のせくんと出会う
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少しだけ暗い雰囲気になってしまったがはっきり言おう。前世の記憶があって困ったことは一度もない。それよりもむしろ、神様本当にありがとう!と思うことの方が多い。
やること為すことがデジャヴに感じるというだけあって、勉強には困っていない。前世は大学で英語科の教員になるために結構勉強はしていたし、実は採用試験にも受かっていて4月からの赴任先も決まっていた。だから、中学生の勉強がわからないということはないので家では学校の宿題以外は勉強をしていない。
では、本来勉強に割くべき時間、中学生であれば部活動に割くべき時間。これをいったい何に使っているのか?と言われると、答えはひとつ。趣味だ。(あと、委員会にも人よりは時間割いてると思うよ)
わたしは前世のときから根っからのオタクで、とくに二次元アイドルに関しては目がなかった。キャラクターの中の人、いわゆる声優さんもすごく好きで、このキャラクターのルックスで声がこの人ならこのアニメは絶対見る!みたいな筋金入りのミーハーオタク。
学業とバイトの合間を見つけては様々な声優さんのライブやトークイベントに足を運んだ。
ミーハーな声豚とか、かなり厄介なオタクだったのでは?と今改めて考えてみると思う。
そんなオタクが花房カナエとして生まれてきて11年経ったとき、わたしは運命の出会いをした。
キスキスというアイドルユニットに出会ったのだ!
kiss×kissこと、通称キスキス。このユニットは花房カナエの世界では、ジョニーズ事務所に所属する現役男子高校生の二人組アイドルユニットなのだが、デビューしたての頃の音楽番組で見かけたとき、わたしは震えた。
どうやら前世の記憶は彼らに見覚えがあったようなのだ。
記憶によるとわたしの前世では彼らは乙女系のソーシャルゲームの中の二次元アイドルで、しかもわたしの1推しのグループだったらしい。
キスキスは、頼れるお兄ちゃんポジな五十嵐廉(イガ)と守ってあげたい弟くんポジの能勢翔(ノセショー)という全く正反対な二人がユニットを組んでいるところがポイントだ。
イガの声優さんは普段クールな一匹狼キャラが多く面倒みの良く人懐っこいキャラを演じることがあまりない人でイガのような役柄は珍しかったし、
ノセショーの声優さんに至っては実力十分な中堅声優でありながらアイドルものは初めてという異色なキャスティングで話題を集めた。
二人ともファンから見ると驚きの組み合わせでキスキスのキャストが発表されたときは、ボヤッたーのオタクたちが沸いた沸いた、とにかくすごかった。
かくいう、わたしは筋金入りのノセショーのオタクで、CDだけでは飽き足らずDVDやグッズが部屋に山のようになっていたし、現地には時間とお金が許すかぎり参戦するようにしていたし、ノセショーと結婚したいと本気で考えていたキモオタ夢女だ。
そんな大好きなノセショーんが、この世界では現実にいた。声優さんの演じるノセショーも好きだったけど、そうじゃなくて、そうじゃない。
テレビ越しだけど、本物のノセショーがノセショー自身の意思で歌って踊ってる!
生きてて良かった!と思ったし、今までもだったけど、今日明日もこれからもノセショーのオタクとして生きていこうと思った瞬間だった。
やること為すことがデジャヴに感じるというだけあって、勉強には困っていない。前世は大学で英語科の教員になるために結構勉強はしていたし、実は採用試験にも受かっていて4月からの赴任先も決まっていた。だから、中学生の勉強がわからないということはないので家では学校の宿題以外は勉強をしていない。
では、本来勉強に割くべき時間、中学生であれば部活動に割くべき時間。これをいったい何に使っているのか?と言われると、答えはひとつ。趣味だ。(あと、委員会にも人よりは時間割いてると思うよ)
わたしは前世のときから根っからのオタクで、とくに二次元アイドルに関しては目がなかった。キャラクターの中の人、いわゆる声優さんもすごく好きで、このキャラクターのルックスで声がこの人ならこのアニメは絶対見る!みたいな筋金入りのミーハーオタク。
学業とバイトの合間を見つけては様々な声優さんのライブやトークイベントに足を運んだ。
ミーハーな声豚とか、かなり厄介なオタクだったのでは?と今改めて考えてみると思う。
そんなオタクが花房カナエとして生まれてきて11年経ったとき、わたしは運命の出会いをした。
キスキスというアイドルユニットに出会ったのだ!
kiss×kissこと、通称キスキス。このユニットは花房カナエの世界では、ジョニーズ事務所に所属する現役男子高校生の二人組アイドルユニットなのだが、デビューしたての頃の音楽番組で見かけたとき、わたしは震えた。
どうやら前世の記憶は彼らに見覚えがあったようなのだ。
記憶によるとわたしの前世では彼らは乙女系のソーシャルゲームの中の二次元アイドルで、しかもわたしの1推しのグループだったらしい。
キスキスは、頼れるお兄ちゃんポジな五十嵐廉(イガ)と守ってあげたい弟くんポジの能勢翔(ノセショー)という全く正反対な二人がユニットを組んでいるところがポイントだ。
イガの声優さんは普段クールな一匹狼キャラが多く面倒みの良く人懐っこいキャラを演じることがあまりない人でイガのような役柄は珍しかったし、
ノセショーの声優さんに至っては実力十分な中堅声優でありながらアイドルものは初めてという異色なキャスティングで話題を集めた。
二人ともファンから見ると驚きの組み合わせでキスキスのキャストが発表されたときは、ボヤッたーのオタクたちが沸いた沸いた、とにかくすごかった。
かくいう、わたしは筋金入りのノセショーのオタクで、CDだけでは飽き足らずDVDやグッズが部屋に山のようになっていたし、現地には時間とお金が許すかぎり参戦するようにしていたし、ノセショーと結婚したいと本気で考えていたキモオタ夢女だ。
そんな大好きなノセショーんが、この世界では現実にいた。声優さんの演じるノセショーも好きだったけど、そうじゃなくて、そうじゃない。
テレビ越しだけど、本物のノセショーがノセショー自身の意思で歌って踊ってる!
生きてて良かった!と思ったし、今までもだったけど、今日明日もこれからもノセショーのオタクとして生きていこうと思った瞬間だった。
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