姓は「矢代」で固定
第3話 長州訊問使
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***
本当は昨日までに、内々に特使の人員には確認と合意があった。
将軍は征長の準備を始めており、明日に下坂する。特使は明後日の早朝、幕軍より先んじて『長州訊問使』一行として長州へ向かう。局長らは幕府直臣の従者となり、随行する予定だ。
訊問使は、公には殻を閉じたままの長州藩へ、征長の最終通告を行う役割である。しかしながら、それに成果があるとは期待されておらず、あくまで出兵に先立っての敵情視察が目的である。あわよくば「公式使節として」長州勢の本拠地・萩まで行きたいところだった。
しかし、たった数名の特使である。長州からの宣戦布告として、敵城で襲撃され、晒し首にあってもおかしくない。
荷の重い仕事だ
幕府にとっては、万一のときは捨て駒になりうる特使。
それでも新選組局長と参謀が赴く……捨て駒にはさせない
そのための俺達、諸子調だ。視察が目的ではあるが、安全確保も重要な仕事だ。
局長らとは別で、俺はこれからすぐに屯所を立つ。俺含め、兵庫以西に明るい人材があまりに少ないため、方々できるだけの伝手を依頼しておきたい。
「雪村君」
「はい?」
勝手場にいた彼女に声をかける。調理当番の斎藤組長が俺へ目礼したため、浅礼を返した。
「すまない。できたら先にもらえると助かるんだが…」
「分かりました。そしたら…ちょっと待って下さいね」
そう言うと、お櫃ではなく直接茶碗にご飯を盛り、重ねられた二膳。
「弥月さんの分も」
「…ありがとう」
「お気をつけて」
視線を交わすと、心配そうに…それでも雪村君はニコリと笑った。
弥月君のことを宜しく頼もうと思っていたのだが、言うまでもない事なのだと、凛と立つ彼女を見て心丈夫に感じた。
膳を片手に持ち替えて、監察方の部屋の障子を開ける。
「弥月君…は」
ガランとした室内を見て、「いないか」と語尾が消え落ちる。
なんとなく部屋に居る気がしたのだが、予想は外れたらしい。仁王立ちで待っている姿まで想像していた。
戻ってくるだろうか…
俺が明後日に出発するものだと勘違いしていたら、しばらく拗ねて帰って来ない可能性がある。
それは嫌だな…
ダダダダダダッ
「言い訳は!?」
誰かが走っているなと思いながらお膳を床に置いた途端に、俺の後頭部に全力でぶつかってきた声。振り向くと、怒った顔の弥月君がいた。
「……な」
「言い訳は!?」
言い訳が無いなんて許さないと云う事らしい。俺の返事がかき消されると共に、もう一度、全く同じように力強く問われる。
けれど、彼女の目元がぐしゃりと歪みそうになるのを、瞼を震わせて堪えたのに気付いた。
泣いてくれるのか
新選組隊士に相応しくない感情を、押し隠そうと必死になっているのが分かった。泣かせたくはないのに、俺との惜別に生じた嵐のような情動を嬉しく思う。
「心配することはない。俺は特使の数にも含まれない偵察隊だ」
「…」
弥月は今度こそ顔を悲痛に歪めて納得していないと訴える。数にも数えられないことの危険性を、想像することは容易いことだった。
彼女は何かを言おうとして、飲み下した……誹りか、嘆きか。そして自身を片手で抱えて、俺から顔を背ける。
「嘘つき」
「…すまない」
少しだけこの人と話をしようと、膳を部屋の隅へ寄せる。
許してほしいとは言わない。恨み言ですら、俺を想ってくれるのならば、ずっと覚えていてほしい。
本当は君を独りにしたくない
傍にいてほしい
まるでバラバラになる身体を守ろうとするように、弥月君は自分を支えている。けれど、その手を取っても、彼女は壊れることも驚く様子もなくて、静かに部屋の中に引き込まれた。
烝は繋いだ手からゆっくりと近付く。絡めた指に力が入って、お互いに緊張しているのが伝わったが、彼は躊躇せず弥月を柔らかに包みこんだ。
これが最後になるかもしれない
目を閉じて、ここにある確かな存在を感じる。自分の命が潰(つい)える恐ろしさよりも、大切なものが消えてしまないことを願った。
「生きてくれ」
一呼吸の後、俺の背に回された彼女の腕が、思いがけず俺を引き寄せた。触れるかどうかの足りない距離が満たされる。
「…ーー…」
彼女が音にしないよう努めた、小さな小さな願いの欠片。
行かないで、と
ズクンと身体が鳴いた。
