第二話 交わる色
晩ごはんを食べ終わり、お姉ちゃんが片付けをしている間、私は今日のプログラムを見返していた。
何度思い出しても、胸が熱くなり、顔がほんのりと火照るのがわかった。
ページをめくると、薄い紙が一枚滑り落ちた。
それは、『A.Y.バレエレッスンスタジオ』のチラシ。
今日、公演で踊っていた、『渡辺麻友』と『兒玉遥』の姿が大きく写っていた。
下の方に、『初回限定無料体験レッスン中!』という文字が書かれているのを見つける。
「お姉ちゃん、私バレエやりたい」
いつの間にか、そんな言葉が口をついて出た。
「え?」
お姉ちゃんは拍子抜けした声を出して、洗い物をしていた箸をシンクに落とした。
「あ…えっと。今日、さっしーにバレエの公演に連れて行かれて。それが本当にすごかったの。キラキラしてて、お花みたいに美しくて。私も、あんな風に踊ってみたいなって…」
チラシを見せながら、消え入るような声で訴える。
私は運動音痴だし、今さらやるものじゃないって、反対されるかもしれない。
そう思って目をきゅっとつむる。
「いいんじゃない?やってみれば」
意外な反応に、私は目を丸くした。
「ほんとに?いいの?」
「まずは無料体験からでしょ。合うか合わないかなんて、やってみなきゃわからないし。うちの高校にバレエ部はないけど、高校生になってから初めて新しいスポーツにチャレンジするって子、一年生のクラスにたくさんいるよ。何事も、何歳から始めても遅くないって」
前向きな言葉をもらって、嬉しかった。
「ありがとう。やってみる!」
「ただし!ほんとに通うことになったらお母さんにちゃんと相談すること!お月謝高いんだからね」
「うん!わかった!」
何度思い出しても、胸が熱くなり、顔がほんのりと火照るのがわかった。
ページをめくると、薄い紙が一枚滑り落ちた。
それは、『A.Y.バレエレッスンスタジオ』のチラシ。
今日、公演で踊っていた、『渡辺麻友』と『兒玉遥』の姿が大きく写っていた。
下の方に、『初回限定無料体験レッスン中!』という文字が書かれているのを見つける。
「お姉ちゃん、私バレエやりたい」
いつの間にか、そんな言葉が口をついて出た。
「え?」
お姉ちゃんは拍子抜けした声を出して、洗い物をしていた箸をシンクに落とした。
「あ…えっと。今日、さっしーにバレエの公演に連れて行かれて。それが本当にすごかったの。キラキラしてて、お花みたいに美しくて。私も、あんな風に踊ってみたいなって…」
チラシを見せながら、消え入るような声で訴える。
私は運動音痴だし、今さらやるものじゃないって、反対されるかもしれない。
そう思って目をきゅっとつむる。
「いいんじゃない?やってみれば」
意外な反応に、私は目を丸くした。
「ほんとに?いいの?」
「まずは無料体験からでしょ。合うか合わないかなんて、やってみなきゃわからないし。うちの高校にバレエ部はないけど、高校生になってから初めて新しいスポーツにチャレンジするって子、一年生のクラスにたくさんいるよ。何事も、何歳から始めても遅くないって」
前向きな言葉をもらって、嬉しかった。
「ありがとう。やってみる!」
「ただし!ほんとに通うことになったらお母さんにちゃんと相談すること!お月謝高いんだからね」
「うん!わかった!」