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メモ系

2011-11-13 13:43
26 こみとも世界観呟き/有里虐め
小峰さんは指を伸ばしてその皮膚一枚へだてた先にあるものを愛おしく思って、でもご主人様は温かい殻の中。どこまでも丸い美しい世界で、小峰さんの体温なんてわからない。だから小峰さんは目をつむる。覆いきれない膨らみを抱いて、いつ来るかもわからない時を待つ。割れば壊れてしまう卵。愛おしい、

posted at 04:10:44 削除

もしくは引き金は引かれてしまったのである。がりごりとこめかみを削っていた明かりはささやかな悪戯の笑い声で弾けてしまった。ただ着く当てもない底に沈めた明かりを、引き金を震える手から離して、掬い上げられるならば。暗闇にぼんやりと遺るものは微かな熱を持っているか?銃弾を溶かせるだろうか

posted at 04:15:33 削除

爪で引き掻いた涙を絞り集めて、振り乱した髪を雨に梳いて、仰ぎ見た空の奥にある真っ暗な闇を引き寄せて、優しく笑って見せるなら。誰からも与えられない痛みを二人で積み重ねて行けるなら。あるいは、あるいは、幸せといえるかもしれない。卵、銃弾、暗闇に転がる二人の体を乗り越えて、手を繋げ。

posted at 04:20:17 削除










有里の腕を引いて、俺はソファーに座り込んだ。もぞもぞと居心地が悪そうに尻をよじらせながら、有里は俺の足の間に落ち着く。そして、後ろを振り向いて俺に笑いかけると、目をつむった。ああ。俺はその細い首に手をかけた。ぐりぐりと固い喉仏を押し潰しつつ、キスを落とす。有里の体が揺らぐ。

posted at 04:38:56 削除

腕の中でひっくり返っていく愛らしい表情が、酷くおかしかった。だらりと垂れたままの有里の腕が、先のない太股にかかる。首だけで支えられる、アンバランスな体。腕と首だけで示される抱擁。有里の表情が変わる。ドス青い顔で、笑って。俺は笑いかえす。今度は何を奪ってほしい?甘く、愛を囁いた。

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