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ペップセ風小話

ペップセ 短編 🐰🐭
酔った勢いでやっちゃったぐうしゅ


they call me!!


、、、뱁새 。



俺は達磨柄長。あいつはコウノトリ。ってとこか
、、、はっ。楽勝じゃねぇか。



昼間なのに、辺りは鳴き声もエンジン音も何も聞こえてこない程の静寂に包まれている。

それがまた、この一触即発の雰囲気を奮い立たせていた。




、、、お先にどうぞ、ファンセさん。
俺らはべプセらしく、短い足で立って待ってるからよ。





正直、相手には勝てるかどうかわからない。
体格は俺より一回り大きく、体型も見る限り俺の2倍は体重がありそうだ。






でも、相手の顔が怒りで満ち溢れ、いま突っかかったら全身の骨折れるんじゃないかっていう勢いに呑まれることはなく。
むしろこのクソデブファンセとやれる事自体、今日だけ、今だけは幸福に感じた。


だって、俺より強いやつぶっ倒したら、俺は今までの自分よりも、さんざん負かされてきた相手にも、両方に勝ったってことになるんだろ?





ひっさしぶりだった喧嘩を前に、アドレナリンが出るのを感じる。
自分が興奮してるのがわかる。
はは、、、速く殺してぇ。







、、、ぶっ殺すぞ!

長い沈黙もようやく終わり、
そう言って先に攻撃をしてきたのは向こうだった。


ビュンッ!
あの体格からは想像もつかないようなパンチが俺の顔の横スレスレで掠った。

っ、、、!やっぱり名の通ってるだけあって強いな。



そんなことを考えてる合間に次の左ストレートが飛んでくる。
ひらりとパンチをかわしていた俺も、不意打ちのパンチにはビビって少し距離をとってしまった。



、、このままだと相手に飲まれるか。





よぉ、、、どおしたんだよ黒砂糖ちゃん。
まさか怖気付いてても出せねぇのか?





、、、あ''ぁ?
だからやなんだよ弱者は。
人が冷静に作戦を練ってるだけで煽ってきやがる。

、、俺も煽ってるから言えねぇんだけどさ。




、、てか黒砂糖とか。
いつの話だよ、それ。俺が大っ嫌いなあだ名なんだけど。




まぁいいか。
早くぶっ殺そ。




相手の話を無視し続けていた俺は、
すぐ様予備動作をせず相手の首に回し蹴りをかます。



ぐっ、、、!?

男は、その回し蹴りがどこから飛んできたのか分からなかったらしい。




、、、あぁこれだよこれ。
予測不可能な攻撃を受けた時のこの驚きと痛みが混ざったような、、、
あぁ、、、最高♡



俺は軽く舌舐めずりをし、また何の躊躇もなく次の攻撃へうつる。



次も、その次も、


男はだんだんパニックになってきているようだった。

そして徐々に交わす気力が無くなってきていることにも気づいてきた。




俺はその姿を見て、また憐れだと思った。




ハァハァ、、、。
膝立ちになって天を仰ぐような体勢をとっている男。




まさか、自分が負けるなんて更々思っても見なかったんだろうな。



他人事のようにうわの空で考えながら、俺は最後にかかと落としを脳天にぶちかましてやった。





久しぶりの喧嘩だった。
アドレナリンがまだ溢れ出てくる感覚が伝わってくる。



俺は喧嘩が終わってからも、なんか家にいる気に離れず、暗い街をずっとフラフラしてた。




もっと喧嘩がしたい。

それだけの感情で、街を徘徊していた。
すると、こんな夜なのに向こうから誰かが走って来ているのが見えた。




、、、ユンギひょん!

おお?ジョングクか。

はい、偶然ですね!
ユンギヒョンがこんな寒い夜に外なんて出ないと思ってたので、少しびっくりです

俺も今日は家から出ないつもりだったんだけどな。

今日はどうしたんですか?

実はさっき久しぶりに喧嘩してきたんだよ

...へぇ〜、、ユンギヒョンが。
すごく珍しいですね。

あぁ。俺の住所知ってるやつだったから
どんなやつなんだろうと思って見に行ったら、、、全然知らん人だった。

あはは!全然知らない人だったんですか!

おう、でもせっかく手紙ももらったし、久しぶりに体動かそうかなと思ったら以外に楽しくてな、
今はなんか家に居る気になれないんだよ。

そうだったんですね。
今のユンギヒョンを見てると、、、負けたってことでは無いですよね?

、、、ばしっ

痛!!

ンなわけねーだろ。
仮にもお前とテヒョンの首輪持つ係だし。

よ、よかった〜、流石ですユンギヒョン。

ん。ありがとな。

、、あ、ユンギヒョン今暇ならうち来ます?
俺一人暮らしなんで全然大丈夫ですよ!

お、マジか。
じゃあ行きたい。

やったー!じゃあユンギヒョン、喧嘩の話してくださいね!!

おう。




久しぶりにテンションが上がってた俺は、そのままジョングクの家に行くことになった。


家に行くのは初めてだけど、まぁ、ジョングクの家だし変な事とかは起きないだろう。




ジョングクと帰る夜道はそりゃ静かで、

道には二人の声しか響いていなくてそれが非日常じみて少し楽しかった。










ーーーーーーーー



ん、、、あれ?
ここはどこだ?


