ジンクスと雨 part2 🐰🐭☔

こうして全員身支度を整えた俺たちは、車に乗りこみレコーディングスタジオへと向かうことになった。

外は出てみると意外と小雨で。でもそのうち強くなってくるんだろうななんて事をぼんやり考えながら車へ乗り込む。

出発した車の中では、ワイワイ話すメンバーの声と外の強くなりだしてきた雨音が重なって耳の中に入ってきて、、、少しうるさい、だけどそんな中でも俺の隣で座っているユンギヒョンはスヤスヤと寝息を立てて寝ていた。

(こんなにうるさいのに寝れるとか、、、やっぱり寝不足じゃないのかな、ユンギヒョン)
ユンギヒョンはとても肌が白く、そして足が病的に細い(コンプレックスらしい(()
そのせいか、ユンギヒョンが寝ているところを見ると「、、、生きてるよな？」って思う時がたまにあったりして、俺はそのユンギヒョンが寝ているところをずっと見てしまうのだ。

そして最近、さらに見ていて思うことがある。


(ユンギヒョンってやっぱり足細い、、、寝不足な割には肌すべすべだよな、、はっ！何考えてるんだよ！)
、、、ぼーっとしてたからって油断した、ヒョンでこんなこと考えちゃ行けないって事は俺だってよく知ってる。
けど、、、


あーもう！！なんで考えちゃうんだ！俺！
ユンギヒョンは、、、男だぞ？、、、

そう、俺が最近思うこと、それは、ユンギヒョンを性的な目で見てしまうという事なのだ、、。
ああ終わった、なんでこんな気持ち悪い感情。。。

最初は心配だという一心で目で追っていたヒョンのことが、いつも見てるうちにいろんな感情が混ざってきて、、、これが恋だって分かるまでにそう時間はかからなかった。

でもこの思いは絶対に隠さなければいけない。

だってそうだ、男だしメンバーだしヒョンだし、、、でもヒョン可愛いと思うけどな。
ああ、だからダメだって。
自分を自分で自制することにも結構なれてきた気がする。

報われない恋に悩む女の子ってこんな感じなのか。と今なら思春期の女子の悩みにも共感できそうだと思いながら車の中で自分の世界を作り上げているジョングクがしかめっ面をしていると、車が止まった。目的地についたらしい。

あ、ユンギヒョン起こさなきゃ

「ヒョン、シュガヒョ〜ん」

「ん、、んぅ？ ジョングガ？」

「そうですよ、着いたんで行きましょう」

「、、、ふぁぁ。....ああ」


、、、あくび可愛すぎじゃないか？