短編
「カタギリ!」
急に名前を呼ばれる。
僕の名前を呼んだ人物。それは、僕の恋人、グラハム・エーカー。
「いきなりどうしたんだい?」
当然の疑問をぶつける。
「どうしたもこうしたもない!最近、わたし達はセックスをしていないではないか!」
危うくコーヒーを吹き出しそうになる。
真昼間から大声で言うような事じゃないよ!
全く、ここが僕の研究室でよかったよ。
「えぇ、そんなことかい?」
「そんなことではない!」
グラハムは言う。
「わたしは欲求不満で死にそうなのだ!他の男の元へ行こうか迷うくらいなのだぞ!」
「ほ、他の男の所!?」
「あぁ。自分で言うのもなんだが、わたしはモテる。それはもちろん、男性も例外ではないのだよ」
……確かに、グラハムはモテる。
なんたって、お伽話の王子様をそのまま連れてきたような容貌だからだ。
軍の中には女性が少ない。
故に、グラハムのように比較的小柄でかわいらしい男性に欲を向けるようになる。
僕も、エーカー中尉の生着替え見れた!俺もう明日死ぬかも!やら、ナニとは言わないが、エーカー中尉の顔にぶっかけてえ……などという下品な話を聞いたことがある。
まあ、仕方ない。だって、グラハムはあんなにかわいいのだから!
しかし、納得いかないのも事実。
グラハムは僕のものなのに。僕以外の他の人間に性的消費をされるのならば、いっそのことグラハムをこの手で閉じ込めてしま、誰の目にも届かない場所へ閉じ込めてしまおうか。なんて、危ない事を考えた事もある。
しかし、僕はグラハムの望まないことはしない。あぁ、僕ってなんて紳士なんだろう!
「……リ、カタギリ!」
「う、うわっ!?」
「何をぼーっとしているんだ!」
「ご、ごめんね。すこし考え事を……」
「……目の前にわたしが居るのに考え事か。……いいだろう、わたし以外のことを考えられなくしてやる……!」
そう言うと、僕は簡易ベッドへと連行される。
軍人の鍛えられた体に対して、僕はひょろひょろの体。どうせ抵抗できないので、されるがままにする。
……いや、それは言い訳で、これからの出来事を期待しているのかもしれない。
僕はベッドに押し倒される。
そして、着々と僕の服は脱がされていく。
「……ふふ。君の体はいつ見ても細っこいなあ」
ムッ。
「軍人の君とは違うんだから……」
「ふむ。それもそうだな」
ついに、全ての服を脱がされる。
期待に膨らむ僕の性器を、グラハムは迷いなく口に含む。
「ん……む……」
グラハムの口の中に入れられた性器は、次第に大きくなって行く。
グラハムの小さな口には少々大きすぎので、少し涙目だ。
しかし、グラハムは耐えて、喉奥へと性器を誘う。
先に当たるのは、グラハムの喉奥なのだろうか。
えずきそうになる喉の動きに、僕はとうとう耐えられなくなって、グラハムの口の中に出す。
……早漏だとかは言わないでほしい。ここずっと、研究続きで抜く暇なんてなかったのだから、仕方ない。
グラハムは、僕の吐き出した精液を迷いなく飲み込む。
「……ふふ。ご馳走さま、だな♡」
するとグラハムは、また僕の性器に口を這わせる。
所謂お掃除フェラってやつだ。
グラハム曰く、僕のものは一滴たりとも残したくない、らしい。
男心をくすぐられる。なんてかわいいんだろう、グラハムは!
そんなことを考えているうちに、グラハムは準備を終えていたらしい。
「挿入れる、ぞ……♡」
ズブズブ、と挿入されてゆく。
グラハムの肛内はとても暖かい。暖かくて、性器がとろけてしまうのではないか、と思うほどに。
「……全部、はいったぞ……♡♡」
今の態勢は、所謂騎乗位だ。グラハムが一番好きな体位らしい。
グラハム曰く、主導権を握れるし、深いところまで届くしで一石二鳥らしい。
「……ふふ。君は、わたしにされるがままにされているだけでいいんだ……♡」
そう言って、グラハムは動き始める。
どちゅん♡ぱちゅん♡
「んっ♡♡」
グラハムは悦に入っている。
む。なんだか気にくわないな。
僕はわざとタイミングを乱し、下から突き上げる。
「ん゛ぃっ♡♡♡♡」
グラハムが倒れ込んでくる。
ちょうどいい位置にグラハムの唇があったので、キスをする。
ぴちゃ、べちゃ、ぱん、ぱん、と下品な音が耳を犯す。
グラハムはくったりしていて、僕にされるがままだ。
この態勢はやりにくいので、くるっ、と回転し、グラハムを寝かせる。
騎乗位より正常位のほうがやりやすい。顔も見やすいしね!
