乙姫VS. 第四夜『砂崩し』
乙姫つづりは追い詰められていた。
勝てば金。しかし負ければ全てを失う。
正攻法で打ち勝つことは難しい。砂の量はもう限界なのだ。
なにか勝つ方法は?
その時、乙姫つづりの脳裏に悪魔的閃き。
「えすちゃん」
「なに?」
「降参して」
「え」
「ゲームから降りれば負けになるでしょ?」
「うん」
「えすちゃんが負けてくれたら、金を山分けにしよ」
「え?」
そう。ここで乙姫つづりが負ければ、梓星ゆえが勝ちとなり誰も金を得られない。
麗志坂えすが負ければ、乙姫つづりのぶんの金を得られる。
それを分ければいい。強欲な麗志坂えすなら、のってくるはず。
しかし麗志坂えすは笑った。
「お断り♡ 麗志坂えすが、たかが金で買収されると思うな♡」
「じゃあ、ねねこちゃ……」
久寝ねねこは失血により椅子から転がり落ちて気絶していた。
あともって10分というところだろう。
なんてひどいことを!!
乙姫つづりの体内に怒りと闘志が沸き上がって来た。
自分は必ずこの邪知暴虐なる王と現役女子大生を倒す!
「この乙姫つづり、負けはしない!!ねねこちゃんのかたきー!!!」
砂は一粒でもとれればルール上、問題ない!
乙姫つづり、渾身の突き!
手が当たって棒が倒れた。
「あ」
「つづりんの負け」
梓星ゆえが宣言してため息をついた。
*ねねこちゃんの血はトマトケチャップでした。
*切られた犬の手は模造品です。
*登場した犬のみなさんは俳優です。
*本物の梓星ゆえ様は、こういう人ではありません。
*本物の麗志坂えす様は、だいたいこういう人です。
*このあとみんなでサイゼに行きました。
勝てば金。しかし負ければ全てを失う。
正攻法で打ち勝つことは難しい。砂の量はもう限界なのだ。
なにか勝つ方法は?
その時、乙姫つづりの脳裏に悪魔的閃き。
「えすちゃん」
「なに?」
「降参して」
「え」
「ゲームから降りれば負けになるでしょ?」
「うん」
「えすちゃんが負けてくれたら、金を山分けにしよ」
「え?」
そう。ここで乙姫つづりが負ければ、梓星ゆえが勝ちとなり誰も金を得られない。
麗志坂えすが負ければ、乙姫つづりのぶんの金を得られる。
それを分ければいい。強欲な麗志坂えすなら、のってくるはず。
しかし麗志坂えすは笑った。
「お断り♡ 麗志坂えすが、たかが金で買収されると思うな♡」
「じゃあ、ねねこちゃ……」
久寝ねねこは失血により椅子から転がり落ちて気絶していた。
あともって10分というところだろう。
なんてひどいことを!!
乙姫つづりの体内に怒りと闘志が沸き上がって来た。
自分は必ずこの邪知暴虐なる王と現役女子大生を倒す!
「この乙姫つづり、負けはしない!!ねねこちゃんのかたきー!!!」
砂は一粒でもとれればルール上、問題ない!
乙姫つづり、渾身の突き!
手が当たって棒が倒れた。
「あ」
「つづりんの負け」
梓星ゆえが宣言してため息をついた。
*ねねこちゃんの血はトマトケチャップでした。
*切られた犬の手は模造品です。
*登場した犬のみなさんは俳優です。
*本物の梓星ゆえ様は、こういう人ではありません。
*本物の麗志坂えす様は、だいたいこういう人です。
*このあとみんなでサイゼに行きました。