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《朝日の中で》
昨日と同じように上った朝日の中、昨日と違う朝の時間を過ごす。
『ほら、まっすぐ。しゃきっとしてよ』
「いや、自分でできるから」
『ダーメ。私がやるの』
今日は、記念すべき日。
彼が弁護士として復活するのだ。
久しぶりに見る青いスーツ。そして水色のベスト。
そこに映える赤いネクタイを結ぶ為に、私は若干背伸びをしていた。
「…今日は、なんだか頑固だね」
『私がお嫁さんになったらやりたかった事の一つだから』
「…」
『やっと叶ったよ。龍一ってば、ずっとパーカーで出かけるんだもの』
結び目を整えて、衿元をチェックして。
ちょっと幸せな気分になる。
「じゃあ、これから毎日叶えられるね」
『ふふ、叶えさせてよ?他にもまだやりたい事沢山あるんだから』
「例えば?」
『そうだなぁ、例えば…』
朝の時間は大してない。
玄関まで足を進めて、靴を履き変えて振り向いた彼に。
玄関の段差を利用して、小さく唇を合わせた。
『いってらっしゃいのキスとか』
呆気にとられる彼が楽しくて、つい笑みがこぼれる。
『さ、早くいかないと。所長が遅刻じゃ洒落にならないよ』
余りにフリーズしている彼の肩を軽く押す。
そうしたら、その手をスッと捕まれて。
「…いってきます」
引き寄せられるように、唇に温もりが触れた。
それから、足早に玄関を出ていく彼。
見えたのは、真っ赤になった耳だけだった。
(パパ真っ赤だったねー)
(おはよう、みぬきちゃん。見てたの?)
(うん、最初から。朝からラブラブだね!)
(あはは…)
(あ、みぬきの事は気にしなくていいよ。ラブラブなパパとママ好きだから)
(、ありがとう)
私の愛しい家族との朝。
Fin.
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成歩堂君、復活おめでとう!
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