第9話 予定された死
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山崎side
灯りが揺れたと思えば、前川邸から飛び出した人影。
矢代君が明かりと長刀一本だけを片手に走る。
こんな日の、こんな時間に出かけるのを見逃して良いものか。
『良くない』と答えを出すのは簡単だったが、俺はすぐに追うことを躊躇した。
八木邸での暗殺が終わった今。俺の任務は、暗殺に関わった面々が無事屯所に戻るまで、要らぬ目撃者が生まれぬよう注意し、必要時排除すること。
まだ沖田さんが戻って来ていない。
ならばこの不確定要素の動きをどう判断すべきか。