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短歌

ぬくい腹で育たない産まれない 鉄だから
懐に棲む 刺さる 鉄だから

みみずでも おけらあめんぼでも
鉄より主に近い (いきていないモノ)

この言葉が最期に聞かせられて良かった
折れる音より後で良かった

肉肌血爪髪歯骨 声 想い
叩いて固めて破片だけ遺る

(刀剣短歌)さようなら


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思い出が 刃を変えます 人にします
怖い 嬉しい 悲しい 嘘です

手を握る 夕焼け小焼けの温かさ
昨日浴びた血もこんな色でした

刃(ほんたい)を 見ますか主 触れますか
そこから腐って駄目になります

愛すなら 斬って殺して戦って
物騒ですか?刀ですから。

割箸の パキンとなる音 不揃いな割れ跡
昨日のあの子みたいだ

さようなら 言えない理由は大切な貴方が本丸(おうち)で守られているから

お飾りは 苦しいですか 守られる
ことは愛でしょう? 違いましたか?

鋩も茎も全て捧げましょう
どうせ還れば全てなくなる

人の子を 愛しています 神様は
なので自分は神を辞めます

(刀剣短歌)刀(わたし)
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