4th Nov 2013 from TwitLonger

「モルガーナ」
「……」
「モルガーナ！」
「……」
「っ！！モルガー「なんですか五月蝿いですね」
「あの、この前のツイッターだかなんだかいうやつでな、君が私にだけその……名前を、呼んでくれていたと……」
「チッ。誰ですか、そんなことを言ったのは。魂を永劫に呪ってきます」
「も、もう一度、呼んでくれないか」
「嫌です」
「もう一度だけでいい、それ以外は何も望まん！」
「嫌です。第一、たった一つであっても、あなたが何かを望むこと自体が許されないわ」
「ぐっ……！」
「何を調子に乗っているんだか知りませんけど、私はあなたを許したわけではありませんから。わかったならさっさとどこかへ消えてくれる？」
「……私は、諦めないぞ！」
「…………」
「モルガーナ、お願いだ、いや、……お願いしますっ……！！」
「……」
「…………」
「……」
「…………」
「……一度だけよ」
「！！」
「全く、面倒臭いわね。一度きりですよ。聞いたらすぐに居なくなってください」
「ああ、ああ！感謝するっ……」
「では……」
「っ……」
「ヤッホー」
「えっ」
「ほらさっさと消えてください」
「いや、えっ！？どういうことだモルガーナ！？」
「ですからあなたの名前を呼んだでしょう。ヤッホー。あら、二回も呼んでしまったわ腹立たしい」
「それは山彦にする挨拶だ！私の名ではない！」
「似たようなものだわ」
「違うわ！！！！！！モルガーナっ私は、真剣なんだ……！」
「私もです」
「頼むから！名前を！一度だけだ！忘れたわけはあるまい！？」
「さあ、どうかしら……長い時間が経ちましたし」
「しらばっくれるな！」
「最近物忘れが激しくて」
「モルガーナ！！」
「――忘れられるわけないでしょう。何百年も恨み続けてきたのですよ」
「……っ」
「聞いたら、立ち去りなさい。ヤン坊」
「それは……マー坊と天気予報を伝える小僧だ……」
「散歩」
「それは野外を歩き回る行動だ……！」
「簡保」
「簡易保険の略称だっ……！！」
「乱歩」
「日本人ミステリー作家だっ……！！！」
「寸法」
「縦横高さの大きさだっ……！！！！」
「クルッポゥ」
「ハトの鳴き声だっ…………！！！！！！モルガーナあああああああああああ」
「なによもう」
「お前は私が嫌いなのか！？」
「そうよ」
「うぐっ……ぐ、い、いや質問を間違えた！君は」「」「」「」「」「」「」「」「」