しばらくセックスも自慰もしなかったせいだろう。性欲が有り余っている。
獣のセックスのように、馬鹿みたいに腰を打ち付ける。
「あっ♡♡あ゛ぁっ♡♡♡や、やら、わたし、わたひがぁ♡♡んあぁぁああぁ〜〜〜〜♡♡♡♡」
主導権がこっちに渡ったのが気にくわないのだろうか。一応抵抗はしているものの、力の抜けたいまの状態のグラハムは、僕でも簡単にいなせる。
ぱちゅん♡どちゅん♡
「あ゛あぁあぁぁあぁ〜〜〜〜♡♡♡♡」
グラハムは、よだれを垂らしながら喘ぐ。なんだか垂れるよだれがもったいなくて、グラハムにもう一度キスをする。
「ん゛んんぅぅ〜〜〜〜♡♡♡♡」
「グラハムっ、僕そろそろイっちゃいそうなんだけどっ!」
「な、なかにだせ……!♡」
「え、でも次の日……」
「んっ、かまわんと、いった!」
なかに、だしてくれ。
そんなかわいいお願いをされたら、叶えたくなっちゃうよ……!
「グラハムっ!射精すよっ!一緒にイこう!」
「んぁ、あ、あ、あ、あ゛、いく、いっひゃう、〜〜〜〜〜〜ッッッッ♡♡♡♡♡」
ビュルルルル!二人同時に精を吐き出す。
「っはー…♡はーっ♡♡」
ずる、と性器を引き抜く。
すると、蓋をするものがなくなり逆流してきた精液がぶぴゅ、と音をたてなが流れ出てくる。
「……カタ、ギリ……きょうは……凄く良かった……♡」
「……まだ、終わりじゃないよ?」
「……え……?」
「まだ、僕が満足してないよっ♡さ、あともう一回戦♡」
「……!のぞむところだ、といわせてもらおう」
その後、僕たちは日が沈むまで体を交え続けた。
「……カタギリ、今日はいつにも増して積極的だったな……♡」
いつもわたしがリードしているからな。たまには、こういうのも悪くない。と、グラハムはつぶやく。
「つ、つかれた〜〜……僕もう歩けないよ……」
本当に疲れた。この一回でセックス数回分くらいしたのではないだろうか……
「だらしないぞ、カタギリ!」
「……軍人の君にはわからないだろうね……」
「あぁ、わからん!」
なんて潔さ……僕も見習わなきゃね……
おわり
急に名前を呼ばれる。
僕の名前を呼んだ人物。それは、僕の恋人、グラハム・エーカー。
「いきなりどうしたんだい?」
当然の疑問をぶつける。
「どうしたもこうしたもない!最近、わたし達はセックスをしていないではないか!」
危うくコーヒーを吹き出しそうになる。
真昼間から大声で言うような事じゃないよ!
全く、ここが僕の研究室でよかったよ。
「えぇ、そんなことかい?」
「そんなことではない!」
グラハムは言う。
「わたしは欲求不満で死にそうなのだ!他の男の元へ行こうか迷うくらいなのだぞ!」
「ほ、他の男の所!?」
「あぁ。自分で言うのもなんだが、わたしはモテる。それはもちろん、男性も例外ではないのだよ」
……確かに、グラハムはモテる。
なんたって、お伽話の王子様をそのまま連れてきたような容貌だからだ。
軍の中には女性が少ない。
故に、グラハムのように比較的小柄でかわいらしい男性に欲を向けるようになる。
僕も、エーカー中尉の生着替え見れた!俺もう明日死ぬかも!やら、ナニとは言わないが、エーカー中尉の顔にぶっかけてえ……などという下品な話を聞いたことがある。
まあ、仕方ない。だって、グラハムはあんなにかわいいのだから!
しかし、納得いかないのも事実。
グラハムは僕のものなのに。僕以外の他の人間に性的消費をされるのならば、いっそのことグラハムをこの手で閉じ込めてしま、誰の目にも届かない場所へ閉じ込めてしまおうか。なんて、危ない事を考えた事もある。
しかし、僕はグラハムの望まないことはしない。あぁ、僕ってなんて紳士なんだろう!