聞き逃してしまうほどの小さな音に気付いて、拾い上げたのはずっと求めていたもの……そこにあるのは慕情だと、勝手に胸が騒めいた。
彼女の声なき心奥を形にしたいと……この人が欲しいと、全身が震える。
横目に見えるのは彼女の耳元だけで、俺の肩口にその表情は埋まる。けれど、鼻先を包む彼女の匂いに中(あ)てられて、全てを許されたような、満たされた気持ちになった。
「…」
声をかけようとして口を開いたが、違和感に気付いて吐く息を止める。
彼女は身を預けるわけではなく、カチカチに固まったまま、俺にくっついていた。
少し…無理をさせている、か…
烝が抱きしめる力を緩めると、自然と弥月の力も緩む。けれど、腕の中から彼女が離れていくことはなくて。懸命に求めに応えようとしている心模様に、たまらず愛しさが増す。
もう一度その熱を求めて、柔らかに背を抱き寄せる。すると、先ほどよりもほんの少しだけ、彼女が身体を預けてくれた。
彼女の輪郭のない心奥が、求めれば形になる。
ああ
再び目を閉じて、彼女の肩に顔を隠す。
屯所で良かった
本心ではないことを、言葉にして想う。
大事に大事にしてきたものを、衝動で台無しにしてしまいそうになる。離れてほしい気持ちと、このままで居てくれたらと相反する気持ちが、どうしようもなく苦しい。
最後にしたくない
まだ 君と
「…」
「…すまない。何と…?」
また彼女が短く何かを言った気がしたが、今度は拾えなかった。仕方なく身体を離したのだが、弥月君は何も言っていないと云う様に、首を横に振る。
それを機にゆっくりと離れていく熱に、期待を裏切られてホッとする自分がいた。
「帰ってきてくださいね」
「ああ」
そんな約束に意味はないと知りながら、それでも最後の枷にはなるだろう。
待ってくれている、愛しい人がいる
「君も怪我しないように。島田君をきちんと頼れ」
「はい」
空いた隙間と、普段と変わらない様が寂しくなって、戯れにもう一度腕を広げてみせると、刹那、弥月君はピクリと身体を跳ねさせて。けれど、躊躇いながらも、すり足で少しずつ寄ってくる。
可愛い人だ
今度は両腕を自分達の間に納めていて、どこか物足りなかったけれど、今はこれで満足しておこうと自分を戒める。
代わりに、胸に収まったその背を子どもをあやすように擦って、大切に思っているのだと教え込む。そうしてしばらく撫でていると、身体の力が抜けてくるのが分かった。
好意に不器用で、伝え方に不慣れなだけで、俺の思いはきっと伝わっている。
烝は頭に触れようとして、結い上げているそれに気づく。
この結紐は引っ張ったら取れるのだったな…?
弥月君の黒い髪紐。伸び縮みする便利な紐なのだと、触らせてもらったことがある。
根元を押さえて指をかけると、黒い結紐はスルスルと外れていった。
「ん、え?」
パサリと落ちた髪を、弥月は振り返る。
「これを貰っても良いか?」
いつもの彼女の真似をして、輪を腕に通す。なるほど、これなら袂から落とすこともない。
「? 良いですけど…」
「困るなら返すが?」
「結紐ありますし、そんなに困りませんけど……それ、欲しいですか?」
不審な顔で、俺の手首に通った紐を見る。確かに餞別にしてもお守りにしても、使い古して毛羽立ち、不格好の様ではあった。
けれど
「貰えるなら嬉しい」
君が四六時中身に付けていた物だからと言ったら、気持ち悪がられそうだ。
弥月が躊躇いがちに「どうぞ」と言いながら、烝の手から顔へと視線を移すと、至近距離で視線が重なる。
俺はしどけなく肩に落ちる長い髪を掬って、彼女の頬に触れた。
この一瞬を
目に焼き付けておくことができたのならばと、ジッと見つめると。途端に『弱り果てた』という表情で、彼女の目が泳ぎだす。
「こっちを見てくれ」
「ん…」
返事と共に一瞬目が合うが、またふらふらと何処かへ行ってしまう。
「弥月君」
「無理…です」
「弥月君、顔が見たい」
「……」
恥ずかしそうというか、嫌そうというか……心底困っているらしい。突き放そうとしないだけ可愛いものと思ってしまうほどには、鼻先が触れ合う距離で見られることに必死に耐えていた。
どうやら限界らしい。弥月君は俯いてしまった。
愛しい
親が子へそうするように、額へ唇を寄せると、頬をくすぐる弥月君の髪。
驚いたのだろう、わずかに顔を上げた彼女に気付いて、自分の身を引く。
温かいばかりの気持ちではない、苦しさも孕む衝動。知ってほしい、覚えていてほしいけれど、彼女を傷つけたくはない。