朝起きてみると、明らかに自分の家ではない場所で寝ていた。


、、、あ、そうだ。ジョングクの家に泊まりに行ったんだった。


頭をフル回転させて、昨日のことを思い出す。
まだ寝ぼけてる俺の頭は、昨日のことを思い出すだけで精一杯だった。




隣では、ジョングクがスヤスヤと眠っている。

昨日変わったところといったら多分、ジョングクの家で寝てしまった事くらいだろう。
、、、酔ってたからなにも覚えてないけど、




朝日が上ってから、もう何時間と立っているのだろう。
起きてから何分かぼーっとしてた俺は、もう目を覚まそうと布団から足を出して冷たい床につけた





たって背伸びをしていた所で、ある違和感を感じた。




それは、ジョングクも、俺も上裸で寝てたっていうこと。
夏ならまだ分かるけど、冬なのに二人とも上裸で寝ることなんてあるか?




、、、しかもこれジョングクの下着とズボンじゃね?





そこで徐々に違和感は不思議に変わっていった。



何でジョングクの着てるんだ?俺
昨日は酔ってたから何も思い出せないし、、、



ひょっとして何かこぼしてしまったのか。




そんなことを考えながらリビングに行くと、そこにはまだ昨日空けたつまみやビールが無造作に置かれていた。




昨日何かをしたのであろうその事で俺を着替えさせてくれたジョングクの事を考えると、せめて後片付けくらいは自分がしようと思ったので....俺は上裸のままだが、机の上を綺麗にすることにした。





ふぅ〜、、、終わった。

結構食べたな、流石現役高校生。



相変わらずジョングクは起きず、今日は土曜日という事もあって安心して寝ているのだろう。

いつも朝はかけていると言っていた目覚まし時計の音も、今日だけは聞こえてこなかった。




...さてと、
テーブルの片付けも終わったことで、目が覚めてきた。
そして、自分が上裸だということ。すっかり忘れてしまっていたが、そのせいでさっきから震えが止まらない事を感じて、何か着るものを借りようとこの部屋を徘徊する事にした。





とりあえず用を足すか。


まあ、起きてからまだ1回もトイレいってなかったしな




ジョングクの家のトイレは洗面台の近くにある。
洗面台の近くを通ると、洗濯カゴの中に俺の来ていた服らしきものが見えた気がした。




お、ジョングク洗濯しようとしてくれたのか。





やっぱり昨日なにか零してしまったのだろう。
ジョングクに感謝を感じながらも、自分の服を出して引っ張る。



すると、そこにかかっていたはビールやジュースではなく、、、、何かの白い液体だった。




、、、、????、、、、は?



いや、ちょっと待て、昨日ほんとに何した?

着替えさせたってことは何かがかかったからだけど、、、



これは明らかにジュースではないよな。




俺はまたしても頭をフル回転させていた。


その時だった。


「ユンギヒョン、おはようございます」

ジョングクが起きてきたらしい

「ああ、ジョングクか。おはよう」


「何してるんですか?」



、、ジョングクだったら、昨日起こったことを鮮明に覚えてるかもだよな、、、。


「あ、ジョングク
さっき自分の服を探してたんだけど、この服にかかってる白いのって何だか覚えてるか?」


「ああそれですか、、、、






それ、ユンギヒョンの精子ですね」







、、、、は?

「、、、、は?」




はは、多分今思ってること口に出しましたね。なんて笑うジョングク。



おかしい、なんで笑えるんだ?


「え、ごめん、、、
俺昨日トチ狂ってなんかしたか?」


聞くのも恥ずかしくなってきた。




「ん〜、、、ユンギヒョンがしたって言うか、、、
てか、昨日のこと覚えてないんですか?」



「ああ、、、ごめん、全く覚えてないんだ」


「、、、へぇ〜。そうなんですか」




何故かニヤリとしながら俺の方へ来るジョングク。
俺を見る目がさっきとは売って変わって獲物を狩る猛獣のようで、、、。

あいつはウサギじゃなかったのかよ



「な、なんだよ」


「ユンギヒョン、俺達が昨日したこと、教えてあげましょうか?」



そう耳元で呟くと、ジョングクが自分の手を俺の体に這わしてきた。




「はあ?ち、ちょっと、ちょっと待てジョングガ」


どういう事だ?俺達が昨日したこと、、、

この状況。俺が考えるに昨日したこととは、、、最悪なことなんじゃないか?




「俺ら昨日、、セックスしちゃったんですよ?
ユンギヒョン」


そう耳元で囁きながら俺の前をまさぐるジョングク、




やべぇ、朝から頭まわんねーよ。


「や、ちょっと待てジョング、、、、おい!
その手を止めっ、、、や、、」


俺が声を上げようとしても昨日の今日だからか体が快感に忠実になっていて、思うように抵抗できない。



「んふふ、昨日のユンギヒョン、俺の上でゆさゆさ腰動かしてて最高でした♡」


「!?、、、、んふ」


驚きと恥ずかしさを隠せないでいたら、突然深いキスをされた。
ああ、昨日もこうして流されてしまったのか。


「ジョングガ、、、
もうホントに、、、や、めろっ、、て、
おい!人が話、してるのに、、その、、手を、動かすのをや、め、、ろ!!」



俺がなんと言っても、ジョングクにとってはそれが興奮する材料にしかならないらしい。


「ん〜、ユンギヒョン可愛いです♡」

そう言いながら俺の前をこするこの男は、もっぱら手を止めることなんて考えてないだろう。













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