「……リ、カタギリ!」
「う、うわっ!?」
「何をぼーっとしているんだ!」
「ご、ごめんね。すこし考え事を……」
「……目の前にわたしが居るのに考え事か。……いいだろう、わたし以外のことを考えられなくしてやる……!」
そう言うと、僕は簡易ベッドへと連行される。
軍人の鍛えられた体に対して、僕はひょろひょろの体。どうせ抵抗できないので、されるがままにする。
……いや、それは言い訳で、これからの出来事を期待しているのかもしれない。
僕はベッドに押し倒される。
そして、着々と僕の服は脱がされていく。
「……ふふ。君の体はいつ見ても細っこいなあ」
ムッ。
「軍人の君とは違うんだから……」
「ふむ。それもそうだな」
ついに、全ての服を脱がされる。
期待に膨らむ僕の性器を、グラハムは迷いなく口に含む。
「ん……む……」
グラハムの口の中に入れられた性器は、次第に大きくなって行く。
グラハムの小さな口には少々大きすぎので、少し涙目だ。
しかし、グラハムは耐えて、喉奥へと性器を誘う。
先に当たるのは、グラハムの喉奥なのだろうか。
えずきそうになる喉の動きに、僕はとうとう耐えられなくなって、グラハムの口の中に出す。
……早漏だとかは言わないでほしい。ここずっと、研究続きで抜く暇なんてなかったのだから、仕方ない。
グラハムは、僕の吐き出した精液を迷いなく飲み込む。
「……ふふ。ご馳走さま、だな♡」
するとグラハムは、また僕の性器に口を這わせる。
所謂お掃除フェラってやつだ。
グラハム曰く、僕のものは一滴たりとも残したくない、らしい。
男心をくすぐられる。なんてかわいいんだろう、グラハムは!
そんなことを考えているうちに、グラハムは準備を終えていたらしい。
「挿入れる、ぞ……♡」
ズブズブ、と挿入されてゆく。
グラハムの肛内はとても暖かい。暖かくて、性器がとろけてしまうのではないか、と思うほどに。
「……全部、はいったぞ……♡♡」
今の態勢は、所謂騎乗位だ。グラハムが一番好きな体位らしい。
グラハム曰く、主導権を握れるし、深いところまで届くしで一石二鳥らしい。
「……ふふ。君は、わたしにされるがままにされているだけでいいんだ……♡」
そう言って、グラハムは動き始める。
どちゅん♡ぱちゅん♡
「んっ♡♡」
グラハムは悦に入っている。
む。なんだか気にくわないな。
僕はわざとタイミングを乱し、下から突き上げる。
「ん゛ぃっ♡♡♡♡」
グラハムが倒れ込んでくる。
ちょうどいい位置にグラハムの唇があったので、キスをする。
ぴちゃ、べちゃ、ぱん、ぱん、と下品な音が耳を犯す。
グラハムはくったりしていて、僕にされるがままだ。
この態勢はやりにくいので、くるっ、と回転し、グラハムを寝かせる。
騎乗位より正常位のほうがやりやすい。顔も見やすいしね!
しばらくセックスも自慰もしなかったせいだろう。性欲が有り余っている。
獣のセックスのように、馬鹿みたいに腰を打ち付ける。
「あっ♡♡あ゛ぁっ♡♡♡や、やら、わたし、わたひがぁ♡♡んあぁぁああぁ〜〜〜〜♡♡♡♡」
主導権がこっちに渡ったのが気にくわないのだろうか。一応抵抗はしているものの、力の抜けたいまの状態のグラハムは、僕でも簡単にいなせる。
ぱちゅん♡どちゅん♡
「あ゛あぁあぁぁあぁ〜〜〜〜♡♡♡♡」
グラハムは、よだれを垂らしながら喘ぐ。なんだか垂れるよだれがもったいなくて、グラハムにもう一度キスをする。
「ん゛んんぅぅ〜〜〜〜♡♡♡♡」
「グラハムっ、僕そろそろイっちゃいそうなんだけどっ!」
「な、なかにだせ……!♡」
「え、でも次の日……」
「んっ、かまわんと、いった!」
なかに、だしてくれ。
そんなかわいいお願いをされたら、叶えたくなっちゃうよ……!
「グラハムっ!射精すよっ!一緒にイこう!」
「んぁ、あ、あ、あ、あ゛、いく、いっひゃう、〜〜〜〜〜〜ッッッッ♡♡♡♡♡」
ビュルルルル!二人同時に精を吐き出す。
「っはー…♡はーっ♡♡」
ずる、と性器を引き抜く。
すると、蓋をするものがなくなり逆流してきた精液がぶぴゅ、と音をたてなが流れ出てくる。
「……カタ、ギリ……きょうは……凄く良かった……♡」
「……まだ、終わりじゃないよ?」
「……え……?」
「まだ、僕が満足してないよっ♡さ、あともう一回戦♡」
「……!のぞむところだ、といわせてもらおう」
その後、僕たちは日が沈むまで体を交え続けた。
「……カタギリ、今日はいつにも増して積極的だったな……♡」
いつもわたしがリードしているからな。たまには、こういうのも悪くない。と、グラハムはつぶやく。
「つ、つかれた〜〜……僕もう歩けないよ……」
本当に疲れた。この一回でセックス数回分くらいしたのではないだろうか……
「だらしないぞ、カタギリ!」
「……軍人の君にはわからないだろうね……」
「あぁ、わからん!」
なんて潔さ……僕も見習わなきゃね……
おわり
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