その分充実感も大きくて毎日がワクワクで溢れてる。
「ん?」
メールの着信を告げる通知音に目をやる
侑:今日暇?
「え?」
あまりに突然のことでよくわからない。
侑とは、駅で別れてから一度も話していない。
告白も、告白の返事も返していない。
今更どういうつもりで送ってきたのか…、そんなことを考えても全くわからない。
由依:特に用事はないけど…
侑:おっけ!用事あってこっちきてるから、久々にちょっと会いたいんだけどいいかな?
どきんッ
胸が大きく弾んだ気がした。
二つ返事で返信して、帰る準備を済ませ、家に向かった。
your side
今日こそ、今日こそはあの時の続きをしっかりと伝えるんだ。
ピーンポーン
「はーい」
『侑です、由依の家であってますか?』
「…、違います…」
『へっ!?…、あ、そうですか…、すみません…』
「ごめん笑笑嘘ついた、由依です、合ってます笑笑」
『ちょっ、由依〜、マジで焦ったんだけど!笑笑』
「今、ロック外すから、上がっておいでよ」
笑いながらロックを外す由依になんだ、このまえのことそこまで引きずってないのかなんて少し残念なような、
だけど普通に接してくれる、今まで通りに接してくれる由依に安心した
(これで安心して思いを伝えられる)
『お邪魔します』
「ん、どーぞ…、久しぶりだね」
『うん、元気だった?』
「まあ、そこそこ」
『そっか』
部屋に上がってから、リビングへと向かってソファに座るように促された
「なんか飲む?」
『んー、じゃあ水で』
「はーい、あ、今もまだ常温の水しか飲まないの?」
『ねーえ、馬鹿にしてるでしょ?』
「いや、馬鹿にしてないよ笑笑」
『はあ笑笑、流石に夏だし冷たいのがいいな』
「おっけ…、はい」
『ん、ありがと』
しん…となった部屋で壁にかけられた時計のが時を刻む音だけが微かにいや、今はかなり大きく響いている
『あのさ、今日は伝えたいことがあって来たんだよね』
「うん…」
ふーっ
緊張するけど言わなきゃ
『ずっと好きだったんだ…、』
「うん」
『出会った頃から、ずっと自分だけのものにしたいって、』
「うん…」
『今も、変わらずずっと好きです、私と付き合ってくれませんか?』
「…、はいっ」
『っ…!』
『やったー!』
「うるっさいよ笑笑」
『ご、ごめん笑笑あまりに嬉しくてさ』
やっと、やっと伝えることができたこの気持ち。
由依の恥ずかしそうにだけど嬉しそうにはにかむ姿を見て伝えられてよかったと思えた
おまけ
「でさ、出会った頃ってちなみにいつだっけ?」
『え?!覚えてないの?!』
「えー?流石にわかんないよ笑笑」
ショックだあなんて項垂れてる侑を前に申し訳ないがいつ出会ったかなんてほんとに覚えてないんだよね
『えっとねー、保育園の入園式の前だったかな?』
「え?組違ったよね?」
『あ、そうそう。入園式の前に園庭でさ泣いてる子がいて』
「あー、なんかそんなことあったかも」
じわじわと思い出される過去の記憶
『その子にさ、由依、声かけてあげてて。子供ながらに、あぁ、この子優しいなって』
「ほぉ…?」
『あれ?ほんとに覚えてない?』
「うん笑笑さっぱり」
ガーンという効果音が似合うほど侑はがっくりしている
まあ、そのおかげで今こうして両想いになって、付き合えることができたんだし過去のわたしに感謝でもしとこっかな