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メモ系

2011-11-13 14:09
31 刺してっしー
込み上げたのは衝動だった。  勅使河原は口唇を噛み締め、声を殺した。肌に食い込む鈍い針の先端は、ぞくりぞくりと深く蕩ける快楽を勅使河原に与えて来る。日常では感じることの無い異常な感覚。けれどもそれを、受け入れている自分がいる。勅使河原は更にきつく歯を食いしばる。

posted at 04:21:28 削除

喘いでしまいそうだった。脳の奥がじんわりと痺れて熱い。肉に食い込んで来る針。ぶちぶちと皮膚を乗り越え、脂肪を掻き分け、神経を侵しながら奥の奥まで潜り込んでくる。痛い、痛い痛い痛い痛い、叫び出して手足をばたつかせて、懇願しながら逃げ惑いたいほど、痛い、痛い、気持ち、いい。

posted at 04:24:53 削除

恐怖が快楽に堕ちていく。壊されていく自分の体。拒絶さえままならない下位に置かれた自分。「ご主人様」が笑っている。勅使河原に針を差し込みながら、その肉体を弄びながら、まるで馬鹿にするみたいに、ああ、いや、ご主人様は。(俺の事なんて、人としてさえ、)

posted at 04:28:39 削除

神経がサカサマになった。ああ、この痛みはご主人様が俺に対して与えているんじゃ無い、俺がご主人様に愉悦を捧げているんだ、そうだこの血を吹き出すいくつもの傷穴も、今突き刺されている太いピックも、ああご主人様に対する俺のご奉仕なんだろう。殴られた頬の内側が焼けている。鼻も。腹も。

posted at 04:33:07 削除


「っひぁ゙!!あ゙っ、ああああ゙あ゙あ゙ア゙ア゙ア゙ア゙いら゙いイダいっあー――!!あああひぃ゙イぃっあ゙グぁあ゙ぅ゙うん゙っあ゙ー――!!」ぐちゅんぐぢゅんと肉の中を掻き回されていく、組織が壊れる意識が弾けて視界が飛ぶ張り裂けそうだ、死ぬ、死ぬ、痛い、イってしまう――――

posted at 04:53:40 削除

勅使河原の太ももに突き立てられたキャンプピックに白い体液が弾けた。縛り上げられた四肢からは、とぷりとぷりと体が痙攣するのに合わせて血が湧き上がっている。「痛いのだけでイケるようになったんだ?勅使河原さん」「あれだけイヤダイヤダって泣いてたのに、嘘みたいだね?」

posted at 04:58:08 削除

耳元で囁かれる言葉にも勅使河原は反応しない。傷口の中でグリグリと柄を回しながら笑い声をあげたご主人様は、生乾いた血が付着していると気付くと、その手の平を勅使河原の胸になすりつける。ご主人様の指先が、勅使河原の乳首に付くピアスに引っ掛かり、そのまま小さな豆粒はプチリと肉を二分した。

posted at 05:06:20 削除

「ぅ゙、あ゙、ああ……」カランと床に落ちた金属製の小さなフープは、勅使河原に近付いたご主人様の足の下に消える。「……勅使河原さん、ケツ浮かせて」反応を待たずして言葉尻で強引に挿入された勅使河原は、また一段と大きく喘ぎ、その萎びたモノに、なけなしの血液を集め始めた。

posted at 05:12:47 削除
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