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ファタモルガーナの館系(過去ログ)

2013-03-17 03:43

ミシェルの身体については公式ブログにおいて、縹さん本人から
「現代で言うと、彼はインターセクシャルです。
ただ心のありようは男なので、心情の描き方はトランスセクシャルだったのかもしれません。」(http://novectacle.lys.hiho.jp/trackback/64)
という言質が取れている。インターセクシャル(=インターセックスで解釈)ということで、事実として物語中描かれているのは

・出産時は女性と判断された(=外性器は女性型?)
・第二次性徴以前は女性として育てられた(=外見が女性型)
・性自認は女性に違和感→男性と強く主張
・第二次性徴によって男性化

の4点。
また、エメの発言より

・第二次性徴後は外性器に変化あり?

と捉える事が出来る。
上記の特徴を踏まえたうえで、性分化疾患(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E5%88%86%E5%8C%96%E7%96%BE%E6%82%A3)を参考に、ミシェルは5α還元酵素欠損症(5-ARD)(http://d.hatena.ne.jp/PracticaDSD/20121228/1356706970)ではなかったのか?と示しておく。
上記疾患の性自認については(http://blog.livedoor.jp/frrev/archives/52221218.html)を参考。
後適当にググって引っ張ってきただけなのでソースは各自調べるってことで一つ。

と、ここまでが前置き。

現実的な疾患に当てはめない程度の物語から読める、↑を調べる前にしていた軽い考察だけちょろっと。

まず外性器が出生当時女性型だというのは、その場にいたであろう産婆や、また両親の確認、その後女性として何の問題もなく扱われ続けているところから間違いなかったとして、後期のミシェルが「男性主張」を繰り返しているところから疑われるのは性同一性障害。しかしながらこれは整形技術などない当時において、身体の変容度が大きすぎると思われる。エメ様の発言もあるし。
また、第二次性徴において身体が男性化を果たしている=男性ホルモンが十分に生成されているところから、性染色体自体はXYの形(もしくはそれに近い形)を取っているのではないかと思われる。

(ミシェルの貧相な体はインターセックスにも関連?――不摂生に併せて内性器の未発達によるホルモンの内分泌異常が起こって骨や筋肉の発達に何らかの影響が出てる?と思ったけど第二次性徴できっちり男性化しているのでこれは保留ということで。)
(途中エメの同性愛発言にショックを受けている&男性性を拒否し女性に対して興奮を覚えているので性自認は完全にヘテロ男性かと。残念なことに。)

第二次性徴の急激すぎる変化には、年齢的に頃合いだったことに加えて、エメ=恋仲になりうる異性との出会いによるホルモンの活性化とかもあったり、自覚や信念の面も大きかったんじゃね。とか

こんな感じで考えてましたって覚え書き。


あとどうでもいいけどおそらく内性器は男性型のはずなので初潮とかも来るはずなかったと思うし、ちんこの存在知らないとか卒倒しそうなウブさもあったから、ぜひミシェルに保健体育の授業を受けて欲しいと思います。
出産生ビデオで貧血になって倒れろ。
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