姓は「矢代」で固定
第1話 正義のみかた
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首に当たる冷たいものが何かなんて、言うまでもないのだろう。
そりゃあ、缶ジュースとかなら嬉しいけど。
「逃げれば切る。」
いやいや、そこにいても切られそうだったよね。
今、そんな反抗的に考える余裕があるのかと、自分が可笑しくなるが、僅かに顔を歪めるに留めておく。
普段、思ったことは口にするタイプの私が、これだけ心の内に納めてるのだから、誰か誉めて欲しい。
だけど、なんということでしょうか。
やっぱりと言いますか、ただの阿呆と言いますか。
命知らずなくらいに、好奇心旺盛な私。
「じゃあ逃げなければ良いのかな?」と思いついてしまった。
首筋の物をさりげなく避けながら、ゆっくりと後ろを振り替える。
突然、一筋の風が吹いた。
雲の切れ間に月が浮かび、夜闇を淡く照らした。
振り返った先の人物。
夜目にでも分かる、整った鼻梁と切れ長の眦。
棚引く髪は闇夜にさえ紛れることのない漆黒。
寄せられた眉すらも美しい気さえする。
うわ…超絶イケメン…