指の甲で彼女の頬を撫でる。身体を離して少し気持ちの余裕ができたのだろう、彼女と真っ直ぐに目が合った。
愛してる
本当は昨日までに、内々に特使の人員には確認と合意があった。
将軍は征長の準備を始めており、明日に下坂する。特使は明後日の早朝、幕軍より先んじて『長州訊問使』一行として長州へ向かう。局長らは幕府直臣の従者となり、随行する予定だ。
訊問使は、公には殻を閉じたままの長州藩へ、征長の最終通告を行う役割である。しかしながら、それに成果があるとは期待されておらず、あくまで出兵に先立っての敵情視察が目的である。あわよくば「公式使節として」長州勢の本拠地・萩まで行きたいところだった。
しかし、たった数名の特使である。長州からの宣戦布告として、敵城で襲撃され、晒し首にあってもおかしくない。
荷の重い仕事だ
幕府にとっては、万一のときは捨て駒になりうる特使。
それでも新選組局長と参謀が赴く……捨て駒にはさせない
そのための俺達、諸子調だ。視察が目的ではあるが、安全確保も重要な仕事だ。
局長らとは別で、俺はこれからすぐに屯所を立つ。俺含め、兵庫以西に明るい人材があまりに少ないため、方々できるだけの伝手を依頼しておきたい。
「雪村君」
「はい?」
勝手場にいた彼女に声をかける。調理当番の斎藤組長が俺へ目礼したため、浅礼を返した。
「すまない。できたら先にもらえると助かるんだが…」
「分かりました。そしたら…ちょっと待って下さいね」
そう言うと、お櫃ではなく直接茶碗にご飯を盛り、重ねられた二膳。
「弥月さんの分も」
「…ありがとう」
「お気をつけて」
視線を交わすと、心配そうに…それでも雪村君はニコリと笑った。
弥月君のことを宜しく頼もうと思っていたのだが、言うまでもない事なのだと、凛と立つ彼女を見て心丈夫に感じた。
膳を片手に持ち替えて、監察方の部屋の障子を開ける。
「弥月君…は」
ガランとした室内を見て、「いないか」と語尾が消え落ちる。
なんとなく部屋に居る気がしたのだが、予想は外れたらしい。仁王立ちで待っている姿まで想像していた。
戻ってくるだろうか…
俺が明後日に出発するものだと勘違いしていたら、しばらく拗ねて帰って来ない可能性がある。
それは嫌だな…
ダダダダダダッ
「言い訳は!?」
誰かが走っているなと思いながらお膳を床に置いた途端に、俺の後頭部に全力でぶつかってきた声。振り向くと、怒った顔の弥月君がいた。
「……な」
「言い訳は!?」
言い訳が無いなんて許さないと云う事らしい。俺の返事がかき消されると共に、もう一度、全く同じように力強く問われる。
けれど、彼女の目元がぐしゃりと歪みそうになるのを、瞼を震わせて堪えたのに気付いた。
泣いてくれるのか
新選組隊士に相応しくない感情を、押し隠そうと必死になっているのが分かった。泣かせたくはないのに、俺との惜別に生じた嵐のような情動を嬉しく思う。
「心配することはない。俺は特使の数にも含まれない偵察隊だ」
「…」
弥月は今度こそ顔を悲痛に歪めて納得していないと訴える。数にも数えられないことの危険性を、想像することは容易いことだった。
彼女は何かを言おうとして、飲み下した……誹りか、嘆きか。そして自身を片手で抱えて、俺から顔を背ける。
「嘘つき」
「…すまない」
少しだけこの人と話をしようと、膳を部屋の隅へ寄せる。
許してほしいとは言わない。恨み言ですら、俺を想ってくれるのならば、ずっと覚えていてほしい。
本当は君を独りにしたくない
傍にいてほしい
まるでバラバラになる身体を守ろうとするように、弥月君は自分を支えている。けれど、その手を取っても、彼女は壊れることも驚く様子もなくて、静かに部屋の中に引き込まれた。
烝は繋いだ手からゆっくりと近付く。絡めた指に力が入って、お互いに緊張しているのが伝わったが、彼は躊躇せず弥月を柔らかに包みこんだ。
これが最後になるかもしれない
目を閉じて、ここにある確かな存在を感じる。自分の命が潰(つい)える恐ろしさよりも、大切なものが消えてしまないことを願った。
「生きてくれ」
一呼吸の後、俺の背に回された彼女の腕が、思いがけず俺を引き寄せた。触れるかどうかの足りない距離が満たされる。
「…ーー…」
彼女が音にしないよう努めた、小さな小さな願いの欠片。
行かないで、と
ズクンと身体が鳴いた。
聞き逃してしまうほどの小さな音に気付いて、拾い上げたのはずっと求めていたもの……そこにあるのは慕情だと、勝手に胸が騒めいた。
