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Nocturne

『え、っと』
「ハテナ!!!!!」
『…!!』

カミサマが血相を変えた顔で駆け寄ってくるのが見えた。

『カミサマ!どうして』
「それはこっちの台詞だ、なんでだめって言ったのに来たんだ…!」
『ごめんなさ、』「帰るぞ」
「待てよM。話くらい聞いてやれ」

知り合いだったのか、と2人の神を見比べる。
カミサマは苦虫を噛みつぶしたような顔だったし黒はさっきと同じような面白そうなのにちっとも笑っていない笑みを浮かべていた。

「お前には関係ない」
「…あ、そ」


黒は短い返事を残してその場から消えた。

『…カミサマ……くろ、かわいそうだよ』
「…分かってる。…とにかく……、帰ろう」

急に疲れ切ったようなカミサマの顔を見て、ぼくはもうそれ以上何も言えなかった。





余談だけど、その日は帰ってたっぷり怒られた。

13.8.28
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