綿がし記念日
スマホをいじっているアイツが、
「付き合って一ヶ月で記念日とか言う
奴らいるじゃん。そんなの一々必要
無いだろ。」
と言ってきた。更に、
「付き合う日数を記録するんじゃなく
てさ、お互いに何も考えずにただ笑
ったり泣いたり、どうでも良いこと
に幸せを感じることが出来れば良い
んじゃね。」
僕は、うんうんとうなづいた。
そして、机の上に置いていたスマホが鳴り、一件のメールと動画が送られてきた。フワフワな毛並みの真っ白な子犬が、ボールを取りに棚のすきまに挟まってワタワタするという動画で、その下の文には、
『お前みたい。』
と、馬鹿にした感じで書き込まれていた。何故か僕は、怒るよりも先に思わず笑った。
アイツと一緒にいるとどうでも良い事でも幸せに感じるなと、また子犬の動画を見た。
「付き合って一ヶ月で記念日とか言う
奴らいるじゃん。そんなの一々必要
無いだろ。」
と言ってきた。更に、
「付き合う日数を記録するんじゃなく
てさ、お互いに何も考えずにただ笑
ったり泣いたり、どうでも良いこと
に幸せを感じることが出来れば良い
んじゃね。」
僕は、うんうんとうなづいた。
そして、机の上に置いていたスマホが鳴り、一件のメールと動画が送られてきた。フワフワな毛並みの真っ白な子犬が、ボールを取りに棚のすきまに挟まってワタワタするという動画で、その下の文には、
『お前みたい。』
と、馬鹿にした感じで書き込まれていた。何故か僕は、怒るよりも先に思わず笑った。
アイツと一緒にいるとどうでも良い事でも幸せに感じるなと、また子犬の動画を見た。
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