彼女の声なき心奥を形にしたいと……この人が欲しいと、全身が震える。
横目に見えるのは彼女の耳元だけで、俺の肩口にその表情は埋まる。けれど、鼻先を包む彼女の匂いに中(あ)てられて、全てを許されたような、満たされた気持ちになった。
「…」
声をかけようとして口を開いたが、違和感に気付いて吐く息を止める。
彼女は身を預けるわけではなく、カチカチに固まったまま、俺にくっついていた。
少し…無理をさせている、か…
烝が抱きしめる力を緩めると、自然と弥月の力も緩む。けれど、腕の中から彼女が離れていくことはなくて。懸命に求めに応えようとしている心模様に、たまらず愛しさが増す。
もう一度その熱を求めて、柔らかに背を抱き寄せる。すると、先ほどよりもほんの少しだけ、彼女が身体を預けてくれた。
彼女の輪郭のない心奥が、求めれば形になる。
ああ
再び目を閉じて、彼女の肩に顔を隠す。
屯所で良かった
本心ではないことを、言葉にして想う。
大事に大事にしてきたものを、衝動で台無しにしてしまいそうになる。離れてほしい気持ちと、このままで居てくれたらと相反する気持ちが、どうしようもなく苦しい。
最後にしたくない
まだ 君と
「…」
「…すまない。何と…?」
また彼女が短く何かを言った気がしたが、今度は拾えなかった。仕方なく身体を離したのだが、弥月君は何も言っていないと云う様に、首を横に振る。
それを機にゆっくりと離れていく熱に、期待を裏切られてホッとする自分がいた。
「帰ってきてくださいね」
「ああ」
そんな約束に意味はないと知りながら、それでも最後の枷にはなるだろう。
待ってくれている、愛しい人がいる
「君も怪我しないように。島田君をきちんと頼れ」
「はい」
空いた隙間と、普段と変わらない様が寂しくなって、戯れにもう一度腕を広げてみせると、刹那、弥月君はピクリと身体を跳ねさせて。けれど、躊躇いながらも、すり足で少しずつ寄ってくる。
可愛い人だ
今度は両腕を自分達の間に納めていて、どこか物足りなかったけれど、今はこれで満足しておこうと自分を戒める。
代わりに、胸に収まったその背を子どもをあやすように擦って、大切に思っているのだと教え込む。そうしてしばらく撫でていると、身体の力が抜けてくるのが分かった。
好意に不器用で、伝え方に不慣れなだけで、俺の思いはきっと伝わっている。
烝は頭に触れようとして、結い上げているそれに気づく。
この結紐は引っ張ったら取れるのだったな…?
弥月君の黒い髪紐。伸び縮みする便利な紐なのだと、触らせてもらったことがある。
根元を押さえて指をかけると、黒い結紐はスルスルと外れていった。
「ん、え?」
パサリと落ちた髪を、弥月は振り返る。
「これを貰っても良いか?」
いつもの彼女の真似をして、輪を腕に通す。なるほど、これなら袂から落とすこともない。
「? 良いですけど…」
「困るなら返すが?」
「結紐ありますし、そんなに困りませんけど……それ、欲しいですか?」
不審な顔で、俺の手首に通った紐を見る。確かに餞別にしてもお守りにしても、使い古して毛羽立ち、不格好の様ではあった。
けれど
「貰えるなら嬉しい」
君が四六時中身に付けていた物だからと言ったら、気持ち悪がられそうだ。
弥月が躊躇いがちに「どうぞ」と言いながら、烝の手から顔へと視線を移すと、至近距離で視線が重なる。
俺はしどけなく肩に落ちる長い髪を掬って、彼女の頬に触れた。
この一瞬を
目に焼き付けておくことができたのならばと、ジッと見つめると。途端に『弱り果てた』という表情で、彼女の目が泳ぎだす。
「こっちを見てくれ」
「ん…」
返事と共に一瞬目が合うが、またふらふらと何処かへ行ってしまう。
「弥月君」
「無理…です」
「弥月君、顔が見たい」
「……」
恥ずかしそうというか、嫌そうというか……心底困っているらしい。突き放そうとしないだけ可愛いものと思ってしまうほどには、鼻先が触れ合う距離で見られることに必死に耐えていた。
どうやら限界らしい。弥月君は俯いてしまった。
愛しい
親が子へそうするように、額へ唇を寄せると、頬をくすぐる弥月君の髪。
驚いたのだろう、わずかに顔を上げた彼女に気付いて、自分の身を引く。
温かいばかりの気持ちではない、苦しさも孕む衝動。知ってほしい、覚えていてほしいけれど、彼女を傷つけたくはない。
指の甲で彼女の頬を撫でる。身体を離して少し気持ちの余裕ができたのだろう、彼女と真っ直ぐに目が合った。
愛してる